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三遊亭歌太郎さん インタビュー

三遊亭歌太郎さん インタビュー

1982年7月7日生まれ、大田区出身。2017年NHK新人落語大賞受賞。



━調べたところ水泳、文房具屋巡り・・・などなど趣味がたくさんあるようですが。
水泳はたまに泳ぎますね。子供のころ、6年間ぐらいやってました。房具屋は好きなんですよ。筆ペンが好きで、とりあえず試してみようと文房具屋を回ってみるんですけど、ぺんてるが一番です。ネタ帳を書かなきゃいけないので始めました。



━宇宙も趣味?
きょうの枕でも話したんですけどね・・・宇宙はすごいですよ。地球に月がぶつかったわけですよ。わかりますか?それの角度が違えば今みたいになってない。それがちょっとでも違えば人間は生まれてないかもしれないじゃないですか。



━深いですね。子どものころから宇宙に興味があったんですか?
いいえ、暇つぶしにYouTubeを見ていて。



━(笑)。木刀もやられる?
夜な夜な近所で振り回していたんですけど、おまわりさんに見つかると怖いから今は防犯用に仕舞っています。運動用にバットと迷ったんですけど、バットにしとけばよかったと後悔しています。選択を誤りましたね。



━包丁研ぎは?
料理ってほどの料理はしないですけど、包丁を研ぐんです。出刃包丁と刺身包丁があって、それを研いでると落ち着くんです。



三遊亭歌太郎さん



━話は変わりますが、NHK新人落語大賞受賞、おめでとうございます。その後いかがですか?
あんまり変わらないですよね。点数がついたんですけどね、4人10点出してくれて、桂文珍師匠だけ8点。そこが気になりますよね。そこを何とかしなきゃいけないと思います。そうするとあんまり喜んでもいられないっていうのがありますね。



━課題は見つかりましたか?
課題は前々からあるんですけど、やっぱり映像で見るといろいろ気になる部分って出てきますよね。普段映像では見ないので。音はよく聞くんですけど。そういう意味では課題だらけです。見えるものが変わるんですよ。同じ噺をやっていても、1年前とは違うものが見えているし、1年後はまた違うものが見えてくる。そうするとお客さんの好みにはハマらなくなるかもしれない。でもそれはしょうがないですね。



━なるほど。
今回、大賞をもらえたのもほとんど偶然だと思うんですよ。宇宙にしてもまた変なこと言いますけど(笑)、人間じゃない誰かがいたんです。その人が、私をいろいろいい方向にもっていってくれた。台風が来たのもそうだし、順番の抽選もそうだし、やってる最中に高座が動いたのもそう。キャスター式になっててロックがかかってなかったんです。そういういろんな要素が自分にプラスに働いたな、と思いますね。



━高座が動いた時の会場の雰囲気は?
お客さんはほとんど気づいてないと思います。でも「あ、動いた」と思って冷静になれたんです。入りすぎるとやりすぎるタイプなので、入りすぎずに済んだんですよね。話をしてる途中って小さい地震が来てもあんまり気づかないんですよ。



━受賞後、どんな言葉がうれしかったですか?
審査員に柳家権太楼師匠がいて10点つけてくださったんですけど、楽屋で会ったときに「おもしろかったよ」と言ってくれたのが、うれしかったですね。結構厳しい方なんで。その点、文珍師匠は8点ですからね(笑)



━自分以外で気になる芸人さんはいますか?
やっぱり新作やる人は面白いなと思いますね。お笑いのジャンルもいろいろですけど、落語ってすごく特殊だと思うんですよ。一人で動かず喋る。漫才とか二人で掛け合いだからそりゃテレビでも使いやすいだろうし、どうしたってそういうところで落語って難しい部分が大きいと思う。そう考えると落語家がどうやって落語をやっていくのか、のほうが気になる。そうなるとやっぱり新作やる人が気になりますね。A太郎さんとか。



━テレビがご自宅にないとのことですが。
ないですね。そんなに稽古しないですけど、見ちゃうとそればっかりになって脳みそを使わなくなっちゃうと思うんですよ。テレビって情報が出すぎちゃうから。脳みそ使わないと喋れないので、あえて見ないようにしています。



━最後に、自分をアピールするような一言いただけますか?
色紙に書くようにいろいろメモしてあるんですけど、そういうの一番難しいな~。
「親のすね、かじりたいとき、親はなし」
「怖くとも、毎日乗るぞ、体重計」
無視してください(笑)皆さんなんて言ってるんですか?やっぱり面白くないとね・・・コレ、すごい名言だと思うんですけど、下ネタなんですよね・・・



━ちなみに?
「落語はセックス」
やっぱりお客さんと作っていくものなんでね。これはすごいなあと思うんですけど・・・でも使えないでしょ?予備にしておいてください。

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