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2019年02月27日公開 日本酒を飲むならおちょこを選べ!酒器が酒の味を変える

日本酒を飲むならおちょこを選べ!酒器が酒の味を変える

日本酒をたしなむときに使う酒器といえば、徳利のほかにおちょこが挙げられます。おちょこといっても種類はとても多く、素材や形状、容量などさまざまなものがあるので、選ぶときにはどれがいいのかと迷ってしまうかもしれません。そこで、この記事ではどんなおちょこを使って飲むと日本酒をおいしく楽しめるのかについて詳しく説明します。


おちょことはどういう酒器?

おちょことは、日本酒を飲むときに使われる小さな酒器です。日本酒のアルコール度数はとても高く、20度前後もあります。製造過程に蒸留があるウィスキーやテキーラなどの蒸留酒に比べれば、アルコール度数はそれほど高いとはいえません。しかし、日本酒は原料であるお米をアルコール発酵させて造られています。蒸留の過程がない醸造酒としては、お酒の中で日本酒がもっともアルコール度数が高いのです。

高いアルコール度数の日本酒をストレートで飲むときには、ビールやチューハイなどを飲むときとは勝手が異なります。ビールやチューハイを飲むときのように、大きなグラスなどに入れて一気にゴクゴクと飲むのは難しいでしょう。日本酒をたしなむときは、少量のお酒を少しずつ飲むのが一般的です。

どんなものをおちょこと呼ぶのかに関して、形状や大きさ、材質などに関して特に定義は定められていません。おちょこの形状は、筒のような形状のものや丸い形のもの、逆三角錐のものなどさまざまです。材質は陶器製が多いものの、錫製やガラス製のおちょこもあります。


おちょことぐい吞みはどこが違う?

日本酒を飲むときには、おちょこではなく「ぐい吞み」を使っているという人もいるかもしれません。おちょこもぐい吞みも、どちらも日本酒を飲むときに使う酒器です。ぐい吞みというネーミングは、「グイっと飲む」ことから来ているといわれています。そのため、ぐい吞みはおちょこよりもお酒が多めに入るサイズの酒器と考えられます。おちょことぐい吞みは、基本的には大きさに違いがあるだけなのです。この二つを区別する厳密な定義はないので、大きめのおちょこのことをぐい吞みというと考えることもできるでしょう。徳利とセットになっている酒器に関しては、ぐい吞みではなくおちょこと呼ぶことが多いようです。

おちょこにどれだけ日本酒が入るかは、「1勺おちょこ」のように「勺」という単位を使って容量を表します。おちょこのサイズは、1勺(18ml)か2勺(36ml)、または4勺(72ml)が一般的です。一方、ぐい吞みの場合は50ml前後から1合(180ml)も入るものまで、サイズには幅があります。おちょこと区別がつかないような、小さめのサイズのぐい吞みもあります。


おちょこ選びのポイント1.材質

おちょこを選ぶときには、どんな材質が使われているのかに注目しましょう。おちょこの材質によって、持ったときの手触りや温度の伝わり方、日本酒の風味の伝わり方などに変化が出るからです。おちょこの素材としてよく使われているのが、陶器です。陶器はざらざらとした手触りで、口に当たる部分に厚みがあります。熱の伝導率が低いため、陶器のおちょこだと中に入っているものの熱さや冷たさを感じにくくなります。日本酒の味を柔らかくする特性もあり、オールマイティに使える凡用性の高いおちょこです。

おちょこには、磁器のものもあります。磁器のおちょこは硬く、触れたときにひんやりと冷たい感じがするのが特徴です。飲み口の部分を薄くすることができるので、手で持ったときも唇で受けるときもつるりとした感触です。磁器も陶器と同じように、オールマイティに使えます。ガラス製のものは透明感があり、目から受ける印象が大きいでしょう。味覚だけでなく、視覚によっても日本酒を楽しめます。涼し気な見た目は、冷酒や微発泡酒などとの相性が抜群です。目を閉じて触れると、磁器に似てつるりとした感触があります。繊細なガラスは日本酒の味をダイレクトに伝えるため、風味をしっかりと感じたいフルーティなお酒と合わせるのがおすすめです。

木の漆が施された漆器のおちょこは、柔らかい手触りで温かみがあります。熱を伝えにくい性質があるので、冷酒や熱燗を飲むときにはおちょこを持つ手が感じる温度と、実際に口に入ってくる温度との間に差があります。木のソフトな持ち味により、フルーティなお酒はよりまろやかになり、しっかりした味わいのお酒はやさしくマイルドな口当たりになるのを感じるでしょう。また、銅や錫などの金属製のものには、熱伝導率が高い性質があります。手で感じたときの温度とほとんど同じ温度で、違和感なく日本酒を味わえます。ハードな印象のある金属製のおちょこには、素材に負けないようなしっかりした味わいの日本酒がぴったりです。


おちょこ選びのポイント2.容量

おちょこのサイズに迷ったときは、飲む量に合わせるのがポイントです。飲む量が少ないときや、少しずつ注いでゆっくりと飲みたいときには小さなサイズのおちょこが向いています。その反対に、何回も注ぐのを面倒に感じるなら、大きめのサイズを選びましょう。

よく飲む日本酒の種類からサイズを選ぶこともできます。吟醸酒や純米酒を飲むことが多いなら、そのしっかりとした豊かな香りやふくよかな旨味を存分に堪能したいものです。そんなときは、風味を楽しみながら少しずつじっくり飲めるように、小さめのおちょこを選びます。また、冷酒で飲むか熱燗で飲むかという、日本酒の温度によってもふさわしいサイズは異なります。冷酒または熱燗の場合には、小さいサイズのほうが温度は変化しません。冷酒がぬるくなってしまう、または熱燗が冷めてしまうなどということがないように、温度が変わってしまう前に飲み切れる少なめの容量のものが向いています。おちょこよりも大きいぐい吞みサイズは、温度変化の心配がない常温で飲むときに使いましょう。


おちょこ選びのポイント3.形状

おちょこの形状は見た目や持ちやすさはもちろん、日本酒の香りや味わいにまで影響を与えます。まず注目したいのは、飲み口の形状です。飲み口の広さによって、注いだ日本酒の表面の面積が異なるため、香りの広がり方が変わってくるのです。飲み口が狭いおちょこは、すっきりとした飲み口になります。一方、飲み口が広いと香りが立ち上りやすく、濃厚に感じられるでしょう。

飲み口の厚さによっても、唇や舌で感じる温度や感触が変化します。口が狭くて下の部分が広くなっている、丸みを帯びたつぼみ型のものは、香りを閉じ込めやすいおちょこです。香りがそれほど強くないお酒でも、しっかりとした味わいを楽しめます。口と胴の部分の広さが変わらない縦長で筒形のおちょこは、味や香りにそれほど影響を与えません。そのため、風味の強い吟醸酒や大吟醸を味わうときには、少し物足りなく感じることもあるでしょう。香りも味もしっかり感じたいなら、おわん型のものを選ぶのがポイントです。飲み口が広いおわん型なら、注いだ日本酒と空気が触れる面が多く、ダイレクトに日本酒の風味を楽しめます。さらに、特に香りを強く感じたいときにはラッパ型のおちょこがおすすめです。逆三角形で容量の割に飲み口が広いラッパ型なら、おわん型のものよりも香りがさらに強まります。華やかな香りをじっくりと楽しみたい吟醸酒を飲むときには、ぜひラッパ型のものを選んでみたいものです。


まとめ

おちょこは、日本酒をおいしく飲むための工夫が施された酒器です。おちょこを選ぶときには、材質や容量、形状などとお酒との相性を考えて選ぶことが大切です。日本酒の好みや飲み方に合わせておちょこをこだわって選べば、日本酒の持つ風味をいっそう引き出し、お酒をたしなむ時間をより楽しいものにできるでしょう。

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