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2020年5月12日公開 エリート大学プレーヤーによる社会貢献「Let’s play basketball」

エリート大学プレーヤーによる社会貢献「Let’s play basketball」

高校、大学を沸かせるそうそうたるプレーヤーが、プロジェクトを始動させた(©Let’s play basketball)

新型コロナウイルスの世界的な流行に伴い、芸能人やアスリートなど影響力を持つ人々が、さまざまな社会貢献活動に乗り出しています。今回はその中から、育成世代のエリート選手たちが行っている活動「Let’s play basketball」について紹介します。

トップレベルを知る学生だからこそ、できること

「Let’s play basketball」は、大学バスケで活躍する2年生が中心となり、立ち上がったプロジェクトです。メンバーは以下の18人です。

◆筑波大
浅井修伍選手(福大大濠高)、笹山陸選手(洛南高)、中田嵩基選手(福大大濠高)、三谷桂司朗選手(広島皆実高)、横地聖真選手(福大大濠高)

◆大東文化大
中村拓人選手(中部大第一高)

◆日本大学
飯尾文哉選手(洛南高)

◆早稲田大
神田誠仁選手(浜松開誠館高)、土家大輝選手(福大大濠高)

◆中京大
緒方康太選手(福大大濠高)

◆龍谷大
勝部珠莉輝選手(北陸高)

◆大阪産業大
小栗瑛哉選手(開志国際高)、高木拓海選手(開志国際高)

◆広島大
山本草大選手(福大大濠高)

◆岡山大
長尾帆高選手(岡山操山高)

◆日本経済大
小池文哉選手(開志国際高)

◆福岡大附属大濠高
平松克樹選手、岩下准平選手

全国大会上位進出、全国制覇、アンダーカテゴリー日本代表など、そうそうたる実績を持つメンバーがズラリと揃っています。

彼らは、全国トップレベルの指導を受けて育ってきたという強みをフルに生かし、SNSを通じて、1人でできるメニューを動画で紹介したり、ダイレクトメッセージで寄せられた技術相談に、個別に回答したりしています。

最近では、フォロワーから寄せられたメニューに、選手たちがチャレンジする動画を公開したり、プレゼント企画をやったりと、様々な取り組みを行っています。海外や他競技から寄せられたチャレンジ動画に、有名選手たちが四苦八苦しながら取り組む様子を見ているのはなかなか楽しいものです(笑)。

“離れていてもみんなでバスケをしよう。つながっていよう。”

SNSを通じて、彼らはそんなメッセージをみんなに届け、それを受け取った10代のバスケ部員たちを中心に、多くのフォロワーを獲得しています。

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#beatcoronawithbball #ボールを繋げ

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参加者たちによるPR動画(©Let’s play basketball)

リーダーたちの立ち上げに際する思い

今回は、今プロジェクトのキーマンとして活動する、長尾選手と山本選手を取材しました。

まずは、プロジェクトの発案者である長尾選手に、どのような経緯でこの活動を行うことになったかを聞きました。

長尾選手。全国レベルの経験はないが、余りあるパッションをもとにプロジェクトを立ちあげた(本人提供)

長尾選手。全国レベルの経験はないが、余りあるパッションをもとにプロジェクトを立ちあげた(本人提供)

「全国各地で部活が活動中止となっていく状況を受けて、『今だからこそ自分にできることはないだろうか』と考えていました。

そこで、同じ中国地方の大学でプレーしていて、ミニバス時代から親交があったソウタくんに『中国地方の大学生で何かできないだろうか』と相談してみたところ、『やるんだったら全国的に影響力のある選手を巻き込もう』とアドバイスをもらいました。

ソウタくんは、中学高校と全国トップレベルでプレーしてきた選手。そのツテで有名な選手たちに声をかけてくれて、みんなが賛同してくれて、プロジェクトが発足しました」

選手集めを担当し、このプロジェクトがより大きく広がるきっかけを作った山本選手は、こう話しています。

中学時代に全国制覇を経験。高校時代は名門・福大大濠のキャプテンを担った山本選手(本人提供)

中学時代に全国制覇を経験。高校時代は名門・福大大濠のキャプテンを担った山本選手(本人提供)

「候補の選手たちに声をかけ始めたのが昼で、その日の夜には、大学の方針でNGという選手を除いて全員が賛同してくれました。僕自身、ちょっとびっくりでした。みんな実際の行動に移すまでは至らなくても、『何かの力になりたい』という気持ちを持っていたからだと思います」

ちなみに、2人の高校生が参加するにあたっては、こんないきさつがあったそうです。

「活動を始める前に、高校の恩師にあたる片峯聡太先生に『学生だけでこういう活動をしていいのか』『高校時代に教えてもらった練習を紹介していいのか』というようなことを相談しました。すると、『ぜひがんばってほしい』と快諾いただいた上に、『うちの現役生も参加させていいよ』と言っていただきました」

参加している選手たちも成長できる活動に

「Let’s play basketball」は、バスケットを愛する人々に貢献することはもちろんのこと、参加している学生たち自らの成長を促すという点でも素晴らしいものです。

山本選手はこう話します。

「高校生2人を含めた全選手が、練習を動画に撮るだけでなく、自分の言葉でやり方やポイントを説明したり、フォロワーから寄せられたバスケに関する悩みの解決を目指しています。

メンバー全員がこういったことが得意なわけではありません。それでも、自分で考えて伝えることに意味があるのかなと思っていて。

高校生たちにも『チームメートに相談してもいいから、自分が持ってる知識や技術を総動員して、人のために尽くす経験をしてほしい』と言って、参加してもらっています」

プロジェクトの参加メンバーの中には、山本選手、中田選手、笹山選手ら、自分の考えを堂々としっかり話せるタイプの選手もいますが、中村選手や高木選手など、どちらかというとそれが得意でない印象の選手もいます(山本選手いわく、横地選手や浅井選手も、あまり話すのが得意でないそう)。

プロジェクトの開始にあたって、山本選手は彼らに「自分で伝える」というミッションについても説明していたそうです。全員がそれを承知した上で、それでも誰かの力になりたいという思いで活動に参加していることにも、大きな価値を感じています。

自身も不安で仕方がない。それでもみんなで前を向いていたい

「誰かのために」との思いで活動している彼らではありますが、彼ら自身も非常に不安定な状況で日々を過ごしています。人生の大きなウエイトを占めていた部活ができなくなり、春の大会が軒並み中止になり、集大成となるインカレの開催すら、どうなるかわからない……。

山本選手が、その苦しい気持ちの片隅を明かしてくれました。

「バスケをしたいのにできないという精神的なストレスは、想像以上に大きなものでした。いつも会っていたチームメートに全然会えなくなった今、すごく感じるんです。『ただ会うだけで、ワーワー言いながらごはんを食べるだけで、たくさんのエネルギーをもらえていたんだな』って」

長尾選手は、8月から予定されていたアメリカ留学が中止になりました。バスケットボールの本場で、バスケットと人とのつながりを肌で感じることを楽しみにしていました。

「もうあっちの大学とやり取りをしていたところでの中止だったので、割とショックではありました。

ただ、これは、中田くんがツイッターで言ってたことなんですけど、『暗くてネガティブより明るくポジティブ』という姿勢を、僕ら学生たちから多くの人に伝えて行けたらなと」

プロジェクト名のとおり、彼らの一番の目的は、多くの人と一緒にバスケットボールを楽しむことでした。ただ、インターハイや全中の中止という、当事者たちにとってあまりにショッキングな決定があった以降、彼らの活動指針は少し変わりつつあります。

「インターハイと全中の中止を受けて、今の状況で中高生たちにプレーすることを求めるのは、酷なことなのかもしれないという考えに至りました。その中で僕たちは何をすればいいかと考え、年長者として、彼らに前向きに過ごす姿勢を見せていこうと考えています。

その指針に従って、今はTシャツのプレゼント企画を行ったり、高校生たちの引退試合を実施するために行動を始めています。

とにかく僕たちは、前向きに全力で行動していきます。『一緒に何かやってみたい』『こんなアイディアはどう?』ということがあったら、どんどんご連絡いただきたいです!」(長尾選手)

「Let’s play basketball」はSNSアカウントのダイレクトメッセージを一般開放しています。コラボレーションに興味がある団体、企業、個人のみなさんは、ぜひお気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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「前を向こう。」 ・ 新型コロナウイルスの影響により、全中やインターハイが中止となってしまいました。 多くの方が悔しさや不安を感じている中、私たちもどんなメッセージを皆さんに伝えるべきなのか、正直迷いました。 ・ しかし、「バスケットボールを通じて、一人でも多くの方が楽しく、ポジティブになれるように」という私たちの目的に変わりはありません。 ・ これからも私たちにできることを、全力で取り組みます! ・ ※全力で取り組みましたが、最後の方あのクオリティです!許してください!!! ・ 明日から#beatcoronawithbball 運動第3シーズン到来!お楽しみに!! ・ ——————————— – Japanese inter-high school athletic competiton had been cancelld because of the COVID-19. Tbh, we didn't know what we should say. However, our aim, making as many people as possible be happy and positive won't change. So we're going to continue to try our best. Also, season3 will start from tomorrow. Don't miss it! #beatcoronawithbball #stayhome #staysafe

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インターハイ、全中の中止を受けてのメッセージ動画(©Let’s play basketball)

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文、写真=青木美帆

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