
東海大は、キャプテンの津屋一球(28番)を軸に難局を乗り越え、オータムカップ優勝を果たした
コロナ禍の影響により、例年9月から11月に開催される関東大学リーグ戦(男子)は、「オータムカップ」という代替大会として開催されました。2試合戦うごとに2週間のブレイクが設けられる、最大4試合という小さなトーナメント戦。しかし、シーズン始動から部活休止、リモート授業、大会中止と様々な我慢を強いられてきた大学生たちは、久しぶりの公式戦を大いに楽しんでいるようでした。
ただ1点、とても残念なことがありました。主力にケガ人が出たチームが非常に多かったことです。各人がどのような原因でケガをしたかについては把握していませんが、例年とはまったく異なるイレギュラーな活動の中で、さまざまな歪みが生じたことは想像に難くありません。
そんな中で、大きなケガ人を出すことなく、頭ひとつ抜けたパフォーマンスを発揮したのが、優勝した東海大でした。なぜ東海大がこのように戦えたのかを知るために、同部のストレングス&コンディショニングコーチを務める小山孟志さん(東海大スポーツ医科学研究所)に聞きました。(取材日 11月9日)
切れ味バツグンのゴールアタックで、何度も会場を沸かせた坂本聖芽
——例年とは異なる状況で始動した今シーズン。選手たちの体作りを担当される立場として、どのような計画を立てられたのでしょうか。
このような状況になった当時から、今季は間違いなく選手のコンディションが勝負のカギになると予想はしていました。特に我々のチームは、部活休止期間中に実家に帰った部員と寮に残った部員に分かれたこともあり、体力の低下具合に個人差が出ることが予想されました。スタッフ間でも「活動が再開したら、一人ひとりに応じた対応が必要だろう」ということは共有していました。
また、うちの部よりも早く活動を再開した団体に、チームの状況をヒアリングさせてもらいました。具体的に言うとうちのラグビー部と、他の大学バスケ部と、病院に勤務する理学療法士あたりだったんですが。ヒアリングの結果、活動を再開して2〜3週間目、対人練習が始まる頃に、筋肉系のケガが頻出していることがわかりました。半年も練習らしい練習をしなかったところからいきなり筋肉に負荷をかけたことで、許容量を上回ってケガをしてしまったのだと思います。
これを受けて、選手たちには活動再開時に「筋肉系の違和感はどんな些細なことでも報告すること」「痛みがあるのに無理にプレーしないこと」ということを伝えました。イチかバチかを考えるくらいなら、休もうと。とにかく慎重に、無理せずにがテーマでした。
これが、選手たちが自身のコンディションを考える上で、非常にいい方向に進みました。例えば坂本聖芽(3年)や佐土原遼(3年)は真面目なあまり、ギリギリのコンディションでがんばりすぎて、2〜3週間をケガで棒に振るということが何度かあったんです。でも今季は1日様子を見たり、思いきって練習メニューを変えることができるようになりました。自分のコンディションを自分で判断することができる、とてもいいきっかけになったと思います。
重戦車のような迫力あるプレーを見せた佐土原も、セルフコンディショニングの意識に目覚めた1人
——冒頭でお話しいただいた「一人ひとりに応じた対応」とは、具体的にどのようなものですか?
例年だと、合流から全員が同じメニューに取り組むのですが、今季は体重過多の選手は別メニューでコンディションを整えました。寮組は学生トレーナーがかなり追い込んだようで、例年の同じ時期よりも調子がよかったくらいです(笑)。帰省組も、まずは瞬発力系と持久力系の測定結果を昨年のレベルに戻してから練習に参加させました。
——試合期間がかなり空いたオータムカップから一転し、インカレは連戦となります。ここに向けてはどのような計画を立てられていますか?
オータムカップ中から、試合のない週とある週とで強度の波を作って、連戦に向けた準備を進めてきています。まずは津屋一球(4年)や大倉颯太(3年)ら、核になる選手たちと、インカレまでにどのようにコンディショニングを持っていくかを相談し、スケジュールのたたき台を作ります。そして、ヘッドコーチのイメージとすり合わせながら内容を決定していくことになると思います。
文・写真:青木美帆
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