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BS12 水曜バスケ!(Bリーグ)メインビジュアルBS12 水曜バスケ!(Bリーグ)メインビジュアル

2019年04月25日公開 第1回 前編

第1回 前編

Bリーグは、歴史的開幕から早くも3シーズン目が終わろうとしています。今季は特にチーム間の力の差が均衡しており、レギュラーシーズンに関してはとても面白い試合が多かったのではないかと感じています。

その理由の一つとしては選手の成長です。選手たちのパフォーマンスレベルはこの3シーズンで確実に世界レベルに近いところまで進化して来ています。その背景にはBリーグだけではなく、日本代表がW杯・オリンピック出場と言う結果を出したところも非常に大きな影響を与えていると思いますし、渡邊雄太選手が日本人選手として2人目のNBA入りをしたり、八村塁選手がゴンザガ大学で結果を出し今季ドラフトの上位指名を期待されている事も理由の一つだと確信しています。

二つ目は、この3シーズンの各クラブの取り組みの成果が出て来ているのではないかと言うことです。選手・スタッフ・ファンが一丸となり地域密着でバスケットボールの魅力を多くの人達に伝え、Bリーグ開幕以降にバスケットボールの魅了に嵌ったファンの皆さんも、元々バスケットボールファンだった皆さんもチームカラーのウェアに身を纏い、アリーナをいつも埋め尽くしてくれています。そのアリーナの雰囲気が選手たちのパフォーマンスに繋がって来ているのでしょう。

アウェイチームがフリースロー時にはオリジナルのブーイングをしてみたり、様々なイベントをハーフタイムやタイムアウト時に実施してみたりと、日本オリジナルのスタイルが数多く存在し、各アリーナで盛り上がっています。こんな光景が当たり前のように見ることが出来るようになった日本バスケットボール界の進化を本当に嬉しく思いますし、この進化こそ今までの3シーズンが生み出した成果だと言えると思います。今後、益々のBリーグの発展を期待したいと思いますね。

その一方で懸念しなくてはいけないところもあります。それは、選手の引退後のことです。私はBリーグ開幕前に引退をしました。現役中は、選手としてのプライドや情熱、バスケットボールへのモチベーションは自分の人生そのものでした。自分のパフォーマンスに一喜一憂し何度も喜びや苦しみを味わいプレイし続けてきました。全ての情熱をバスケットボールに捧げてきたというわけです。

Bリーグ開幕直前にはその唯一の生き甲斐がなくなる「引退」という道を選択したのですが、それこそがこれからのBリーグの課題の一つではないかと感じています。 現役中から引退後のことを考え行動に移している選手は数少ないです。プロバスケ選手としてデビューした時は誰しも華やかな将来をイメージするものですが、35歳以上までプレイし続ける事が出来る選手は本当に一握りの選手だと思っています。

Bリーグ開幕前の選手の引退後の道は、所属していた企業チームに残り会社員として働くか、教員となるか、プロコーチの道に進むかという選択肢ぐらいしか存在しませんでした。それでも、企業チームが主流でチーム数も少なかった為あまり問題視されてはいませんでしたが、今は違います。B1からB3までのチーム数に選手の数も当時とは桁違いです。ということは、ある程度Bリーグで自分の役割を全うしたベテランや3シーズンBリーグという舞台で全てを出し尽くした選手達が、今季終了後には今までの2シーズンよりも多く引退する可能性も予想されます。Bリーグの今後はここの考え方がとても重要なんじゃないかと感じています。


渡邉拓馬プロフィール:
福島県福島市 出身。
1978年10月07日 生まれ。
 
元バスケットボール日本代表で現在は、
「3×3」(スリーバイスリー)、
プロバスケットボールプレイヤーとしても活躍するなど、
全国でバスケ普及活動を実施中!!
 
instagram : @watanabe12takuma
Twitter : @Takuma_w1007

ライター!拓馬先生。

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