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2019年08月29日公開 【インターハイ延長戦】桜花学園Vの立役者となった、アマカの大きな成長

【インターハイ延長戦】桜花学園Vの立役者となった、アマカの大きな成長

力強いドライブや技ありのシュート。ウインターカップからの成長に多くの人が驚いた

「何もできない」から「めっちゃ楽しい」に駆け上がった1年間

2年連続24回目のインターハイ優勝を果たした桜花学園(愛知)の立役者は、この人ではなかったでしょうか。ナイジェリアからやってきた留学生センター、オコンクウォ・スーザン・アマカ選手(2年)です。
 
決勝戦の岐阜女子(岐阜)戦では、試合開始早々からフルスロットル。岐阜女子の2人の留学生選手をものともせず、26得点19リバウンド6ブロックという素晴らしいスタッツを残しました。
 
第1ピリオドのラストには、自陣で相手のボールをインターセプト→そのまま敵陣にドリブルしてシュートというビッグプレーも飛び出し、井上眞一コーチも「インターセプトにはびっくりしましたね。最後はシュートを落とすんじゃないかと思ったんですけれど」と笑っていました。
 
アマカ選手は、桜花学園が初めて受け入れたアフリカからの留学生。186センチという規格外の長身は、それだけで対戦相手の大きな脅威となりますが、1年生だった去年は、その高さ以外のアドバンテージを、ほとんど発揮できていないように見えました。ボールをファンブルしたり、相手の執拗なマークに対応できなかったり…。アマカ選手自身も「最初はマジで下手くそ。めっちゃ弱い。ポストプレーもできない、キャッチもできない、何もできなかった」と反省を口にしました。
 
しかし、着々と努力を重ね、この大会の中でも大きく成長。井上コーチは「入学した時は素人だったのに、よくぞ『バスケット』を覚えましたね。あの子は、今が一番バスケットが楽しいんじゃないですか」と成長をたたえ、アマカ選手は「バスケ、めっちゃ楽しいです!」と笑った。

浴衣たたみはチームNo.1! 日本の文化・生活で大きく育つ

【インターハイ延長戦】桜花学園Vの立役者となった、アマカの大きな成長

普段はとても明るい性格だが、優勝後、井上コーチに握手を求められると感極まって涙した
 
井上コーチはアマカ選手について、こんなことも話してくれました。
 
「あの子は日本語を覚えるのが早くて、今では味方に指示を出せるくらいにまでなっている。学校で浴衣をたたむ授業があったみたいだけど、あの子が一番早かったと聞きました。日本の文化にもかなり興味を持っているようです」
 
アマカ選手は以前、「来日した当時は独りぼっちだった」と話していました。初めて接する留学生に、部員たちもどう接していいかわからないところがあったのかもしれません。淋しい気持ちはもちろんあったでしょうが、お父さんからの「日本語を覚えて、しっかり日本のごはんを食べて、自信をもって生きなさい」という励ましで前を向くことができたそうです。
 
英語が話せるチームメートのサポートをなるべく使わず、日本語でコミュニケーションをとることを自ら心掛け、豆腐、納豆、味噌汁といった食べ慣れない日本の食材も、苦戦しながら完食。トレーニングの効果もあいまって、学校の体操服を買い替えなければならないほどに筋肉が増えたそうです。
 
今年4月には日本語検定(4級)を受験。練習後の時間を使って勉強に取り組み、試験前日には追い込みができるようにと練習時間の配慮も受けたそうです。試験内容を見てみると、日本人の学生でも答えを迷いそうな問題がたくさん。インターハイ後に結果が出ると話していましたが、果たしてどうだったのかな…?
 
聡明で明るく、好奇心旺盛なアマカ選手。またおしゃべりできる日が楽しみです。
 
 
写真・文=青木美帆

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