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2019年02月15日公開 ラベルを見れば多くがわかる!日本酒選びに役立つポイントとは?

ラベルを見れば多くがわかる!日本酒選びに役立つポイントとは?

日本酒を選ぶときに選定ポイントの1つとなるのが、瓶に貼ってあるラベルです。日本酒のラベルにはたくさんの情報が書かれているので、選ぶときにはしっかりチェックしたいものです。とはいえ、ラベルを見ても何のことかよくわからないという人も多いでしょう。そこで、この記事では日本酒のラベルの見方についてくわしく説明します。


日本酒ラベルにおける3つの種類

日本酒のラベルは、大きく3つの種類に分けられます。その1つ目は、瓶の正面に大きく貼ってある表ラベルです。表ラベルは、いわば日本酒の顔ともいえる重要な部分です。大抵の場合、大きな字でその日本酒の銘柄や商品名が書かれていて、何のお酒なのかがひと目でわかるようになっています。この字体やデザイン、色合いなどは、各銘柄によってさまざまです。筆で力強く手書き調で書かれた和風のものもあれば、おしゃれに印刷されたワインかと思うような洋風のものもあります。字体が和風のものは和紙のような質感のラベルを使うなど、ラベル全体の雰囲気が統一されていることも多いです。表ラベルは、日本酒を製造している各蔵元の個性や主張がよく表れる、とても大切なものです。お酒が好きな人の中には、まるでCDをジャケットのデザインで選ぶ「ジャケ買い」をするかのように、日本酒を表ラベルのデザインで選んで「ラベル買い」する人もいます。

表ラベルに書かれているのは、大抵の場合、銘柄や商品名だけです。しかし、その近くをよく見てみると、「本醸造酒」「吟醸酒」「純米大吟醸酒」などといった日本酒の分類が記載されていることもあります。さらに、アルコール度数や製造時期、容量などの情報が記載されていることがあります。

ラベルの2つ目は、肩ラベルです。肩ラベルとは、表ラベルの上の部分に貼られている、小さめのラベルのことです。瓶が細くなる部分の、ちょうど瓶の肩あたりに貼られることが多いので、肩ラベルと呼ばれています。肩ラベルには、産地や使用している米の種類、製造方法など、特にアピールしたい日本酒の特徴が書かれています。たとえば、「無ろ過生原酒」「本醸造樽酒」「特別純米無ろ過生原酒」などです。肩ラベルは斜めに貼られていることが多く、ぱっと目につきやすい部分です。蔵元が特に飲み手に伝えたいことが短く書かれているので、お酒を選ぶときにはぜひ注目してみましょう。

3つ目は、裏ラベルです。表ラベルや肩ラベルを見てその日本酒の大まかな特徴をつかんだら、次は裏側にあるラベルに注目してくわしい情報を読み取ってみましょう。表ラベルを日本酒の顔とするのであれば、裏ラベルはいわば日本酒の履歴書です。まるで履歴書のように、その日本酒についての情報をたくさん伝えています。何を使って、どこで、どんなふうに造られたのかなどがわかるのです。裏ラベルに記載されている情報の中には、表示義務が課されているものも多くあります。この裏ラベルに記載されている情報の意味をつかめるようになれば、日本酒選びがスムーズにできるようになるでしょう。


表示義務のある10個の項目

日本酒のラベルはどのようなものでも良いというわけではなく、記載する内容には一定のルールがあります。具体的にいうと、日本酒のラベルには表示しなければならない必須項目が10種類あります。1つ目は、清酒か日本酒かということです。酒類の品目として、清酒なのか日本酒なのかを明記しなければなりません。2つ目は、原材料名です。原材料名には水を記載する必要はなく、そのほかの原材料が多い順に記載されています。日本酒で使われる原材料の数は少なく、多くの場合米と米麹だけです。「五百万石」「山田錦」といった米の品種を記載したいときは、原料米のうちその米の使用割合が5割以上であれば記載できるというルールになっています。

3つ目は、製造時期です。勘違いしやすい点ですが、ここでいう製造時期とはその日本酒が造られたときのことではなく、瓶に詰めて出荷できる状態になったときのことです。そのため、製造時期だけを見てそのお酒が古酒なのか新酒なのかを判断することはできません。お酒が造られた後、長い時間が経ってから瓶詰めされた可能性もあるからです。また、賞味期限と間違えてしまうことも多いので注意しましょう。

4つ目は容量、5つ目はアルコール度数です。一升瓶であれば、容量は1800mlです。それよりも小さい、4合瓶の720mlのものもよく出回っています。飲み切りやすい300mlの小さなサイズのものもあります。アルコール度数についていえば、日本酒は加水をして15度前後で販売されるのが一般的です。しかし、中には加水をしていない、20度ほどの原酒の日本酒もあります。ビールやチューハイなどと比べると日本酒のアルコール度数は高めなので、念のために確認しておきましょう。軽やかに飲める10~14度の、低アルコール度数の日本酒もあります。

6つ目は製造者の名称とその所在地で、日本酒を造った蔵元の情報が記載されています。7つ目は、保存または飲用上の注意事項です。「冷暗所に保管し、お早めにお飲みください」「常温」「要冷蔵」などと書かれます。8つ目は未成年飲酒防止に関する表示で、これは日本酒に限らずすべてのアルコール飲料に表示が義務づけられています。「未成年者の飲酒は法律で禁止されています」「お酒は20歳になってから」などという注意書きを添えなければなりません。

9つ目に、輸入品である場合には原産国名を表示します。日本酒といっても製造場所は国内に限らず、海外でも製造されています。その日本酒を輸入する際には、原産国名の表示がなければなりません。最後に、外国産の清酒を使用したものは、その旨を表示します。日本国内で製造した場合でも、この表示は必要です。国産の清酒と外国産の清酒の両方が使われている場合は、その割合も記載する必要があります。


清酒と日本酒の違い

ラベルの表示項目の1つ目で取り上げた通り、日本酒には酒類の品目として、清酒と日本酒とがあります。清酒とは、酒税法において「日本酒」を指す言葉です。清酒とはアルコール度数が22度未満で、米や米麹を原料として発酵させたうえで、こした酒のことです。原料には必ず米を使用していなければならず、「こす」という過程も経なければなりません。清酒という言葉のイメージから、にごりがない透明の澄んだお酒のことを清酒というと思っている人も多くいます。確かに、清酒の定義には「こす」過程が含まれているので、清酒の多くはにごりがなく澄みきったものです。しかし、にごりのあるお酒でもこの「アルコール度数が22度未満で、米麹を原料として発酵させたうえで、こした酒」という定義に当てはまれば、清酒となります。

一方、日本酒とは米を原料に使用して醸造されたお酒の総称です。つまり、日本酒という大きなカテゴリーの中に、清酒という種類があるのです。そのため、少しややこしくなりますが、清酒は日本酒であるといえます。ただし、日本酒には清酒だけでなく、ほかにも種類があります。たとえば、どぶろくと呼ばれるにごりのあるお酒です。どぶろくには「こす」過程がないので、日本酒ではありますが清酒ではありません。


味を知るための2つの要素

日本酒の味を決める要素の1つは、日本酒度です。日本酒度とは、その日本酒に含まれている糖分の量を表す数値で、甘口か辛口かを知る手がかりとなります。+6~-6と表記され、数が大きいほうが辛口、少ないほうが甘口です。+6は大辛口、+5.9~+3.5は辛口、+3.4~+1.5はやや辛口です。+1.4~-1.4は普通となります。甘口が好きであるなら、マイナスの表示のものを選びましょう。-1.5~-3.4はやや甘口、-3.5~-5.9は甘口、-6は大甘口となります。甘いか辛いかは日本酒の味を決める大きな要素なので、この数値はとても大切です。

2つ目の要素は、酸度です。日本酒に含まれている、リンゴ酸や乳酸、コハク酸などの酸の量を表しています。酸と聞くと「酸っぱい」というイメージを持つ人が多くいますが、酸度が高いからといって酸っぱさを感じるわけではありません。酸度が高いと濃厚な味わいとなり、酸っぱさではなく辛みを感じます。一方、酸度が低いものはキレのある口当たりとなり、甘さを感じます。目安としては、酸度1.5以上が「濃醇」で、1.5以下が「淡麗」です。


味わいと香りを知るための2つの要素

日本酒の味わいと香りには、2つの要素が関係しています。その1つは、原材料です。日本酒の原材料といえば米ですが、その米の種類は日本酒の味わいを大きく左右します。たとえば、日本酒造りに適した米としてよく知られているのは、山田錦や五百万石、美山錦といった銘柄です。山田錦を原料に日本酒を造ると、まろやかでキメが細かく、香り高い日本酒ができ上がります。五百万石を使用したものは、キレのある淡麗な味わいです。美山錦を原料にすると、香りはそれほど強くありませんが、辛みが少なくなり原料の米の味わいをしっかりと感じることができます。

味わいと香りに影響する2つ目のものは、精米歩合です。精米歩合は、日本酒の製造過程で削られる米の割合を表しています。精米歩合が60%と記載されていれば、米を40%削って使用しているということです。精米歩合が低いものほど削られる米の割合が高く、米粒の中心部分が多く使用されています。米粒の中心を使用すると雑味が少なく香りが豊かになるので、精米歩合が低いほど上等なお酒と判断できるのです。日本酒の風味をしっかり楽しみたいときは、精米歩合に注目して数値が低いものを選ぶと良いでしょう。精米歩合が60%以下のものは吟醸酒、50%以下のものは大吟醸酒と呼ばれています。


まとめ

日本酒と言っても、清酒やにごり酒などさまざまな種類のものがあり、辛みやアルコール度数、風味もそれぞれ異なります。日本酒の好みは人によって大きく異なるので、自分の好きな味わいのものを見つけましょう。そのうえで重要な手がかりとなるのが、本体に貼られているラベルです。ラベルに記載されている情報を正しく読み取って、自分の好みに合った日本酒を探しましょう。

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