ジャンル別番組一覧

BS12 水曜バスケ!(Bリーグ)メインビジュアルBS12 水曜バスケ!(Bリーグ)メインビジュアル

2021年4月2日公開 華麗なる進化の始まり(サンロッカーズ渋谷・西野曜)

華麗なる進化の始まり(サンロッカーズ渋谷・西野曜)

12月末に専修大から加入した西野選手は3x3日本代表の候補でもある(写真は3/21の新潟戦のもの)

「計算できる選手」という評価を得た一戦

華麗なる進化の始まり(サンロッカーズ渋谷・西野曜)

自らボールを呼んで決めたラストプレー。「レオさんには『よく決めたな』と褒めてもらいました」(西野選手)

 

青山学院大で行われたサンロッカーズ渋谷×秋田ノーザンハピネッツの第二戦。12月末にSR渋谷に加入した西野曜選手が、ホームゲームで持ち味を発揮しました。

前日の第一戦は出場なし。「(ゲーム2は)1分でもいいから出すと決めていた」という伊佐勉ヘッドコーチの意図で第1クォーター序盤から出場チャンスを得ると、その後も短時間ながらコンスタントに出場機会を増やし、終わってみれば7分56秒のプレータイムで5得点。ラストオフェンスでは、キャプテンのベンドラメ礼生選手に自らボールを要求し、ミスマッチの1対1からカウントワンスローを決めてみせ、伊佐HCも「大した男だと思いました」と脱帽の様子でした(笑)。

彼のアグレッシブさを買って、どれぐらい出場させられるかなと思いながら起用しましたが、やるべきことの徹底もできてますし、持ち前のスコアリング能力も発揮できていた。次につながる、計算できる選手に成長しているなと感じました」と伊佐HC。西野選手も「(直近で一番プレータイムが長かった3/21の)新潟戦ではディフェンスの決まりごとを間違えて得点を決められてしまいましたが、今回はそういうミスがなく、しっかり遂行できたと思います」と試合を総括しました。

伊佐ヘッドコーチが見た西野選手の実像

上位チーム相手に好ゲーム華麗なる進化の始まり(サンロッカーズ渋谷・西野曜)連発。宮永HC&橋本選手の言葉から見えたレバンガ北海道の力

昨年末のインカレ時の西野選手。マインドセットに苦しみ、思うようなパフォーマンスを発揮できなかった

 

近畿大学附属高時代から将来を嘱望され、専修大3年時にはインカレの得点王に輝いた西野選手は、198センチの長身と高い得点力を備えたフォワード。オールラウンドな得点スキルと力みのない動き、そして非常に独特な間合いは、増田啓介選手(川崎)にも通じるものがあります(西野選手も以前「よく似てると言われます」と話していました)。

ただ、ディフェンスにおいては、オフェンスほどの存在感を感じられなかったというのが正直ところだったので、リーグ屈指のハードディフェンスを身上とするSR渋谷の入団が報じられたときは「チームコンセプトに合うのだろうか…」と驚き、2月に伊佐HCにインタビューを申し込んだ時、失礼を承知でその疑問をぶつけました。すると伊佐HCは以下のように話してくれました。

スカした感じがあるのは獲得前からわかっていましたが、それは変えられるかなと思っています。”学生だから”なのか、”今の子だから”なのかはわからないですけど、一生懸命がかっこ悪いと思うこともあるだろうと。

一方で、試合を見ると、決してやってないわけじゃないんですよ。能力がありすぎて、淡々とやっているように見えてしまうというか、彼なりに一生懸命やってるのに、まわりにはそう見えないだけなのではないかとも感じました。

うちのディフェンスをやろうとすれば自然に一生懸命になりますし、一生懸命やらないとうちのディフェンスは遂行できません。ただ、彼のポテンシャルがあれば、そこはどうにでも変えられると思います。本人も今、必死に頑張っていると思いますよ

伊佐HCが語るように、西野選手は飄々としていて、一見するととらえどころのないタイプ。専修大の佐々木優一HCは、以前の取材で「あいつなりに一生懸命やっている」という理解のもとで彼を育てつつ、次のステップが見え始めると「チャンスをモノにするには自分を変えることも必要」と西野選手に伝えていたと言います。

たとえ数分でもディフェンスで成果を出す

SR渋谷に加入して間もなく4ヶ月。西野選手に「渋谷のディフェンスには慣れましたか?」と尋ねると「いや、まだ慣れてないです」と即答。チームのディフェンスの大前提であるマンツーマンディフェンスの段階で苦戦し、読みを駆使しながらなんとかくらいついている状況だそうで、「必死にはやってますけれど、もうちょっと時間がかかると思います」と話しました。

とは言え、この試合で見せた”マークマンをアウトサイドまで追いかけ回す”、”積極的にボールに手を出す”といった動きは、決定機とはならずともしっかりとチームディフェンスの流れに貢献しており、学生時代から見違えるほどの成長を感じました。

大学を離れる直前、プロで必要な要素を「得点をたくさんとること」と話していた西野選手も、今は「たとえ数分でもディフェンスをしっかり遂行すること」に一番の主眼を置いていると話します。3番ポジションと4番ポジションの両方を担えるサイズとオフェンス力に、ハーフコートを自在に動き回れるディフェンス力が追いつけば、唯一無二のプレーヤーになれる素材です。

伊佐HCが見込んだように、佐々木HCが願ったように、西野選手はがむしゃらにプレーすることで、自らの可能性を広げています。

文:青木美帆
写真:🄫B.LEAGUE、青木美帆

バスケ情報

「うちはスカウティングされづらいのでは…」CSに向けて川崎ブレイブサンダース佐藤賢次HCが話す理由

「うちはスカウティングされづらいのでは…」CSに向けて川崎ブレイブサンダース佐藤賢次HCが話す理由

2021年5月11日公開

CSに向け、非常にいい形でレギュラーシーズンを終えたチームの一つが、川崎ブレイブサンダースです。千葉、宇都宮、A東京、SR渋谷に7戦全勝してRSを締めくくり、ケガ人が全員カムバックした状態でCSに突入する予定の川崎。シーズン序盤こそ、外国籍選手のケガや新システムの定着に苦戦しましたが、終盤に見せたチームバスケットの完成度の高さは、対戦チームがこぞって賞賛するものでした。

スランプを乗り越え31得点。待っていた新たな発見(秋田ノーザンハピネッツ・細谷将司)

スランプを乗り越え31得点。待っていた新たな発見(秋田ノーザンハピネッツ・細谷将司)

2021年4月14日公開

「いくらクローズアウトされても、ブロックされることはないなっていう感覚がありました。すべてがうまくいくなっていう感覚です」。秋田ノーザンハピネッツの細谷将司選手は4/11の川崎ブレイブサンダース戦の記者会見で、この日の自身のシュート感覚についてこう振り返りました。

アクセスランキング

お知らせ

スポーツ番組一覧へ戻る

ページTOP

視聴方法