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2019年02月07日公開 日本酒の飲み放題を存分に楽しむ!種類や美味しい飲み方を押さえよう!

日本酒の飲み放題を存分に楽しむ!種類や美味しい飲み方を押さえよう!

好きな種類の酒を満足のいく量まで飲むことができる飲み放題というシステムは日本酒好きにとって、まさに天国のようです。飲み放題は、ただひたすら日本酒を飲んで喉を潤す目的だけのために利用することもできますが、さまざまな種類の日本酒を楽しむ場としても活用できます。飲み放題のシステムを上手に活かして、いろいろある日本酒の種類や飲み方を試してみるとよいでしょう。


日本酒の飲み放題におけるメリット

日本酒を注文する場合、1合や1升など単位ごとに価格が決められていて、自分が欲しい量だけ頼むことが一般的です。今日は1合だけなどと事前に心に決めている場合には別ですが、特に何も決めずに飲み始めると無意識のうちに飲み進めてしまうことは、日本酒好きなら少なくありません。しかし、お店で出す日本酒の料金は一般的に安いものではないため、好きなだけ飲んでいると、あっという間に酒代がかさみ、思いのほか外食費が高くついてしまうことは多いものです。

一方、飲み放題は、注文できる時間や種類などが決められていることは多いもののルールの範囲内あれば、どれだけ飲んでも料金は変わりません。そのため、好きなだけ日本酒を飲みたいと思う人にとっては、支払いを気にすることなく楽しめるというメリットがあります。また、仕事の仲間や友人たちと一緒に食事に行った際には、誰がどれだけ飲み食べしたかの判断が難しいため、割り勘にするケースは少なくありません。本当は、日本酒の量や種類をたくさん楽しみたくても、後で割り勘にすることを思えば、自分だけたくさん注文する行動は気を遣うものです。しかし、飲み放題であれば、同伴者に気兼ねなく好きなだけ日本酒を飲むことができます。

さらに、飲み放題はコスパが良い場合が多い点もメリットとして挙げられます。お店によっては、料理で利益をあげ、飲み放題は集客のための宣伝費として割安に設定しているところもあるからです。加えて、いくら飲んでも金額が変わらないということは、たくさん飲めば飲むほど1回の注文に対する料金は安く済むことになります。たくさん飲みたい日本酒好きにとっては、もともと飲み放題の料金設定が低いうえ、飲めば飲むほど安くなっていくシステムは大きな魅力となるのです。ほかにも、注文する量に決まりがなく、気軽にたくさん飲むことができるとなれば、普段なら手を出さないような種類にもチャレンジしやすくなります。さまざまな種類を注文して飲み比べをするといった楽しみ方もできるようになるのです。


日本酒の種類を知ろう

日本酒は全国に1500ほどの酒蔵と2万種類以上の銘柄があるとされていて、使用されている原料や精米の歩合、香りや風味などの特徴によって種類が分けられています。知り始めると奥深い日本酒をより楽しむためには、どのような種類があるかを押さえておくことは基本です。お店のメニュー表や棚に並んだボトルの豊富な品ぞろえを見たときに、たくさんの銘柄や種類で注文を迷わないようにするためにも、種類ごとの特徴を知っておくとよいでしょう。

まず、酒には「特定名称酒」と、比較的手ごろな価格で手に入れることができて普段使いにも適した通称「普通酒」と呼ばれるものがあります。特定名称酒とは、「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」により定められた清酒の製法品質表示基準の要件を満たしている酒です。一方、普通酒とは、特定名称酒に含まれない酒をいいます。かつて日本酒は階級制のもとで種類が分けられていました。そして、その階級のうちレギュラークラスに位置づけられる「一級酒」「二級酒」とされていたものが普通酒にあたります。

特定名称酒については、さらに、大きく8つの種類に分けることができます。分類の基準となっているのが精米の歩合やアルコール添加の有無などです。精米歩合とは、玄米を白米とする際にどれだけ表面を削ったかを示した、白米に対する玄米の重量割合です。日本酒は主に水とお米で作られ、お米を仕込む際には玄米のままではなく、米の表層部を削ってから使用します。そして、削った後の残りの部分の割合を示したのが精米歩合です。また、麹の使用歩合とは、仕込みで使用する麹米の白米に対する重量割合をいいます。

製造に関わる条件をもとに分けられた8種類を具体的に挙げていくと、まず1つ目が「大吟醸」です。精米の歩合が50%以下で麹の使用歩合は15%以上、なおかつアルコールが若干量添加されているものをいいます。2つ目は「純米大吟醸」で精米歩合が50%以下、麹歩合は15%以上、アルコールは添加されていないのが特徴です。次に、3つ目が「吟醸酒」で、精米歩合が60%以下、麹歩合は15%以上、若干量のアルコールが添加されているものを指します。そして、4つ目に挙げられる「純米吟醸酒」は、精米歩合が60%以下で麹歩合は15%以上のものを指し、アルコールは添加されていません。さらに、5つ目が「本醸造酒」で、精米歩合は70%以下、麹歩合は15%以上、若干量のアルコールが添加されているものをいいます。6つ目として挙げられる「純米酒」は、麹歩合が15%以上あり、アルコールが添加されていないものをいいますが、精米歩合についての規定はありません。

このほか、特別純米酒と特別本醸造酒の2種類も特定名称酒です。特別純米酒は精米歩合が60%以下、麹歩合は15%以上、アルコールが添加されているものをいいます。また、特別本醸造酒は精米歩合が60%以下、麹歩合は15%以上、若干量のアルコールが添加されているものです。ただし、「特別」と名称に付いたこの2種類については、ほかの6種類に対して精米歩合が特に高く、こだわりを持った特別な方法によって醸造されたものとして扱われています。


香りと味わいで分ける日本酒のタイプ

原料などを基準にした分類のほかに、香りや味わいによる種類分けもあります。香味による分類は大きく4つの種類に分けられていて、さまざまな特徴を持った数ある日本酒も、いずれかのタイプに当てはめることが可能です。1つ目が、フルーティーな香りを感じる「薫酒(くんしゅ)」と呼ばれるタイプで、大吟醸や吟醸酒に多く見られます。香りが高く味が淡いのが特徴です。2つ目は個性的な味わいが魅力の「熟酒(じゅくしゅ)」で、高い香りと濃い味に特徴があります。熟酒は長期間熟成したものや古酒に多くあるタイプで、とろみのある口当たりを楽しむことが可能です。

3つ目に挙げるのが「爽酒(そうしゅ)」で、本醸造酒に多いタイプとなります。名前の通り爽やかですっきりとした飲み口となっていて、香りが低く、淡い味わいを感じるのが特徴です。一般的には普通酒もこれに含まれます。最後に、4つ目として挙げられるのが、純米酒に多くコク深いタイプである「醇酒(じゅんしゅ)」です。醇酒は香りが低く、濃い味を感じられます。


旬の日本酒とは?

野菜や魚などの食材に1年で最もおいしく食べられる旬があるように、日本酒にもおいしく飲める旬があります。飲み放題のメニューのなかに旬の日本酒を見つけたら、貴重なチャンスと考えて、ぜひ味わっておきましょう。旬を楽しめる種類には、たとえば、「ひやおろし」があります。ひやおろしは、秋が旬の日本酒の種類です。日本酒は、酒のなかに残っている酵素の働きを止めたり、殺菌をしたりするために「火入れ」という2度の加熱処理を行うことが一般的となっています。しかし、ひやおろしについては、作る過程で火入れが1度だけしか行われていません。夏季に熟成をさせたら、2度目の火入れは行わずにそのまま秋に出荷される希少な酒とされています。


さまざまな飲み方も押さえておこう

飲み方を知っておくと、さらに日本酒を楽しめるようになります。主な飲み方は3つあり、まず、冷やして飲む方法が「冷酒」です。冷酒はだいたい冷蔵庫で冷やした温度くらいのものをいいます。さらに、冷酒は冷やした温度によっても呼び方が異なり、10℃程度に冷やしたものを「花冷え」、5℃まで下げた状態を「雪冷え」と呼びます。花冷えは、冷えた状態で注がれたものを手で温めるようにして飲むと、体温で香りが広がり風味を楽しむことが可能です。一方、雪冷えは、すっきりとした飲み口を楽しみたいときに適した飲み方で、原酒や生酒などを飲むときに向いています。

次に、常温で飲む方法が、「冷や酒(ひやざけ)」です。常温とは、20~25℃程度の温度に保たれている状態をいいます。一般的に常温で飲む酒は「常温」と表しますが、日本酒においては「冷や酒」と表現します。「冷酒」と「冷や酒」は「や」の一文字が入るかどうかで意味が異なる飲み方となるため注意が必要です。最後に、温めて飲む飲み方は「燗酒(かんざけ)」といいます。冷酒と同じく、温度によって呼び方がさらに細かく分けられていて、35℃程度の場合には「人肌燗」、40℃程度は「ぬる燗(ぬるかん)」です。45℃程度だと「上燗(じょうかん)」、50℃程度を「熱燗(あつかん)」といいます。

飲み方を変えることで、さまざまな味わいを楽しめるのが日本酒の奥深い魅力のひとつです。自分なりの美味しい飲み方を探りながら、種類や好み、季節によっていろいろな楽しみ方を満喫するとよいでしょう。ただし、日本酒は酔いを起こすアルコールであることを忘れてはいけません。温度が高くなると、アルコールの吸収率も高まって酔いが回りやすくなります。そのため、酔いに不安がある人が飲み放題を利用する際には低温を楽しむほうが安心です。


飲み放題を楽しむなら「水」を忘れずに!

飲み放題を楽しむ際に、欠かせない存在が水です。日本酒での水の飲み方は「和らぎ水」と呼ばれています。これは、洋酒でいう「チェイサー」にあたる呼び名です。たくさんのアルコールを摂取すると深酔いしたり、二日酔いしてしまったりする場合があります。そこで、日本酒を楽しむ合間に、ときどき和らぎ水をはさむことで、体内のアルコール度数を下げて、二日酔いなどを予防するのです。さらに、和らぎ水は、口内をきれいな状態にリセットしてくれるので、次の酒や料理の味を前の酒の味を交わらせずに楽しめるというメリットもあります。


まとめ

好きな酒を何も考えずに、ただひたすら飲むのも楽しみ方のひとつであり、至福の時間となります。しかし、一方で飲み放題は、さまざまな種類を気兼ねなく楽しめる醍醐味がある点が大きな魅力です。飲み放題のシステムを上手に利用しながら、飲み比べをしたり、飲んだことのない酒にチャレンジしたりと自分なりの楽しみ方を思う存分、満喫するとよいでしょう。ただし、飲む際にはやわらぎ水をときどきはさむことを忘れないようにすることが大切です。

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