
お酒好きのなかで、特に日本酒が好きな人にとって気になる問題があります。それは「日本酒はカロリーが高いらしいから太るのではないか」という噂です。日本酒によっては甘くて濃厚な独特な味わいのものもあるため、カロリーが高いと思っている人もいることでしょう。では、日本酒は本当にカロリーの高いものなのでしょうか。今回は、日本酒のカロリー、そして、太ることを気にせず日本酒を楽しく飲む方法を紹介します。
日本酒のカロリーは?他の食べ物と比較してみよう
食べすぎ飲み過ぎはダメ!太りやすい日本酒の飲み方とは?
エンプティカロリーだから太らない?飲み過ぎはやはり太る
太らない日本酒の飲み方1:空きっ腹で飲まない
太らない日本酒の飲み方2:ゆっくり飲む
まとめ
日本酒には、実際にどれくらいのカロリーが含まれているのでしょうか。日本酒の一合は分量にすると、とっくりの約一本分にあてはまります。一合は、日本酒の摂取量の基準として昔から使用されている基準です。そのため、日本酒は一合でどれくらいのカロリー量があるかを確認するとわかりやすいといえます。一合は量でいうと約180mlです。しかし、日本酒180mlがそのまま180gになるわけではありません。日本酒180mlの重さをそのまま計測すると、180gより若干重い数字が出ます。
日本酒は、全国にはさまざまな銘柄や種類があります。日本酒のカロリーをそれぞれ180mlの量で調べた場合、普通酒は196kcal、純米酒は185kcal、吟醸酒は187kcalという数字です。これらの数字が高いのか低いのかを調べる方法は、他の食べ物180gと比較することです。
白米180gに含まれているカロリーは301kcal、お茶碗一杯分の白米は約150g、大盛りだと約200gです。そのため、日本酒一合のカロリーはお茶碗一杯の白米とほとんど同じカロリーで、同じ量180gで比較すると日本酒より白米のほうがカロリーは高いということです。白米以外では、焼いたするめいか、生のささみ、水煮のホタテなどが日本酒一合とほぼ同じカロリーとなっています。それぞれのカロリーは順番に196kcal、205kcal、180kcalです。
日本酒は、同じ量で他の食べ物と比較した場合、それほどカロリーは高くありません。では、なぜ日本酒を飲むと太るというイメージがついてしまったのでしょうか。日本酒だけを飲み続けていてもカロリー量の多くないために、それほど太る心配はありません。太るのは日本酒と一緒に食べるつまみやおかずが原因なのです。
居酒屋などにお酒と料理が楽しめる店に行くと、メニューには美味しそうな料理が並んでいます。そのため、あれも食べたいこれも食べたいという欲求にかられ、たくさんのものを注文してしまいがちです。そして、揚げ物など脂っこくて塩分が多いものばかり食べてしまうと、喉が乾いてますます酒がすすみます。人間の身体はアルコールを摂取すると、胃の動きである「蠕動(ぜんどう運動)」が活発になります。空腹の状態でアルコールを体内に取り込むと、この運動が活発になり食欲が増進されるという仕組みです。
お酒の席で、美味しい料理が用意されると「お酒を飲む・食がすすむ・ますますお酒を飲む」という循環が生まれ、通常より食欲が増してしまいます。その結果、次々と食べ物を摂取して体重が増加してしまうのです。よって、日本酒を飲む場合、日本酒ではなく一緒に食べる食べ物の量に注意しなくてはいけません。食べるのはかまいませんが、脂っこくて塩辛いものばかり食べるのはやめて、バランスの良いメニューを心がけることが必要です。
日本酒は太るという説がある反面「太るのは嘘。なぜなら日本酒はエンプティカロリーだから」という説を唱える人もいます。エンプティカロリーとは「栄養素が含まれていないために体内に蓄積されないカロリー」と定義されています。日本酒は本当にエンプティカロリーとしてカテゴライズされるものなのでしょうか。正確にいうと日本酒にも決して多くはないのですがカロリーはあるので、エンプティカロリーには分別されません。
日本酒がエンプティカロリーの扱いをされているのは、他の食べ物・飲み物と違い栄養素がほとんどないからです。日本酒にはたんぱく質、糖質、脂質などの栄養素が含まれていません。日本酒に含まれているアルコールは、体内に入っても消化はされず肝臓で分解されて、最後は炭酸ガスと水になります。そのため、他の栄養素のように体内に蓄えられるということがないのです。
しかし、日本酒に含まれたアルコールには、中性脂肪を増やす働きがあります。中止絵脂肪が増加して運動不足などで燃焼されないままでいると脂肪細胞が大きくなり、その結果、生じるのが肥満化です。中性脂肪がたまり、カロリーも少量ながら含まれているので、日本酒を過剰摂取すれば太る可能性があります。
太るのを気にせず日本酒を楽しく飲む方法は、空腹の状態で飲まないことです。胃が空っぽの状態でアルコールを摂取すると、胃の活動が活発になってしまい食がすすみ、たくさん食べてしまいます。また、空きっ腹の状態で日本酒を飲むとアルコールの吸収が早くなります。吸収率がよくなると体内に取り込まれたアルコールが中性脂肪に変わる運動が促進され、太る原因になるのです。
アルコールの吸収が早くなると、それだけ酔いも早くなります。酔いが激しくなると自制が働きづらくなり、飲む・食べるペースがセーブできなくなるだけでなく、他のお客様への迷惑行為や嘔吐を招くこともあります。せっかくの楽しいお酒の席が台無しになる可能性もあるので、空腹の状態で日本酒を飲むのは避けましょう。
お酒の席では、食べる料理にも気を使いましょう。お酒の席では最初に揚げ物など油物をお腹に入れるのがおすすめです。その理由は、油物はアルコール吸収の早さを抑制させる作用があるからです。しかし、空っぽの胃袋にいきなり刺激の強い油っこい食べ物を摂取すると、胃に刺激を与えて気持ち悪くなる場合もあります。ですから、油物の前にサラダや豆腐、漬物など胃に優しいあっさりしたものをある程度胃に入れて、その後に油物を食べるという流れがおすすめです。アルコールの浸透を抑える働きをする油物ですが、油物自体カロリーの高い食べ物なので食べ過ぎてはいけません。
お酒の席が楽しい場合、つい飲むペースも早くなってしまいがちです。飲むスピードが早いと食べる量も増えて、太る原因となります。食べるペースが早くなると、満腹中枢を刺激して満腹感を脳に与える前に、多くの食べ物を摂取してしまうという現象が起きます。「早食いは太る」といわれているのは、そのためです。飲むペースが早いと酔うのも早くなるので、太らないため・楽しいお酒の席を楽しみたい場合は、ゆっくり飲むように心がけましょう。
飲んだり食べたりをゆっくり行うことは、エネルギー消費量を増加させることにもつながります。食べ物やお酒をゆっくり摂取することによって生じるのは、食後のエネルギー消費量である「食事誘発性体熱産生」の増加です。この消費量が多ければ、食後に自然に体内で栄養素の消化・吸収の働きが促進されます。また、ゆっくり食べたり飲んだりすることで、その最中に満腹中枢が刺激され、それほど多くない摂取量でも満腹感を得られることができるのです。
カロリーが多いという意見もあればまったくカロリーがないから太る心配もないという意見もある日本酒ですが、結論は「それほど多くないカロリー量ではあるが、決して0カロリーではない」ということです。つまり、他の食べ物や飲み物と同様に、飲みすぎると太ってしまい身体によくないということになります。他のお酒にはない独特な味わいに魅了され、多くの人に愛されている日本酒ですが、飲み方を間違ってしまうと肥満を招き体調も崩します。節度を守った飲み方をすれば、太ることを気にせずに楽しく日本酒を味わうことができるでしょう。
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