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2019年10月31日公開 ブレイクスルーは間近!川崎・青木保憲の3年目の成長

特別指定選手として2017-18シーズンより川崎入りした青木選手

特別指定選手として2017-18シーズンより川崎入りした青木選手

先週末の日曜日は、東地区と中地区の首位対決となる、サンロッカーズ渋谷×川崎ブレイブサンダースの取材に出かけました。

昨年までと違う戦い方にチャレンジし、それが現状とてもいい形で作用しているという点で共通する両チーム。結果は、渋谷が第1戦の借りを返す完勝を収めましたが、非常に興味深い、見ごたえのある内容でした。

この試合で私が注目したのは、川崎ブレイブサンダースの青木保憲選手です。

消極的ミスが目立った過去。しかし、今年は違う!

中学生のころから全国の第一線で活躍してきた青木選手。プレーや人柄は、そのころから一貫して「まじめ」「優等生」「いい子」で、おとなしい印象の選手でした(あくまで私見です)。川崎に入ってもその印象は変わらず、プレータイムもなかなか伸びませんでしたが、シーズン開幕前、今季の抱負をうかがう仕事で、「あれ?」と思わされました。発する言葉が明らかに強く、話し方からもなんというか、鼻息が聞こえてきそうなくらいの熱を感じたのです。

特別指定選手時代から足掛け2年。いよいよブレイクスルーの時が来たのかも…と思っていたら、20日の千葉ジェッツ戦では、最大23点差をひっくり返す立役者に。取材に訪れた渋谷戦では、第1ピリオドから交代出場し、持ち前のディフェンス力を発揮。ミスはしましたが、過去2シーズンでよく見た「ミスを恐れて起こしたミス」(本人談)とは違ったものを感じました。

そんな青木選手の現在の心境について、聞きました。

最強の2ガードと本気でやり合い、自信をつけた

ディフェンスに加え、今季はオフェンスでも積極性を見せている(写真は10/20千葉戦より)

ディフェンスに加え、今季はオフェンスでも積極性を見せている(写真は10/20千葉戦より)

――今日の試合は、篠山竜青選手、藤井佑眞選手のファールトラブルもあり、早いタイミングから出場機会を得ました。どのように準備されていたのですか?

いつも、どのタイミングで出てもいいように体やメンタルを準備していますけれど、今日は第1クォーターの最初のタイムアウト時に佐藤賢次ヘッドコーチから「もう少ししたら行くぞ」と言われていたので、マインドの部分でしっかり準備をして試合に出ることができました。

――2ピリでは連続ミスからのファール、交替という場面が。しかし、昨季までの消極的なミスではなく、攻めた結果のミスだったように見受けました。

はい。気持ちの入ったミスでした。ああやって連続でうまくいかないときは、一度速い展開を止めてコントロールしたりということは、もっとしっかりやらなきゃいけなかったと思います。渋谷がプレッシャーをかけてスティールを狙って来ているのなら、そこで裏を突いて自分がアタックするとか、自分が狙われてるならパスフェイクを使うとか。

去年は竜青さんや祐眞さんと2ガードで出て、空いたらシュートを打つという役割が多かったですが、今年は2人が出ていない時間に、1ガードでプレーする時間も増えています。チームの中では若いですが、それでもガードとして自分がリーダーシップをとるという強いメンタルは、去年とは全然違うという手ごたえがあります。

――シーズンに入る前、どのようなマインドセットを行いましたか?

昨シーズンが終わったところから自分を振り返って、ハングリー精神が足りなかったなと。竜青さんや祐眞さんに負けても、どこかで「しょうがないか」と思っていたんじゃないかって。

いろんなところで「川崎はセカンドユニットがダメだ」と言われて悔しかったし、今年はチーム全体のテーマが「競争」ということもあって、プレシーズンから2人に勝つつもりでやり合いました。その結果自信がついたんだと思います。「あの2人とやり合っているんだから、他のチームもガード陣とも戦える」というマインドが自然と身につきました。

コートの外では好青年。より計算が立つ選手に成長できるか!?

渋谷戦の試合前には、高校大学の同級生・杉浦選手と談笑する様子も見られた

渋谷戦の試合前には、高校大学の同級生・杉浦選手と談笑する様子も見られた

試合中は、相手ガードがフラストレーションを溜める、嫌~なディフェンスが売りの青木選手ですが、コートを離れるととにかく好青年。ベビーフェイスも手伝ってか、年長者ならばみな可愛がりたくなるような雰囲気があります(笑)。

この試合は、福岡大学附属大濠高校の同級生・杉浦佑成選手との対戦ということで、関東の高校OBが大勢応援に訪れました。ハーフタイムには会場MCが「杉浦選手の母校のOB会がいらっしゃいました」とアナウンスしていましたが、残念なら青木選手については触れられず。ちょうどロッカールームを出るタイミングでそれを聞いた青木選手もちょっぴり悔しかったようで、いそいそとコートに駆け出し、「自分もです!」と言わんばかりにお辞儀をしたそうです(笑)。

試合序盤に出場チャンスを得た青木選手でしたが、後半の勝負どころでは篠山選手、藤井選手が4ファールだったにも関わらず出場ナシ。「篠山・藤井を安心して休ませられる選手」からもう1ステップ上がり、青木選手が大事な時間で計算できる選手になれれば、川崎はさらに怖い存在になりそうです。

文=青木美帆
写真=B.LEAGUE

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