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2019年03月25日公開 ビギナー必見!飲みやすい日本酒の見分け方

ビギナー必見!飲みやすい日本酒の見分け方

日本酒は種類が多いため、自分にとって飲みやすい銘柄を選ぶのは難しいという問題があります。自分好みの日本酒を見つけたいなら、まずは日本酒に関する基礎知識をつけて、日本酒について知ることが欠かせません。ひとつひとつの日本酒の特徴を知って違いを知れば、自分好みの日本酒も見つけやすくなります。この記事では、日本酒の種類や製法、味の違いなどを解説していきます。


1. 日本酒は大きく分けて2種類ある

日本酒は大きく「純米酒」と「本醸造」のふたつにわけることができます。純米酒と本醸造は、原料に醸造アルコールが含まれているかいないかによって大別されています。まず、純米酒は、米・米こうじ・水が原料です。純米酒に関しては、この3つを原材料とすることによって、米が持つ独特の香りや風味を楽しめ、コクのある日本酒に仕上げることができます。一方、本醸造は米・米こうじ・水・醸造アルコールが原料です。本醸造の日本酒は香りが立ち、スッキリとした味わいになります。醸造アルコールが添加されているというと、それだけで「安い酒」や「美味しくない酒」というイメージが持たれがちです。しかし、醸造アルコールを添加することによって、味が整ったキレのある日本酒になるというメリットもあります。


2. 日本酒は製法によって呼び方が異なる

日本酒は原料のほかに、製法によっても呼び方が異なります。日本酒のラベルを見ていると、個々の日本酒の名前以外に、「吟醸」や「醸造」などの記載があります。吟醸や醸造などの呼び方は「特定名称」といわれ、製法によって区別されるものです。この特定名称に関しては、主に日本酒の原料である米の削り方によってわけられています。日本酒を造る場合、米をそのままの状態で使用するわけではありません。米の中心にあるデンプン質には、甘みがつまっています。そのため、米を削って中心のデンプン質を使って日本酒を作ることで、甘みのある日本酒に仕上げることができます。

ただ、米の中心部のデンプン質をたくさん使って日本酒を作ろうとすると、米のまわりのタンパク質を多く削る必要があります。米の削り方は「精米歩合」と呼ばれており、米のまわりをたくさん削って精米歩合を小さくするほど、同じ量の日本酒を作るにしても多量の米が必要となります。そのため、精米歩合が小さいものほど、日本酒の値段も高くなる傾向にあるのです。


2-1. 純米大吟醸酒

純米大吟醸酒は、醸造アルコールを添加せずに造られた純米酒です。純米大吟醸酒は精米歩合が50%以下と決められており、吟醸造りをしていることが要件といわれています。加えて、吟醸とは、米を長時間低い温度で発酵させる手間のかかる作り方のことをいいます。非常に手間がかかるタイプの日本酒であるため、吟醸酒のなかでも純米大吟醸酒は最もグレードが高い日本酒といえるでしょう。また、純米大吟醸酒はフルーティーな香りと、スッキリとした端麗な味わいが特徴です。純米大吟醸酒は精米具合が低いため雑味がなく、固有の香味と色沢が特に良好という特徴も見られます。


2-2. 純米吟醸酒

純米吟醸酒は醸造アルコールなしで作られており、精米歩合は60%以下が要件となっている日本酒のことです。純米吟醸酒の精米歩合に関しては、「特別純米酒と同じ」と義務づけられています。したがって、純米吟醸酒と特別純米酒では、酒質に差がないものも実際には見られるのです。また、純米吟醸酒と名前が似ている日本酒として、純米大吟醸酒と呼ばれる種類のものが挙げられます。純米吟醸酒と純米大吟醸酒は製法は同じです。しかし、精米歩合の基準は、純米大吟醸酒50%以下と異なります。純米吟醸酒に関しても、フルーティーな香りとスッキリとした端麗な味わいが特徴といえるでしょう。


2-3. 特別純米酒

特別純米酒は醸造アルコールを添加しておらず、米や米こうじを原材料として作られた日本酒のことをいいます。特別純米酒に関しては、精米歩合が60%以下、または特別な製造方法の純米酒として分類されています。ここでいう「特別な製造方法」とは、「木槽しぼり」や「長期低温熟成」などの製造方法を指しており、明確な基準はありません。加えて、たとえば、特別純米酒の原料として使用している米が「有機米のみを使用」などという場合にも、「特別な製造方法」にあたるといわれています。

また、特別純米酒と純米吟醸酒を見てみると、原材料、精米歩合の両方が同じという点が特徴です。ただし、特別純米酒と純米吟醸酒とでは、コンセプトが異なるといわれています。まず、特別純米酒は雑味が少なく、スッキリとした香味に仕上がることを目標として作られている日本酒です。しかし、特別純米酒の場合はスッキリとしたなかにも、純米らしい旨味やコクを感じる濃醇な味わいも特徴のひとつとされています。さらに、特別純米酒は原材料の種類によって酒質に違いが出るという側面があります。一方の純米吟醸酒は甘い香りをコンセプトとしている日本酒が多く、あくまでも吟醸香を感じながら飲んでもらうことが目的といえるでしょう。このように、ラベルや名称に着目すると、コンセプトの違いを理解することができます。


2-4. 純米酒

純米酒は醸造アルコールの添加がなく、米・米こうじ・水のみが原料で作られています。そのため、純米酒は旨味やコクを感じられる、濃醇な味わいが特徴の日本酒といえるでしょう。ただ、醸造技術が進歩したことにより、コクがあるタイプの純米酒だけでなく、スッキリとした味わいの日本酒も出まわるようになってきました。

加えて、純米酒には精米歩合の規定がありません。以前、純米酒の精米歩合は70%という要件が定められていました。しかし、2004年以降は精米歩合の規定はなくなり、米と米こうじを原料として作られた清酒はすべて純米酒の表示で販売することが可能となったのです。このことにより、純米酒に関しては、それぞれの精米歩合の特徴を活かした日本酒が作られています。


2-5. 大吟醸酒

大吟醸酒は、製造過程で10%未満の醸造アルコールを添加しています。大吟醸酒を作る過程で醸造アルコールを添加するのは、増量することを目的としているわけではありません。発酵中の酵母に醸造アルコールが影響を与えることによって、より美味しい日本酒を作ることを目的として添加されています。

また、大吟醸酒は精米歩合が50%以下の日本酒しか名乗ることができないという要件があります。さらに、「吟醸」とは、吟味して醸造することを指している言葉です。吟醸造りでは、米を長時間にわたって低い温度でゆっくりと醗酵させていき、かすの割合を高くしていきます。吟醸造りをすることによって、特有の華やかな香りが感じられるようになるのです。吟醸造りは手間のかかる日本酒の作り方ではありますが、手間がかかっているぶん大吟醸酒の値段は高くなる傾向にあります。

また、大吟醸酒に関しては、フルーティーな香りとスッキリとした端麗な味わいも特徴です。大吟醸は精米歩合が50%以下と低いことから、雑味がない日本酒が多いともいわれています。加えて、大吟醸酒は醸造アルコールによって発酵中の酵母の旨味を引き出していくことから、純米大吟醸よりも香りが立つ傾向にあります。


2-6. 吟醸酒

吟醸酒についても、米重量の10%未満の醸造アルコールが添加されている日本酒です。加えて、吟醸酒の精米歩合は60%以下であることが要件となっています。吟醸酒と大吟醸酒に関しては、製法が同じであるにもかかわらず、精米歩合が異なる点が大きな特徴のひとつといえるでしょう。また、吟醸酒はフルーティーな香りと、スッキリとした端麗な味わいが特徴の日本酒です。吟醸酒の場合は、醸造アルコールによって発酵中の酵母の旨味を引き出すため、純米吟醸酒よりも香りが立つという特徴が見られます。したがって、日本酒の香りを楽しみたい人には、吟醸酒がおすすめです。


2-7. 特別本醸造酒

特別本醸造酒は、米重量の10%未満の醸造アルコールが添加されています。また、特別本醸造酒の場合、精米歩合は60%以下、または特別な製造方法の醸造酒という点が要件となっています。ここでいう「特別な製造方法」に関しても明確な決まりはなく、それぞれの蔵の裁量に任されている点も特徴のひとつといえるでしょう。特別本醸造酒のなかには、純米酒に近い香りを持つものも含まれます。しかし、アルコール分を強く感じるものも見られます。


2-8. 本醸造酒

本醸造酒は醸造アルコールが米重量の10%未満で添加されている日本酒のことをいいます。これは、普通酒と比較すると少ない量といえるでしょう。また、本醸造酒の精米歩合は70%以下と基準が設けられています。具体的には、原料となる米1トンあたり、120リットル以下の醸造アルコールを添加した日本酒のことを本醸造酒と呼んでいます。本醸造酒に関しては、香りや風味は純米酒に似ている点が特徴のひとつです。しかし、端麗で軽やかな味わいも楽しむことができます。


2-9. その他の日本酒(普通酒)

日本酒を「純米酒」や「本醸造酒」と大きくふたつに分類し、さらに「純米大吟醸酒」や「特別純米酒」、「大吟醸酒」、「特別本醸造酒」などと分類したものは「特別名称酒」と呼ばれています。特別名称酒に関しては、酒税法によって細かく8つの種類に分類されており、これらの違いは主に原料や製造方法などの違いといわれています。ただ、日本酒のなかには特定名称酒に含まれない「普通酒」と呼ばれるものもあるのです。

普通酒については「一般酒」とも呼ばれており、日本酒全体のおよそ70%を占めています。また、普通酒には米重量の10%以上、50%以下の醸造アルコールが添加されています。また、普通酒においては、精米歩合の規定はありません。したがって、原材料や製法などの違いで、普通酒に分類されている日本酒のなかでも製品によって風味はさまざまであるという特徴が見られます。

普通酒は、日本酒を手頃な価格で楽しみたいという人に親しまれていることから、日常的に楽しめる酒として浸透しているといえるでしょう。普通酒を選ぶとき、ラベルを見ていると、「特選」や「上撰」、「佳撰」などのランク付けがされているものがあることがわかります。これは、メーカーが商品を選ぶときの目安として独自にランク付けをしたものであるため、普通酒を選ぶときの参考にしてみると良いでしょう。


まとめ

日本酒にまつわる基本的な知識を持っていると、ラベルを見ただけで大まかな味をイメージすることができるようになります。ただし、選んだ日本酒が「自分好みか」、また「飲みやすいか」という問題は、人それぞれといえるでしょう。

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