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2021年1月29日公開 川崎ブレイブサンダース×サンロッカーズ渋谷 ゲームレポート

同じ東地区所属ながら、10月21日以来2戦目となった川崎×SR渋谷。前節の秋田戦で3ヶ月ぶりにフルメンバーが揃った川崎と、レギュラーシーズン8連勝中と波に乗るSR渋谷の注目の一戦は、川崎が86-73で勝利を収めました。

「ディクテート」の完遂で勝利を収めた川崎

川崎ブレイブサンダース×サンロッカーズ渋谷 ゲームレポート

川崎・佐藤HC。最近は選手たちに「先制パンチ」の意識を植え付けることにフォーカスしているそう

佐藤賢次HCは、SR渋谷との対戦を毎回とても楽しんでいるフシがあります。

お互いタフなプレッシャーディフェンスを持ち味としているところも一緒ですし、多くの選手を起用してチームを成り立たせようと考えているところも同じ。何なら両氏のキャラクターも「人情派で頼れるアニキ」みたいな感じで若干かぶっています(笑)。

「渋谷戦はとにかく主導権争い。いかに主導権を得るために戦術を使うかを考えるのがとても楽しいし、コーチ同士もやり合いをしているような印象です」

佐藤HCのこのコメントが象徴するように、戦術(例えば序盤のベンドラメ礼生選手の守り方、第3クォーターのビッグラインナップ起用、SR渋谷がオンザコートワンのときに必要以上にミスマッチを突かなかったり)をフレキシブルに活用し、常に試合の主導権を握り続けたことで、川崎はこの日の勝利をモノにすることができました。

昨シーズンの就任時より、佐藤HCはいくつかのキーワードを選手たちに伝え続けていますが、この試合はそのうちの一つである「ディクテート(自分たちの思うように仕向けていく)」を選手たちがきっちり遂行しました。

川崎は現状東地区7位と厳しい位置につけていますが、ジョーダン・ヒース選手、マティアス・カルファニ選手の長期離脱期間を乗り越え、チームの調子は非常に上向き。佐藤HCは「目指している方向は間違っていないと思いますし、それをもっと成長させていければさらに強くなれるという手応えもあります」と話しましたが、「連戦で勝てない」という課題もピックアップ。取りこぼしができない後半戦、この問題の解決策を早急に見つけ出す必要がありそうです。

上り調子の川崎相手に露呈した、SR渋谷のごく基本的な課題

川崎ブレイブサンダース×サンロッカーズ渋谷 ゲームレポート

チャールズ・ジャクソン選手は18リバウンドと奮闘したが、攻撃面ではボールが入らず苦戦した

SR渋谷は、エースのライアン・ケリー選手の欠場を受け、オフェンスプランを大きく変更せざるを得なかったのが大きな痛手となりました。加えて、先に紹介したように、序盤から川崎に先手をとられ続け、その対応に追われていたら試合が終わってしまったという印象でした。

試合後の記者会見で、伊佐勉HCが特に強く指摘したのがターンオーバー。「質の悪いターンオーバーとそこからの失点が多すぎて…。あれではどことやっても勝てない。話にならない感じですかね」と厳しいコメントを述べました。

「川崎はディフェンスがいいチームですし、プレッシャーは相当かかっていたと思います。だからこそボールをていねいに扱わないといけないのに、安易にパスを出す場面が多かった。ごく基本的なことではありますが、練習からしつこく、ていねいにバスケットをしていかなければいけません」(伊佐HC)

「ゲームの内容がどうこうでなく、イージーなターンオーバーで流れを持っていかれてしまったなというのが試合を終えて直後の感想です」と試合を総括した広瀬健太選手に、なぜこのようなターンオーバーが起こってしまったのかを尋ねると以下のような回答でした。

「普段練習しているクセが出てしまったというか。足が伸びたままパスを出すとか、しっかりマークマンを押さえこんでパスを受ける準備をしていないとか、本当に初歩的なことだと思います。川崎さんはそういうところを抜け目なく狙ってきた感じがします」

下位チームとの対戦が続いていたSR渋谷ですが、今回の川崎に引き続き、週末には東地区首位・宇都宮ブレックスとの2連戦が待っています。レギュラーシーズン後半戦に向けて、チームの土台を見直すよき気づきになったことでしょう。

文:青木美帆
写真:🄫B.LEAGUE、川崎ブレイブサンダース

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