ジャンル別番組一覧

BS12 水曜バスケ!(Bリーグ)メインビジュアルBS12 水曜バスケ!(Bリーグ)メインビジュアル

2020年10月23日公開 アルバルク東京×宇都宮ブレックス ゲームレポート

アルバルク東京×宇都宮ブレックス ゲームレポート

激しいリバウンド争いの様子。リーグ屈指の強豪同士の対戦は、非常にタフで白熱の内容だった

セカンドユニットで流れを奪った宇都宮が我慢比べを制す

タイトルを狙う強豪同士の今季初対戦であり、私個人にとっては今季初の宇都宮取材。一体どんな試合になるのだろうと大変楽しみにしていただけに、開始3分でA東京が7-0という展開は、かなり予想外でした。

A東京のハイエナジーなパフォーマンスに対して、宇都宮が気圧された形でしたが、思い返せば第1節でA東京と対戦した川崎も、同様に出だしを叩かれました。多くのチームの指揮官が求める『試合の最初から100パーセントを出し切る』というミッションを、強豪相手にもきちんと遂行できるA東京は、改めてスペシャルなチームだと感じさせられました。

宇都宮の嫌な流れを断ち切ったのは、テーブス海選手、LJ・ピーク選手、ジェフ・ギブス選手、竹内公輔選手ら控え組。宇都宮のセカンドユニット陣のクオリティは、今季リーグ1ではないでしょうか。

特に、高いアスレチック能力を持つウイングプレーヤー・ピーク選手のパフォーマンスには度肝を抜かされました。各チームが彼をどのように抑えていくのか、今から非常に気になります。

その後は終始、我慢比べの展開でしたが、第4クォーター残り2分30秒、宇都宮が比江島慎選手の3ポイントで4点差とし、ジョシュ・スコット選手がダメ押しのリバウンドショットを沈めて勝負あり。80-75で宇都宮が勝利しました。

◎宇都宮・安斎竜三ヘッドコーチ総括
ディフェンスの集中力とディフェンスリバウンドが勝因。全員がしっかりゴールにアタックして、ビッグマンがブロックに来てもスコットが体を張ってリバウンドを奪ってくれたのも大きな勝因の一つ。東京さんはメンバーが全員そろっていないのに(デション・トーマス選手、ケビン・ジョーンズ選手がロスター外)素晴らしいゲームだった。僕らも見習うところがたくさんあったゲームだった。

◎A東京・ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ総括
宇都宮は他の強豪の中でも頭1つ抜けた印象。ポイントとしていたファストブレイクとオフェンスリバウンドの阻止を、概ね遂行できていたが、できない時間もあった。特に、勝負どころで奪われた2本のオフェンスリバウンドと、ライアンロシターに決められた2本のシュートが敗因だと考えている。

絶賛進化中!比江島慎(宇都宮)はまだまだ止まらない

絶賛進化中!比江島慎(宇都宮)はまだまだ止まらない

試合終盤に値千金の3ポイントシュートとドライブで魅せた比江島選手。「パスミスで終わらず、最後までゴールにアタックし、空いたらシュートを打ち切ることを意識した」とコメント

学生時代から問答無用のエースっぷりを発揮していた比江島選手ですが、宇都宮に移籍して以来、オフェンス面でのインパクトが少し薄れている印象があります。

高校生の頃から彼のプレーを見てきた当方は、(彼のピークはもう終わってしまったんだろうか…)などと邪推したりもしましたが、久しぶりに本人に話を聞いてみると、また違った印象を受けました。

宇都宮は言わずとしれたディフェンシブなチームです。ディフェンスで力を発揮できなければプレータイムは伸びません。「ブレックスのチームカラーでもあるディフェンスは、加入時からずっと課題としています」というコメントから察するに、比江島選手の中で、ディフェンスに対する意識のウエイトが、オフェンスよりもかなり重くなっていることがうかがえます。

今季で加入3年目。「チームのスタイルにも慣れてきたし、スタンスやポジショニングなどは三河時代からどんどんよくなってきている」と話す一方で「ファールマネジメントやプレッシャーのかけ方はまだまだ改善の余地がある」と反省を口にした比江島選手。ディフェンスに一定の手応えを獲得し、迷いがなくなったときに、どのような選手になっているかが非常に楽しみです。

ロスター3人不在でも強さは本物。A東京の現在地

ロスター3人不在でも強さは本物。A東京の現在地

開幕戦より好調の安藤選手。プライベートで仲がよく、小島選手のコンディション不良を受け出場時間が増えたPG津山尚大選手については「(先輩PGとして)声をかけて、彼の成長を助けてあげたい」とコメント

前述のとおり、ジョーンズ選手とトーマス選手がロスター外。加えて、昨年手術をした二番手PGの小島元基選手の本格復帰が叶っていないA東京は、『オンザコート1体制』とPGが2選手のみという圧倒的不利な状況にも関わらず、川崎に1勝1敗、宇都宮に接戦と、確かな地力を見せつけています。

アレックス・カーク選手と田中大貴選手というチームの柱は言わずもがな、今季はポイントガードの安藤誓哉選手が一皮むけた印象。ジョーンズ選手、トーマス選手がチームになじみ、須田侑太郎選手、津山尚大選手、小酒部泰暉選手らがバックアップとして高いパフォーマンスを発揮できるようになれば、その強さは揺るぎないものになりそうです。

「厳しい状況ではありますが、今僕たちができる100パーセントのスタンダードを常に保ち続けていくことが、現状を乗り越えるために必要だと思います」

キャプテンの安藤選手はこのように話しました。

文:青木美帆
写真:🄫B.LEAGUE

バスケ情報

BS12おすすめ番組

BS12 特選情報

スポーツ一覧へ戻る

ページTOP

視聴方法