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2020年1月30日公開 「一発勝負」

「一発勝負」

皆さん、新年明けましておめでとうございます!本年も水曜バスケ!をよろしくお願い致します!! ついに2020年がやって来ましたね。バスケ人としてこの時を本当に待っていましたので、選手たちがどんなパフォーマンスを披露してくれるのか、どんなドラマが生まれるのか本当に楽しみで仕方がありません。

さて、新年恒例といえば「天皇杯」ですね。リーグは今まで何度も変わって来ましたが、天皇杯だけは昔から今も何も変わっていません。予選などの仕組みは変わって来ているものの選手目線での天皇杯の位置付けは今も昔も変わってないと思います。天皇杯で結果を出す、優勝する、ベスト5に選ばれるという事が選手としての一つの目標ではないかと感じています。

それに、天皇杯はリーグとは全く違う雰囲気であり緊張感があります。今ではBリーグのファイナルも1試合のみなので同じ緊張感があるのですが、天皇杯は伝統ある大会という事でまた違った雰囲気があります。もう一つ違う点はトーナメントという所でしょうか。一試合負けたら終わりの一発勝負。リーグ戦ではファイナルまではある程度のチャンスや挽回する機会がありますが、天皇杯ではそんな時間はありません。でも、リーグで調子がいいチームが勝つとも限らずどのチームにもチャンスがあるのです。だからこそ、面白い大会なのだと思います。

僕が選手の頃に天皇杯を戦う上で毎年心掛けていた事は「初戦」でした。昔は全てのカテゴリーが参加する大会でしたので初戦というのは格下のチームとの対戦が多かったのですが、それでも初戦の入りをとても大事にしていたのを覚えていますね。それは何故かというと、やはりトーナメントという事で「勢い」を付けることが本当に大切だったからです。初戦から気持ちが入ってない試合をしてしまうとそのトーナメント全てに影響してしまいリズムが狂います。一度狂ったリズムを取り戻す事は本当に簡単なことではなく、大会以降も引きずる可能性もあるのです。だからこそ、初戦から集中して臨み勢いを付けることが非常に重要なんですよね。

僕は15年のキャリアの中で2度天皇杯を優勝しましたが、毎年このトーナメントを勝つ難しさを痛感し、その都度バスケットボールの難しさやチームスポーツの奥深さを学んで来ました。リーグで チームが調子良くても天皇杯での敗戦で一気に調子を落とす事もあれば、調子が悪かったのに天皇杯をキッカケに良くなったこともありました。昨年までの優勝チームを見ても分かる通り、千葉ジェッツが天皇杯を制していますが、リーグではまだ勝っていませんよね。そこにも面白さや難しさがあります。天皇杯はリーグ戦のスケジュールを見れば中間。チームにとっては未完成なチームもあるという事で、やはり難しい大会だと思いますね。

今年はその天皇杯を「サンロッカーズ渋谷」が制しましたね!おめでとうございます!
決勝もそれまでの勝ち上がり方も見事でしたが、やはり一番心を掴まれたのは、優勝後の伊佐HCの涙と、メンバー登録から外れた#10チャールズ・ジャクソン選手への配慮ではないでしょうか。この姿を見てやはりスポーツも一番大事なのは「人と人との繋がり」だなと実感しました。伊佐HCの選手への思いやバスケットボールへの思いが溢れた1シーンだったのではないでしょうか。選手だけではなくコーチ陣や家族、ファンの皆さんそれぞれにストーリーがあり、それが報われた瞬間を見れたことは本当に感激しました。勿論、勝者がいれば敗者もいるわけですが、そこも含めて最高な決勝戦だったのではないでしょうか。川崎には是非リーグ戦で雪辱を果たして欲しいと思いますし、選手を始めスタッフの方々にもこのような試合を毎試合ファンの皆さんに届けて欲しいなと言う願いもありますね。このような試合が続くことでバスケットボールの人気というものは、今後不動なものになっていくのではないかなと感じました。

選手の皆さん、後半戦も全てのファンを感動させる試合を期待しています!

渡邉拓馬プロフィール:福島県福島市出身。1978年10月7日生まれ。
元バスケットボール日本代表で、現在は「3×3」(スリーバイスリー)のプロバスケットボールプレイヤーとしても活躍するなど、全国でバスケ普及活動を実施中!!

ライター!拓馬先生。

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