ジャンル別番組一覧

BS12 水曜バスケ!(Bリーグ)メインビジュアルBS12 水曜バスケ!(Bリーグ)メインビジュアル

2020年11月30日公開 「東地区の状況」

「東地区の状況」

2020-21シーズンが開幕し、早くも15試合が経過(11月19日現在)。新型コロナウィルスの対策をしながらの新しい観戦スタイルも少し慣れて来た様に感じています。会場の雰囲気は例年とは比べる事が出来ませんが、シーズンを開催する事ができ、選手とファンの皆さんが繋がる場所が存在することに感謝しなければならないですね。

さて、現在の順位と言いますと、東地区の首位は「宇都宮ブレックス」であり14勝1敗の素晴らしい成績。2位は12勝3敗の千葉ジェッツふなばしと続きます。開幕前から新型コロナウィルスの影響に伴う新外国籍選手や新ヘッドコーチの合流の遅れなどから、東地区の混戦は予想していましたが、例年の混戦とはまた違った展開になりつつあります。

その理由としては、富山グラウジーズの躍進が一番、他にもサンロッカーズ渋谷が徐々に調子を上げて来ている事、秋田ノーザンハピネッツの新しいスタイルが相手をかなり警戒させていたり、川崎ブレイブサンダースのビッグラインナップ、アルバルク東京の意外な連敗など、今季だからこその面白さが随所に見受けられます。

その中での宇都宮ブレックスと千葉ジェッツは、今季さすがの強さ・安定感と言えるのではないでしょうか。まだ序盤ではあるので全てが正解とは言えませんが、今季オフシーズンの補強が上手く進んでいる2チームであるというのは確かだと思います。

「東地区の状況」

特に宇都宮ブレックスの場合は、昨シーズンはインサイドに不安がありました。ジャワッド・ウィリアムズ(現レバンガ北海道)も素晴らしい補強ではありましたが、インサイドであまりアドバンテージを取ることはなく、アルバルク東京や千葉ジェッツとファイナルで対戦することを予想すると、そこの弱さは気になっていました。そこで今季のジョシュ・スコット選手の補強は素晴らしい選択だったと思います。

「東地区の状況」

もう一つの千葉ジェッツは、昨シーズンではスタートダッシュに失敗しています。その要因の1つとして、スターティング5のアウトサイドの選手2人を放出した事があると思います。2人を放出したことで、ディフェンスとオフェンスで当たり前に出来るであろうという連携の部分が崩れてしまい、リングにアタック出来る選手が減り、ボールシェアのテンポも乱れてしまいました。またディフェンスでもチームディフェンスの細かなルールを移籍選手が理解するまでに時間がかかっていました。しかし今シーズンは、滋賀レイクスターズから佐藤卓磨選手を獲得。ディフェンスにも定評があるオールラウンダーでもありハードワーカーでもある佐藤選手を入れた事で、チーム内のバランスが良くなりました。

さらにそこへ、控えでオフェンス能力が抜群の西村文男選手や、コー・フィリッピン選手が存在する事で、各選手の役割が明確になって来ていると言えます。そして196㎝の赤穂雷太選手の加入で、サイズも大型化してどんな相手にも対応出来るチームになりました。あとは、セバスチャン・サイズ選手。彼の加入の影響が試合をする度に大きくなっている様に見えます。元々スペイン代表での経験もあり、慣れるまではそこまで時間がかからない選手だと思いますが、今後はもっと慣れて富樫選手とのコンビネーションが非常に脅威となりそうです。

「東地区の状況」

アルバルク東京はアメリカ出身のデション・トーマス選手の合流の遅れがかなり影響した様でした。トーマス選手は外角からのプレーが得意という事もあり、ディフェンス面での連携はもう少し時間がかかるのかなという印象です。ロースコアな展開が多いアルバルクなだけに大量得点を取られての敗戦は、やはりそこのアジャストが今後必要となってくるはずです。ただ、アルバルクは経験がある選手が多く、毎シーズン後半戦に強くなる姿を見ているので、序盤の敗戦はそこまで大した問題ではないのかも知れません。現に、連敗脱出の試合での田中大貴選手のパフォーマンスを見れば、自分たちでの立て直し方を全て知っているかの様でした。ここの軌道修正の仕方が分かるアルバルクはやはり他のチームとはちょっと違う雰囲気を持っている気がしますね。

「東地区の状況」

川崎ブレイブサンダースは、今季のはじめから試している“ビッグラインアップ”が非常に興味深い取り組みでもあったので、外国籍選手が怪我で離脱してしまったのは非常に残念です。でも、ニック・ファジーカス選手とパブロ・アギラール選手の2人の方がフロアバランスは良いのではないかと思っています。スペースもあり、全ての選手にチャンスがある中で、辻選手や藤井選手が攻めやすい状況が出来ているのではないかと思っています。ただ、例年よりも川崎らしくないプレーが多いのは気になるところではありますね。篠山竜青選手のリーダーシップに期待したいところです。

「東地区の状況」

このコラムで全てのチームの分析は出来ないのですが、1つだけ挙げろと言われれば、やはり混戦の原因は「富山グラウジーズ」でしょう。浜口炎ヘッドコーチの行う“選手の個性を活かすスタイル”が非常にフィットしている事もありますが、前田悟選手と松脇圭志選手の2人のパフォーマンスは素晴らしいの一言。彼らがチームのバランスを取っているからこそ、他チームが的を絞りづらくなっているのは確かだと思います。ジュリアン・マブンガ選手が結果を出すのは当たり前の様になっていますが、仮に彼が調子を落としても今の富山グラウジーズにはいくつもの解決策がある様に見えます。あとは若手たちが、チャンピオンシップまで様々なゲーム展開を経験していく事で更にパワーアップしていくこと。その自信がチャンピオンシップで見れれば、今季大きな台風の目となると思います。

「東地区の状況」

他にも東地区は、サンロッカーズ渋谷と秋田ノーザンハピネッツの両チームが安定してくると、とんでもない状況になるのではないでしょうか。今は自チームのスタイルの確立と安定を模索していると思うのですが、そこ次第では上位と入れ替わる可能性も出てくるはずです。もし、そうなったらもう…!笑

「東地区の状況」

少し出遅れている新潟アルビレックスBB、レバンガ北海道、横浜ビー・コルセアーズですが、新潟はジェイソン・ウォッシュバーン選手の加入でアルバルクに勝利したりと、変化する兆候は出始めているのでこのチャンスを活かして欲しいですね。でも、新潟まで良くなって来たら、本当に東地区は超混戦になりますねぇ。

レバンガ北海道は宮永雄太ヘッドコーチの正念場ですね。橋本竜馬選手、ニック・メイヨ選手の奮闘が目立ちますが他の選手のステップアップが必須です!横浜も生原秀将選手が怪我から復帰してこれからという感じかなとは思いますね。

という事で、今回は東地区の状況を解説してみましたが、本当に予想が難しいです。それは、例年以上にどこも自分たちのチームらしいスタイルを貫こうとしているからだと思います。これからは、更に直接対決の勝敗が重要になってくる、いかに接戦をものにして行くかと言うところが各チームのキーになってくると思います。まだまだ素晴らしい試合が見れると思うと楽しみでしかないですが、シーズンが無事終了出来ることを祈りながら、また次回も書きたいと思います。

では、STAY SAFE!!!

渡邉拓馬プロフィール:福島県福島市出身。1978年10月7日生まれ。
元バスケットボール日本代表で、「3×3」(スリーバイスリー)のプロバスケットボールプレイヤーとしても活躍するなど、全国でバスケ普及活動を実施中!!

写真提供:©B.LEAGUE

ライター!拓馬先生。

BS12おすすめ番組

お知らせ

スポーツ一覧へ戻る

ページTOP

視聴方法