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2021年2月25日公開 「移籍選手の動向②〜富山グラウジーズ #77 岡田侑大」

「移籍選手の動向②〜富山グラウジーズ #77 岡田侑大」

今季も後半戦に入り、早くも2月に突入しています。新型コロナウィルスの対策をしながらの新しい観戦スタイルで開幕した今シーズン、ファンの皆さんもかなり慣れて来た様に感じて来ています。会場の雰囲気は例年とは比べる事が出来ないですが、油断する事なく自分自身を含め人々の健康を第一に考えた行動をしながらも、シーズンを最後まで全うする事が選手とファンの皆さんはもちろん、全国のスポーツファンやスポーツを知らない方々にもこのバスケットボールと言うスポーツの魅力を伝えて行く意味でも大事な事だと思います。

さて、前回は「移籍選手の動向」と言うことで、琉球ゴールデンキングスの今村選手を取り上げて書かせていただきましたが、今回も移籍選手の動向について書かせていただこうかなと思います。

今回、僕が注目したのは富山グラウジーズの岡田侑大選手です。番組内でも話しましたが、今季東地区を混戦にしたのはこの岡田選手が所属する富山グラウジーズだと思っています。岡田選手やマブンガ選手の移籍により個々の能力がレベルアップしたのは間違いないですが、シーズン序盤はボールを保持したい選手が多いということで上手く行くのか?という疑問がありました。しかし、そこは浜口HC の手腕で解決され、皆さんご存知の通りの抑えどころのない守りづらいチームへと変貌を遂げたと感じています。

「移籍選手の動向②〜富山グラウジーズ #77 岡田侑大」

今回は、その富山で、岡田選手の何がどう変わってきたのかを話したいと思います。

まず、僕が彼のプレーを最初に見たのは彼が高校生の頃のウィンターカップでした。僕と同じポジションということもあり自分の高校時代とダブらせて見ていたのを覚えていますが、当時の岡田選手はアウトサイドからのシュートを打っている記憶が僕にはありませんでした。おそらくですが、アウトサイドからはそんなに本数を打ってなかったんじゃないかなと思います。ただ、ペネトレイト(ドリブルで相手ディフェンスを抜き去りゴールに向かう行為)の切れ味は抜群で、何よりフィニッシュの種類の多彩さに驚いたことを覚えています。もちろん確率も良かったですね。

高校卒業後には、僕の母校でもある拓殖大学へ進学すると聞き、さらに親近感が湧きましたが、大学時代の岡田選手を見てまず驚いたのは、アウトサイドシュートだったのです。数ヶ月前まであまり打っていなかったアウトサイドシュートをポンポン決めていて、スクリーンを使ったカールやフレアというカット(ボールをもらう動き)の技術もマスターしていて、大学仕様にあっという間になっていたのです。この感覚を見て、彼には天性のバスケセンスがあるという事は確信に変わりました。確率も良ければ、P&Rの使い方も大学1年生の時点でかなりのハイレベルでした。そこからシーホース三河に入団するわけですが、そこでのデビューも鮮烈でしたよね。

「移籍選手の動向②〜富山グラウジーズ #77 岡田侑大」

実は、彼の進んできた道で僕が興味深く見ているのはここからなんです。この「プロになるまで」と「プロになってから」の流れは大学界のスターやBリーグに入る選手は当たり前に通過して行く道なわけです。個々の能力がズバ抜けている選手が集まるリーグですから、ある程度はデビューシーズンに数字を残せるわけなんです。なぜ残せるかと言えば、そこには高校・大学までトップで活躍してきたという自信、トップを目指すというモチベーションの高さ、まだ全てを知らないという現実という理由があります。あとは、チーム内の仲間の良さ悪さをあまり理解していないということもあります。それによって、自分を表現することに自然とフォーカス出来てしまうんです。でも、チームで過ごす時間が長くなれば、色々な情報が入り今まで考えなかったことも考えるようになったりします。その中で結果も出さなくてはならない、となると、そこで考えすぎてしまってリズムを崩す選手もいます。では、考えながらも次のステップに行くには何が必要なのか?というと「チームを勝たせる」という事なんですよね。

岡田選手に以前話を伺った時に、憧れの選手(目標とする選手)に宇都宮ブレックスの比江島選手を挙げていましたが、比江島選手との違いは間違いなくその点だったでしょう。“三河時代の彼は”ですよ。

「移籍選手の動向②〜富山グラウジーズ #77 岡田侑大」

チームを勝たせる選手には何が必要なのか?ということですよね。数字だけを残そうと思えば、Bリーグにいる選手たちのレベルからすればそう難しくないと思います。20得点、30得点は取ろうと思えば取れる選手は沢山いると思います。でも、チームを勝たせるという事は簡単な事ではないですよね。

もちろん、比江島選手やアルバルク東京の田中大貴選手も最初からそうだったわけではありませんし、今Bリーグにいる全ての選手が経験して学ぶ事ですが、岡田選手の場合は名門でもある三河に入団し、代表クラスが揃うメンバーの中で自分の存在感をプレーで示しながらチームを勝利に導く事は簡単なことではなかったはずです。桜木選手や金丸選手、川村選手がいる中で勝てなかった事は、辛い経験も含めてかなりのプラスの経験になったと思います。自分のスタッツ、チームの勝敗、仲間とのバランス、怪我、全てのことが初めての経験であり、どうすれば自分らしくいられるのか? という悩みがあったように感じ取れました。そこで選んだのが「移籍」という選択でした。

「移籍選手の動向②〜富山グラウジーズ #77 岡田侑大」

富山グラウジーズに移籍して、どのポジションでどのような起用のされ方をするのか非常に興味がありました。マブンガ選手の加入や宇都選手のスタイル、前田選手の存在などを見ても難しいチーム状況になるのではないか?とも思いました。開幕しスターティング5ではなかったので、その辺のメンタル状況なども気にはなっていましたが、全く心配する事なくそこには彼の成長を見た気がしまし た。

シーホース三河に在籍した2018-19シーズンは得点が10.3、アシストは1.3、リバウンドは1.2、2019-20シーズンは得点が7.2、アシストが1.3、リバウンドは1.4。今季移籍してのアベレージは得点が8.1、アシストが2.0、リバウンドは2.1となっています(2021年2月18日現在)。ここから分かる事は、1年目はかなりオフェンシブであったことと、先ほど話したようにこれまでのキャリアからくる自信が表す数字になっているのだと感じます。自分のスタイルに自信があり、まだ知らないことが多すぎたと言うことで、その影響が2年目の数字となっているのだと推測します。もちろんチーム状況やチームメイトとの組み合わせなどもあり、全てが正しいわけではありません。あくまで僕の私観ですけどもね。

「移籍選手の動向②〜富山グラウジーズ #77 岡田侑大」

今季は、その過去2年からの経験と浜口HCとの出会いで彼自身の意識の変化が見られます。アシストとリバウンドのアベレージの数字から、試合での状況判断がしっかり出来ていてオープンマンにパスが出来ているということでアシストが増え、チームディフェンスをしっかり全うしようという意識からリバウンドが増えていると思います。この意識改革から、彼の今季への思いを感じとることが僕は出来ました。試合を見ていても途中出場という難しい状況でも彼らしさを出していると思います。そこには、やはり「勝ちたい」「チームを勝たせたい」という思いがあり、そこに自分の目指すプレースタイルがあることに気付いたということだと思いますね。

今までは、大好きなバスケをして得意なプレーで得点を量産してきた。チームも勝たせてきた。でも、それが通じなくなったときや経験したことがない状況に陥り自分のプレーを見失った時に、悩んで迷って苦しんで再度自分の居場所と表現の仕方を取り戻した。この経験はとてつもなくこれからのキャリアには大きく活かしていけると思います。これからの彼のスタイルの軸が確立されたような気がしましたね。

昔、あるレジェンドから「3〜4年目で悩んだ選手は飛躍する」と話されたことを思い出しました。岡田選手の益々の飛躍を心から期待しています。まだまだ東地区を混戦にしてくださいね!笑

渡邉拓馬プロフィール:福島県福島市出身。1978年10月7日生まれ。
元バスケットボール日本代表で、「3×3」(スリーバイスリー)のプロバスケットボールプレイヤーとしても活躍するなど、全国でバスケ普及活動を実施中!!

写真提供:©B.LEAGUE

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