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2019年07月26日公開 B代表候補に初選出! U22世代きっての隠し玉 ラシード・ファラーズ(東洋大4年)

B代表候補に初選出! U22世代きっての隠し玉 ラシード・ファラーズ(東洋大4年)

台湾で開催された国際大会「ウィリアム・ジョーンズカップ」で3位という好成績を挙げたジョーンズカップ男子日本代表。A代表1歩手前の「B代表」の位置づけにあたるこの代表の1次候補に選出された20人の選手たちは、海外在住の日本国籍保有者まで広くリサーチした日本バスケットボール協会の尽力もあり、フレッシュかつバラエティに富んだメンバーでした。

海外の初選出組ではマサチューセッツ工科大進学予定の小川春太選手、最年少16歳の山之内勇登選手が大きく取り上げられましたが、国内組にもこういった代表選考に初めてからんだ選手が1人いました。東洋大4年生のラシード・ファラーズ選手です。

高校でバスケを始め、大学3年の秋までほとんど試合に出ていない逸材

B代表候補に初選出! U22世代きっての隠し玉 ラシード・ファラーズ(東洋大4年)

大学ではセンターだが、2次合宿ではフォワードでプレー。「得意のドライブをより生かせた」と手ごたえを感じている

パキスタン人の父と日本人の母を持つラシード選手は、201センチの長身とそれに似つかわしくないスピードの持ち主。バスケを始めたのは高校から。これまでに代表候補はおろか全国大会出場経験すらなく、大学入学後もほとんど出場時間がなかった超無印のプレーヤーです。ところが昨年、東洋大のヘッドコーチに就任した佐藤信長さんに光るものを見い出され、秋のリーグ戦から試合に出始めるようになり、今年はなんと代表候補に選出されるに至りました。
 
人生で初めて経験する代表選考合宿ということもあり、「大勢のスタッフにコート上のすべてを評価されていると思うとすごく緊張しました」と合宿序盤を振り返るラシード選手。しかし徐々に順応していき、「『たくさんの人に見られているということは、それだけアドバイスをもらえるということ』と思えるようになってからは、プラスにとらえられるようになりました」と話します。ちなみに佐古賢一アシスタントコーチは、佐藤ヘッドコーチの実業団時代の盟友。「信長さんからは『いいやつだから何でも聞いてみな』と言われました(笑)。本当にそのとおりで、いつもわかりやすいアドバイスをもらっています」
 
また、バスケットボールに集中するための環境が揃う、ナショナルトレーニングセンター(以下NTC)の設備やスタッフのサポートにも感激したそう。「練習中の様子はすべてビデオカメラで録画されています。毎晩、勝久ジェフリーさん(サポートコーチ兼通訳/川崎ブレイブサンダースアシスタントコーチ)とその日の練習を最初から最後まで見返して、もらったアドバイスをノートにまとめて次の日に生かすようにしています。バスケが大好きな自分にとって、ここは本当に幸せな環境です」と、心からうれしそうな表情で話してくれました。

「いつかはあそこで…」を叶えた、無類の練習好き

B代表候補に初選出! U22世代きっての隠し玉 ラシード・ファラーズ(東洋大4年)

性格は明るく社交的。「パキスタンの人はみんな陽気で、すぐ踊り出します」と教えてくれた

非凡な能力ももちろん素晴らしいものですが、ラシード選手の根幹を支えるのは、ハードワークをいとわない、前向きで素直な性格。東洋大に進学した理由の1つが「体育館と寮が近くてたくさん練習できるから」というくらいの練習好きで、昨季のオフ返上の猛練習も大歓迎だったと言います。ハードな練習を苦にするどころか、むしろ成長するチャンスととらえてどんどん吸収し、めざましい成長を続ける様子は、端から見ていても気持ちのいいものです。
 
残念ながらジョーンズカップの最終メンバーからは落選しましたが、日本代表の育成強化選手に選出され、現在もNTCでプレーする日々が続いています。
 
東洋大の練習拠点と選手寮は、NTCから徒歩5分たらずの場所。ラシード選手は東洋大に入学した頃から、NTCの前を通るたびに「いつかはここでプレーしてみたい」とモチベーションを高めていたと言います。

「大学のうちは無理だと思っていたけれど、けっこう早くかないました」。ラシード選手はそう笑いますが、自身が想像する以上のスピードでこの場所でプレーするに至った理由は、たゆまぬ努力があったからこそ。高い身体能力とハートの強さを兼ね備えた大型無印プレーヤーの成長に、今後も注目していきたいです。
 
 
写真・文=青木美帆

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