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2019年11月27日公開 現役大学生プロ・中村太地(京都)の緻密な計算と大きな野望。

渋谷戦では2試合共に30分前後出場。ルーキーのPGとしては異例のプレータイムだ

渋谷戦では2試合共に30分前後出場。ルーキーのPGとしては異例のプレータイムだ

特別指定選手制度の創設や、馬場雄大選手(A東京~テキサス・レジェンズ)、岡田侑大選手(三河)ら、大学バスケ部を退部しプロ入りした選手たちにより、学生プレーヤーのキャリア選択は多様になったなーとしみじみ感じる今日このごろです。

今回紹介する中村太地選手(京都)は、法政大学に在籍する現役大学生。190センチの長身ながらポイントガードを担える逸材として高い期待を集め、Bリーグ誕生年から特別指定選手制度を利用しBリーグでプレーしてきました。

大学4年生になった今年、中村選手は満を持して大学からBリーグに登録カテゴリーを変更。11月17日に行われたサンロッカーズ渋谷戦後に、今回の決断に至った経緯や、今後の展望についてうかがいました。

チーム探しの決め手は「若いうちから経験を積めるか否か」

浜口炎ヘッドコーチは、彼に大きな注文をしていないという。「とにかく自由にやってほしい」とコメント

浜口炎ヘッドコーチは、彼に大きな注文をしていないという。「とにかく自由にやってほしい」とコメント

――まずは、京都に加入した経緯について教えてください。
昨年特別指定でプレーした横浜さんを含め、複数のチームからオファーをいただいた中で京都を選びました。大きな決め手となったのは、同ポジションの伊藤達哉さん(大阪)が移籍しプレータイムを獲得できそうだったこと。強豪チームからもオファーがありましたが、齊藤拓実さんやシェーファー(アヴィ幸樹=ともに滋賀)から、プレータイムを求めてアルバルクを離れたという話を聞いて、初年度は試合に出ることを最優先に考えようと思ったんです。

特に、僕のポジションはポイントガード。コート上でリーダーシップを発揮しなければならないポジションなのに、20代後半とかで主力になってから、ようやくそれを身に付け始めているようでは遅い。とにかく若いうちから試合に出て、失敗もどんどん経験しながらチームを引っ張らなければいけないと思いました。

――特別指定選手としてBリーグはすでに経験済みですが、本格的なプロキャリアをスタートさせた現在の心境をお聞かせください。
バスケットが仕事になったので、学生時代のようにちゃらんぽらんではいられないなと思っています。また、京都の選手はほとんどが一回り年上なので、プレーに関していろいろな提案をしてもらえることがありがたいですね。いつもめちゃくちゃ勉強になっています。とても大切な経験をさせてもらっていますし、いいチームを選んでよかったなと思っています。

――現在の課題は何ですか?
オフェンスでやりたいことをもっとはっきりさせて、いい流れを循環させるのが僕の役割。加えて、京都はアウトサイドからペイントにアタックできるのが僕とジュー(ジュリアン・マブンガ選手)しかいないので、ポイントガードだけどドライブ、パス、シュート、リバウンドとオールラウンドに活躍しなければいけないと思っています。最年少ではありますが、ジューという素晴らしいお手本を見ながら、うまくチームをコントロールしていきたいですね。まだまだできそうにはないんですけど…(笑)。

ただ、コーチは渋谷に二連敗したあと「ようやくシーズンの1Qが終わった」と言っていました。僕自身もシーズン序盤でこういうチームと対戦し、課題が見つかったことをプラスにとらえ、これからもっとチャレンジしていこうという気持ちになっています。

栄養士やメンタルコーチと個人契約。縁を大切にステップアップを

渋谷戦では2戦11TO。しかし「相手を無双する、蹴散らすくらいの気持ちでやることが大事だとわかった」と前向きだ

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――プロになったことで生活スタイルに変化はありましたか?
個人的なツテを頼りに、栄養士とメンタルコーチのサポートを受け始めました。法政大の卒業生っていろんな業界にいるんで、勝手にいろんなネットワークがつながっていくのが面白いんですよ。人との縁があったからこそ、僕はここまで来られたような気がする。今後もそれを大切にして、バスケの外にも目を向けながら、いいものはどんどん取り入れていきたいです。

――プロ1年目の目標は何ですか?
僕は特別指定選手時代にそれなりに試合に出ていたので、新人王の資格はないんだそうです。それでもしっかり活躍して、「新人王は中村だった」と言われるくらいのパフォーマンスを見せることが個人的な目標。チームとしてはプレーオフ進出が最低目標です。

――長いスパンでの目標も教えてください。
日本代表にからむことです。アルバルクや千葉との対戦で、安藤誓哉さんや富樫勇樹さんとマッチアップしてみて、勝負どころで決めきる力のすごさを実感しました。自分にはまだまだその力はありませんが、これからどんどんステップアップしていきたいです。

法政大でプレーしていた頃の中村選手を、何度か取材させてもらったことがあります。そのたびに、学生とは思えない貪欲さとしたたかさ(もちろんいい意味の)を強く感じていました。今回、プロとなって初めて彼と接してみて改めて、そのマインドはプロアスリートのそれだったんだなと気づきました。年長者と接しても一切物おじしない様子も、プロ選手としてはとても頼もしいものです。

長いスパンをしっかり見据えた上で、プロキャリアをスタートさせた中村選手。これからのステップアップスト―リーに、みなさまもご注目ください。

文=青木美帆
写真=B.LEAGUE

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