2020年2月14日掲載分 沢田知可子さんの理想スタイルとは

BS12 トゥエルビで放送中の「スナック　胸キュン１０００％　ママこの人つれて来た！」。今夜のお客さまは、名曲「会いたい」が大ヒットした歌手の沢田知可子さんです。

デビュー前はＯＬだったいう経歴も意外でしたが、「会いたい」にまつわる数々のエピソードをお聞きしました。
もともと渡辺美里さんの「Ｍｙ　Ｒｅｖｏｌｕｔｉｏｎ」のような働く女性たちを応援する歌を歌いたかったそうですが、切ないバラードながら、悲しむ人に寄り添い、聞く人たちを癒やしていくスタイルになっていったそうです。

学生時代はバスケ部で体育会系だった沢田さん。当時歌手を目指すか悩んでいた時、先輩に「俺がお前のファン第１号だから絶対大丈夫。自信を持っていけ」と背中を押してもらったのだそうです。でも、その先輩は１週間後に事故で亡くなられて…。沢田さんは心の整理がつかないまま、デビューの道を歩まれたそうです。

数年後にヒットした「会いたい」には「バスケットボール」とか「あなた死んでしまったの」という歌詞が出てくるなど、自身の過去と重なり、「先輩の分まで頑張ろう」と決心したとおっしゃてました。

「会いたい」の生歌を披露していただいたのですが、背景を知ると聴く時の深みが変わります。沢田さんの歩まれた人生や、私もこれまでの人生で出会った会いたい人が浮かび、出だしから涙腺が緩んで我慢できずに、涙がこぼれ落ちました。
「歌はセラピー」とおっしゃる沢田さん。「歌うことが救いになる」という理想スタイルもお持ちです。「会いたい」は、愛しい人を〝思う〟「Ｉ　ｌｏｖｅ　ｙｏｕ」ではなく、切実に〝想いを馳せる〟「Ｉ　ｍｉｓｓ　ｙｏｕ」だと。
お話を伺いながら表情や声色から優しさが滲み出てましたし、目を合わせて歌ってくださったり。自然と相手の心に寄り添ってくれる沢田さんのように私もママとしてお客さまを癒せる存在になりたいです。