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2019年12月24日公開 「ビッグプレイ」

「ビッグプレイ」

バスケットボールというスポーツは、相手との競争、自分との戦い、そして「時間」との勝負でもあります。今季、これまでの試合を見ていても、例年以上に試合終盤ギリギリまで白熱する試合が続出していると皆さんは感じませんか?

バスケットボールでは「Buzzer beater(ブザービーター)」と呼ばれる言葉があります。試合終盤に勝敗を左右するショット、ショットクロック間際に決めるショットの事を意味するこのプレイは、バスケットボールの醍醐味でもありますね。

そのブザービーターを決める事や、試合で流れが変わるタイミングに起きたプレイなどを「ビッグプレイ」とバスケットボールでは呼びますが、そのビッグプレイはいつ起こるのか?その時に選手達はどんなプレイを選択しているのか? 又は、ビッグプレイによって流れを自分たちに持って来れるチームと、そうではないチームの違いは一体何なのか?年々目が肥えて来ているファンの皆さんがもっと楽しめる様に、ここで簡単に説明出来ればと思います。

試合のハイライトだけを見れば、ブザービーターを決めた選手がHEROです。いや、確かにあの緊張感ある場面、残り数秒でシュートを決め切れる選手が本当に素晴らしいと思います。でも、そのプレイの前には絶対にストーリーがあるのです。例えば、そのショットを決める前のディフェンスやそのまた前のオフェンスでのプレイも「ビッグプレイ」に入るわけですね。最後はある選手が決めて勝ったけれど、その勝ち切るまでの過程やその点差になるまでのプレイの全てがブザービーターに匹敵するほどのビッグプレイなのです。

僕が現役時代の時にこんな事がありました。チームメイトがブザービーターを決めて勝った事があったのですが、そのショット前のディフェンスのリバウンド争いで、ボールがどちらに渡るか分からないルーズボールになった時に、僕が飛び込み自チームのボールにしていたんですよね。ブザービーターが決まりみんなで喜んでいるところに、チームメイトの外国籍選手が近寄って来て僕に言いました。

「お前のあのダイブがなかったら、あのショットはなかった。お前のプレイもブザービーターと同じぐらいの『ビッグプレイ』だったぜ!」って。笑

この言葉は今でも覚えているぐらいなので、本当に嬉しかったですね。

このやりとりからもわかるように、ビッグプレイというものはシュートだけではないのです。そう考えると、1試合を通じて流れが変わるタイミングというのはたくさんあるし、終盤だけに限った話ではないと思っています。まぁこれは僕の独自の観点ですので他の人の考えとは違うかもしれませんが、もし試合序盤で相手の戦意を喪失させる様なプレイが出来たとしたら、それがその試合のビッグプレイだったと言うことになると思うのですよね。ビッグプレイが終盤にあるとは限らないのです。

分かる事は、時間帯に限らず、相手のやりたいプレイの流れを遮断する事がビッグプレイと言う事ですね。例えば僕がプレイしていたとして、自チームがボールを保持し残り30秒で1点差で勝っている場合は点差を広げるショットを決めたい。そこにはショットだけがビッグプレイなわけではなく、そのショットを打つ人にスクリーンをかける人、アシストする人、スペースを取り味方にチャンスを作る人などたくさんのビッグプレイが隠れているわけです。逆に同じ状況で負けていたとしたら、ディフェンスでのビッグプレイもたくさんあるわけですね。1on1でスティールをするのか、パスをスティールするのか、リバウンドを死守し最後のオフェンスに繋げるか、ブロックショットで最後のオフェンスに望みを繋げるか、24秒オーバータイムを奪うか、オフェンスファールを誘うのかなどなど、本当にたくさんあります。

ファンの皆さんが好きな選手や興味が最近出て来た選手、日本代表選手などを1試合通じて目で追いかけていくと、試合の時間帯や点差などでパフォーマンスや役割が変わってきてると思います。また、オールスターに選出される選手や、日本代表に選出される選手がなぜ選ばれるのか?得点のアベレージが低くても評価されるのは何故なのか?この様な疑問を持ちながら、試合の流れを感じその流れが変わる前後でどのようなプレイがあったのかを良く見るようにすると、その理由が分かるかもしれませんね。

やはり、バスケットボールといえばシュートですからそこに目が行きがちですが、その周りにはその一つのシュートを引き立てるたくさんの「ビッグプレイ」が存在します。皆さんの目線で、その試合のビッグプレイを探すことも、4年目を迎えたBリーグの新しい楽しみ方かもしれませんね!

早速、次の試合から「私が選ぶビッグプレイ!」を探してみてください!!!

渡邉拓馬プロフィール:福島県福島市出身。1978年10月7日生まれ。
元バスケットボール日本代表で、現在は「3×3」(スリーバイスリー)のプロバスケットボールプレイヤーとしても活躍するなど、全国でバスケ普及活動を実施中!!

instagram : @watanabe12takuma
Twitter : @Takuma_w1007

ライター!拓馬先生。

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