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2019年02月04日公開 賞味期限の記載がないのはなぜ?製造方法で異なる日本酒の飲み頃

賞味期限の記載がないのはなぜ?製造方法で異なる日本酒の飲み頃

日本酒のラベルには他の食品と同じように年月日が印刷されています。しかし、これは賞味期限ではありません。では、この年月日にはどういった意味があり、日本酒はいつまでおいしく飲めるのでしょうか。日本酒の風味や香りを最もいい状態で楽しめるよう、賞味期限について知っておきましょう。今回は、日本酒の賞味期限やおいしく飲める期間について詳しく解説します。


記載されているのは製造年月日!日本酒に賞味期限がない理由

食品表示法では、加工食品を製造する際、消費期限または賞味期限を容器や包装に見やすく表示することが義務付けられています。しかし、日本酒には賞味期限が記載されていません。なぜかというと、日本酒には賞味期限の記載義務がないからです。日本酒は比較的アルコール度数が高いため、腐ることがないことがありません。アルコールの殺菌作用により、長期保存が可能なのです。そのため、食品表示法において、日本酒は消費期限または賞味期限の表示が省略できると定められています。

ただ、酒類の中でも清酒に関しては「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」によって製造時期の表示が定められているのです。この法律の中の「清酒の製法品質表示基準」には清酒の製造した時期を年月で表示する義務が記載されています。しかし、製造した時期というのは、清酒を仕込んだ時期ではありません。原則として、販売する目的をもって瓶詰めをした年月日です。


まずは理解しておきたい!製造方法別の日本酒の種類

野菜や果物には旬があるように、日本酒にもおいしく飲める期間があります。たくさんの製造方法がある日本酒は、製造方法によってこの期間が異なるのが特徴です。日本酒を一番いい時期に楽しむためにも、製造方法別に日本酒の種類を知っておきましょう。

まず、白米と米こうじ、水だけを原料とした酒は純米酒と呼ばれています。精米歩合60%以下の白米を使用し、米こうじと水、さらに醸造アルコールで作られているのは吟醸酒です。精米歩合とは、米がどれだけ削られているかを表す数値をいいます。吟醸酒は白米の40%を削るほどしっかりと磨き上げて作られているのです。長時間低い温度で発酵させることから、非常に手間暇がかかるといえるでしょう。さらに、本醸造酒は精米歩合70%以下の白米と米こうじ、醸造アルコールと水を原料としています。原料となる米1トンあたり、120リットル以下の醸造用アルコールを添加して作られているのです。

日本酒は、腐敗や劣化を防ぐために「火入れ」はと呼ばれる低温加熱殺菌を行います。火入れの目的は酒の中の酵素を停止させて雑菌を死滅させ、安定した酒を作ることです。通常、日本酒の製造工程では2度の火入れが行われますが、1度も火入れをしない酒もあります。そんな、火入れをしていない酒を生酒といいます。生酒には酵母や微生物が生きているため、味の劣化が早い酒です。その他にも、火入れをせずに貯蔵し、瓶詰の前に1度だけ火入れをした酒は生貯蔵酒と呼ばれます。


製造方法で変わる!日本酒がおいしく飲める期間

日本酒は製造日から時間が経つと味や風味が変化します。保存期間が長すぎる場合や、保存状態が悪い場合には味や風味が落ちてしまうといえるでしょう。メーカーや酒蔵によって製造方法が異なりますので、おいしく飲める時期には差があります。ただ、2回火入れをした本醸造酒は、製造年月日から約1年に渡って本来の風味が楽しめます。吟醸酒や純米酒も2回火入れをしていますが、おいしく飲める期間は製造年月日から約10カ月です。火入れを1度しかしていない生貯蔵酒の場合には製造年月日から約9~10カ月は風味に変化がないといわれています。ただ、1度も火入れをしていない生酒は、製造年月日から約8~9カ月で飲むのがいいでしょう。

しかしながら、これらの期間はあくまでも目安です。保存状態によって、おいしく飲める期間は変化することもありますので注意しましょう。また、開栓(開封)後には味の劣化が進み、1週間も経つと別のお酒のように感じることもあります。2~3日程度であればそれほどまでに変化は見られませんので、できるだけ早く飲み切るようにしましょう。なかでも、生酒は火入れをしていないため、できるだけ新鮮なうちに飲み切ります。


日本酒をおいしく飲むための保存方法をチェック

日本酒の品質を保つために重要なのは保存方法です。日本酒は酸素や温度、光などの影響を受けやすいことから、高温になる場所や急激な温度変化のある場所を避けて保存するのがいいでしょう。また、日光だけでなく蛍光灯の光にも弱いため、光の当たらない涼しい場所での保存が推奨されています。日本酒の保存に最適なのは床下収納などの暗い場所です。また、化粧箱に入れられていた日本酒であれば、化粧箱のまま保存しましょう。もし、化粧箱がない場合には新聞紙などでしっかりと包み、光を遮断しておきます。

日本酒は保存温度が高くなると熟成されてしまい、特有の香りが強くなってしまうといった特性があります。吟醸酒の場合にはフルーティーな香りが損なわれてしまうものもありますので、温度管理には十分に注意しましょう。遮光が可能で、温度管理が容易にできる場所といえば冷蔵庫です。ただ、家庭の冷蔵庫に一升瓶を何本も保存するのは難しく、日本酒専用の冷蔵庫を用意するほどでもないという人も多いでしょう。冷蔵庫で保存できない場合は、比較的涼しく温度変化の少ない北側の押し入れに保存します。ただ、生酒や生貯蔵酒は非常にデリケートな日本酒ですので、必ず冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵庫の中でも、ドアポケット部に入れておくと温度変化が激しいため、劣化がすすむこともあります。そういった理由から、冷蔵庫の中でも、できるだけ奥に入れておくのが重要です。


味や風味が落ちてしまった日本酒の使いみち

日本酒を長期に渡って保存したことで味や風味がおちてしまった場合には、料理酒にして使用するのがいいでしょう。煮物や煮魚といった加熱する料理であれば、味や風味がおちた日本酒でも使用が可能です。日本酒には食材に煮汁をしみこませやすくする働きがありますので、煮炊きものがおいしく仕上がるでしょう。また、アルコールと共ににおいを蒸発させることができるため、魚などの臭みをおさえる効果も期待できるのです。その他にも、ご飯を炊く際に少量の日本酒を加えると、ふっくらと炊き上がり、甘みも増します。ご飯に光沢も出ますので、おいしそうに見えるのです。

もし、日本酒がたくさん余ってしまったという場合には、お風呂に入れるのもいいでしょう。日本酒風呂は冷え性や腰痛、肩こりに効果があるといわれています。日本酒には保湿効果もありますので、アトピーの改善にもつながる可能性があるのです。美白効果もありますので、試してみるのがいいでしょう。そのうえ、日本酒は肌に使用するとシワやシミの予防になるともいわれています。さらに、肌のハリがよくなるといった効果も期待できるでしょう。ただ、化粧水として直接肌に使用するには強すぎるため、日本酒と水と1対1の割合で薄めて使用します。

しかしながら、長期に渡って保存していた日本酒は、火落菌という特殊な乳酸菌が混入することがありますので注意が必要です。日本酒が白く濁り、香味の変化や独特のにおいが発生してしまった場合には火落菌が疑われますので、処分するのがいいでしょう。


まとめ

賞味期限というのは、袋や容器を開けていない状態で品質に変化がなくおいしく食べられる期間をいいます。加工食品などの痛みにくい食品に表示が義務付けられていますが、この時期を過ぎると食べられないというわけではないのです。日本酒はアルコールの特性から賞味期限は記載されていません。しかし、日本酒にもおいしく飲める期間というのはあります。また、保存方法によって味が変化してしまうこともありますので、適切に保存しましょう。開栓後、長く置いておくと風味が変化してしまうこともありますので早めに飲み切ることも大切です。日本酒は保存方法をしっかりと知り、おいしい時期に飲み切りましょう。

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