
あっという間に4月も終盤。もうチャンピオンシップ(以下、CS)は目の前に迫ってきました。順位はというと、皆さんご存知の通り未だに東地区も西地区も激戦になってます。宇都宮ブレックスが地区優勝を決め、CS進出もいち早く決めています。西地区は琉球ゴールデンキングスが地区優勝、こちらも順調にCS進出を決めていますね。この2チーム以外はまだ混戦であり順位をかけての戦いや、ワイルドカードでのCS進出を賭けての激戦となってます。特にワイルドカード争いと、西地区の3位争いが非常に熾烈になっていますね。CSも楽しみではありますが、ここの争いもずーっと見ていたいぐらい面白いですね。これからの直接対決や上位の勝敗次第ではどうなるか分からない状況でもあり本当に目が離せません。
ということで、今回も1つのチームをクローズアップしたいと思います。
今回のチームは「川崎ブレイブサンダース」です。現在(4月22日現在)、東地区3位で38勝16敗という成績です。2位の千葉ジェッツとは勝率の差で負けているということで3位となっています。東地区3位というものの川崎ブレイブサンダースは天皇杯を制し、今一番優勝に近いチームと言っても過言ではないでしょう。もちろんこれまでのリーグ戦の成績は宇都宮ブレックスが上であり、勝率でも琉球ゴールデンキングスが上です。それでも、優勝候補に挙げられる理由としては沢山の理由があると思います。
今シーズンの開幕戦ではアルバルク東京に敗戦し、めちゃくちゃいいスタートではありませんでした。その後も川崎らしさを出しつつ、下位チームに足元を救われる試合も何試合かありました。しかし、僕が気になっていたのは開幕戦で試していた「ビッグラインナップ」でした。まぁ今更話してもという意見も聞こえてきそうですが、この仕掛けは面白いなぁと感じていました。佐藤HCも試合で試しながら、使える試合とそうではない試合の判断を慎重にしつつ、今季はチャレンジしているように見えましたし、川崎ブレイブサンダース前HCの北さんとの違いはその辺にあるのかなと思っていました。外国籍選手に頼り切るビッグラインナップではなく、日本人選手の良さも出せるこのラインナップと選手の組み合わせは本当に今までなかったアイデアですよね。過去にこのアイデアで臨んだコーチもいるとは思うのですが、やはりスペーシングの問題や日本人選手のプレイスタイルの問題などもあり、いい結果になった事はあまりないのではないかと思います。もちろん、シーズンもまだ続いていますし、この川崎のラインナップが成功かは分かりませんが、天皇杯を獲りここまでの戦いぶりや佐藤HCの采配を見ていると、川崎のこれからのスタイルが見え隠れしているように感じるのです。
それこそ、開幕戦でアルバルク東京に負けた時も、あまり佐藤HCの表情からはネガティブなオーラを感じることがなく、全て想定内だったような感じにも見えました。その表情から天皇杯でのパフォーマンスを見て、今後にワクワク感が持てるチームに変化していったなという印象になりましたね。中でも#34アギラールがフィットしてきたというか本領発揮してきたところが、脅威ですね。スペイン出身ということでかなりの期待を僕自身はしていたので、昨年や今季の序盤まではもっと出来そうなのに、スマートな選手だけに色々と考えてそうで、その半分もコートで出せていないのでは?と感じていました。近々の試合では彼のパフォーマンスで勝ったような試合も数試合あり、ここで彼のコンディションが上がってきた事は、川崎の初優勝がグッと近づいてきたなという風に強く感じますね。
もちろん、日本人選手の我慢も素晴らしいものがありました。篠山選手をはじめ、辻選手や大塚選手、藤井選手、長谷川選手が苦しい時期をしっかり支えたことが、ここにきてチームにいい影響を及ぼしている事は間違いないと思います。その先輩方の背中を見て、若手の増田選手が躍動するという素晴らしい流れになってきていますよね。プレイタイムや選手起用などで色々な葛藤もチーム内であると思うのですが、ネガティブな雰囲気は全くなく、CSに向けては一番調整が上手くいっているのではないかと思います。まだまだ分かりませんが、今から本当に楽しみなチームですね。
個々の活躍を見ると、やはり藤井選手の活躍が目立ちますね。
いつ出ても同じパフォーマンスが出来るメンタルはこのリーグ内で右に出る選手はいないのではないかと感じます。それほど彼のパフォーマンスは安定してますし、クラッチタイムでの存在感も年々増していると思います。他には、辻選手の黙々と自分のスタイルを貫いている姿がグッときますね。怪我もあり、なかなか思うようなシーズンを過ごせていなかったと思うのですが、その彼が久々に味わった天皇杯での優勝とその試合で見せた貴重な2本の3Pはかなり印象的でした。CSでもこのシュートが川崎ブレイブサンダースというチームを救うのだろうなと予想できるほど、思いが伝わってきました。増田選手の成長も著しいですよね。天皇杯で見せたパフォーマンスもそうですが、その前からチームを助ける献身的なプレイスタイルはこれから代表にも抜擢されて行く選手だろうなと個人的には期待しています。3番ポジションでのあのシュートレンジの広さと落ち着きはこれからも注目ですね。
あとは、なんと言っても篠山選手の存在でしょう。藤井選手にスタメンを任せる時も多くなりましたが、やはり彼の存在が藤井選手もそうですし川崎ブレイブサンダースの全ての選手が伸び伸びプレイできる理由だと感じます。彼のチームの雰囲気作りと言いますか、リズム作りは本物のリーダーという感じがします。日本代表で色々と経験したことも活きてると思いますが、彼の人間性があってのことだと思いますね。
これからが一番重要な時期になってくるので、篠山選手を中心に新しい川崎ブレイブサンダースのスタイルを発信して行って欲しいと思います。皆さんも「ビッグラインナップ」から広がる川崎の波を目に焼き付けてくださいね!!!CSが楽しみですね!!!
渡邉拓馬プロフィール:福島県福島市出身。1978年10月7日生まれ。
元バスケットボール日本代表で、「3×3」(スリーバイスリー)のプロバスケットボールプレイヤーとしても活躍するなど、全国でバスケ普及活動を実施中!!
写真提供:©B.LEAGUE
2021年6月4日公開
実は両チームのHCは僕と同じ世代。千葉ジェッツの大野HCは僕の1つ上で高校時代から試合ではマッチアップし、大学とプロでは選抜チームや日本代表で互いに切磋琢磨してきました。宇都宮ブレックスの安齋HCとは同郷であり実家が歩いて5分ほどにある関係で、小学校から大学までは常に同じチームでした。
2021年4月1日公開
今回は「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」をクローズアップしたいと思います。3月23日現在、26勝18敗で西地区の4位。ワイルドカード4位。西地区3位の大阪エヴェッサとは1ゲーム差となってます。ずっとここまで3位を維持していましたが、ここ数ゲームは大阪エヴェッサの状態も良くなり順位の入れ替わりがありました。
2021年2月25日公開
今回、僕が注目したのは富山グラウジーズの岡田侑大選手です。番組内でも話しましたが、今季東地区を混戦にしたのはこの岡田選手が所属する富山グラウジーズだと思っています。
2021年2月3日公開
「移籍」と言う選択肢を選んだ選手の今季の活躍について、今回は注目したいなと思います。今回、僕が注目したのは琉球ゴールデンキングスの#30 今村佳太選手です。
2020年12月24日公開
2020-21シーズンが開幕したと思っていたら、早くも2020年が終わろうとしています。ファンの皆さんも、新型コロナウィルスの対策をしながらの新しい観戦スタイルに少しずつ慣れて来たように感じています。
2020年11月30日公開
2020-21シーズンが開幕し、早くも15試合が経過(11月19日現在)。東地区の混戦は予想していましたが、例年の混戦とはまた違った展開になりつつあります。
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