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2020年2月27日公開 ウインターカップ徒然草③ ~美しい姿勢のモチベーター(北陸高校・長谷川哲也マネージャー)

ウインターカップ徒然草③ ~美しい姿勢のモチベーター(北陸高校・長谷川哲也マネージャー)

ベンチワークでチームを盛り立てた長谷川哲也マネージャー

大会5日目の取材後、偶然帰りが一緒になったOカメラマン(ビーコルオフィシャルフォトグラファー)と雑談をしていると、ある部員の話が出ました。
 
O「北陸のマネージャーの子、すごく面白くないですか?」
 
A「ああ、あの子! すごく目立ってますよね」
 
O「私、たまたま見てたんですけど、シュートが決まったことに喜びすぎてて、スコアをつけ忘れそうになってましたよ(笑)」
 
A「マジですか!最高だそれは!(笑)」
 
我々が話題としていたのは、北陸高校の長谷川哲也マネ―ジャーのことです。背筋をピンと伸ばし、ファールの数を声とハンドサインで示し、一挙手一投足を見逃さないという表情でコートを見つめ……。ベンチの仲間たちを「ここが盛り上げどころだ」と鼓舞する場面もありました。とにかくそのたたずまいは、非常に目立っていたのです。
 
今年の北陸に、10年ほど前の「やんちゃで元気いっぱいな北陸」を感じたということは、インターハイの振り返り記事でもお伝えしましたが、長谷川マネージャーはもしかして、その一端を担った重要なピースだったのではないか……。そんな仮説を持って、準決勝終了後、本人に話を聞いてみました。

ウインターカップ徒然草③ ~美しい姿勢のモチベーター(北陸高校・長谷川哲也マネージャー)

コート上に立つ選手たちに、ファールの数を伝える長谷川マネ

――大会中にたくさんのマネージャーを見ましたが、長谷川くんの姿勢の良さや、チームに積極的に関わろうとする振る舞いはとても印象的でした。

本当ですか? ありがとうございます。声かけやドリンクを配ることなども含めて、とにかくメンバーがやりやすいようにサポートすることを第一に考えて、行動していました。
 
――人差し指を立てたハンドサインをしきりに示していました。あれはどういう意味だったんですか?

みんなに落ち着いてもらいたかったので、「まず1本とろう!」という気持ちをずっと伝えていました。
 
――ああやって立ち上がってハンドサインを送ったり声をかけたりすることは、いつごろからやっていたんですか?

2年生のときはちょっと躊躇していたんですけど、僕らの代になってからは自信をもってみんなに伝えるようにしていました。
 
――ベンチにいるチームメートに盛り上げを促す場面もありました。

流れがいいときは自然と盛り上がるんですけど、相手に流れが傾きそうなときって、どうしても沈んじゃうじゃないですか。そこでもう一回ベンチから流れを持ってこられるように、そういった声掛けをしました。
 
――知り合いのカメラマンさんが、シュートが決まったことに喜ぶあまり、スコアをつけ忘れているところを目撃したそうです(笑)。

正直に言うと、いいプレーが出たときは全然スコアをつけられていないです(笑)。ファールの数も、ベンチがうるさすぎてアナウンスが全然聞こえません(笑)。

ウインターカップ徒然草③ ~美しい姿勢のモチベーター(北陸高校・長谷川哲也マネージャー)

仲間に盛り上げを促す長谷川マネ。普段の練習では、重野善紀コーチの右腕としても活躍するそうだ
 
――マネージャーをやるようになった理由を教えてください。

僕は実は、普段はプレーヤーなんです。北陸には専任のマネージャーがいないので、大会のときだけスコアをつけるために、2年生のインターハイから僕がその役目を務めています。
 
――「マネージャーになってくれ」と言われたときは、どんな気持ちになりましたか?

めちゃくちゃ悔しかったです。ただ、それで練習中に腐るようになったらカッコ悪いと思ったし、メンバー外の自分が努力を続けることで、それを見てるメンバーにもいい影響があるかもしれないと信じて、くじけず努力し続けました。
 
――今年の北陸高校は、ベンチと応援団との息がピッタリと合っていて、とてもいい雰囲気でした。このような雰囲気づくりで心がけたことはありましたか?

僕もがんばりましたが、中心にいたのは7番の赤尾(夢大)です。あいつがベンチに戻ってきたら円陣を作ったり、声を出してくれたので、そこに他の選手や下級生たちが乗ってくれたのかなと思います。インターハイ直前にチームの雰囲気が悪くなってしまったときは、メンバー外の3年生たちが率先して声をだしてくれたり、裏方の仕事に徹してくれました。おかげでインターハイ準優勝、ウインターカップ3位という結果が出たのかなと思います。

ウインターカップ徒然草③ ~美しい姿勢のモチベーター(北陸高校・長谷川哲也マネージャー)

北陸は部員全員でチームのよき雰囲気を作り上げた
 
――卒業後は競技を続けますか?

将来は指導者になりたいと思っているので、大学バスケ部の学生コーチになろうかなと思っています。
 
――いつごろから指導者を目指すようになったんですか?

僕、実はお父さんの影響で能代工業がすごく好きなんです。それで、お父さんが持っていた、加藤廣志さん(能代工業の礎を築いた指導者)の『高さへの挑戦』という本を小さいころから読んでいて、子どもながらに「おもしろい、かっこいい!」ってずっと思っていました。加藤先生は高校時代にすごい選手ではなかったけれど、指導者として結果を残しているじゃないですか。僕も加藤先生のようにいっぱい勉強して、素晴らしい指導者になりたいです。

 

文、写真=青木美帆

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