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2019年03月28日公開 Bスタッフさん、いらっしゃい! 千葉ジェッツ・木村和希ビデオアナリスト(後編)

Bスタッフさん、いらっしゃい! 千葉ジェッツ・木村和希ビデオアナリスト(後編)

ベビーフェイスで小柄。親しみやすい印象の木村さんだが、やっていることは学生時代からすごい!

千葉ジェッツの好調を支える木村和希ビデオアナリスト。後編では木村さんがビデオアナリストになったきっかけや、今後の目標などをうかがいました。

シュートチャートを手書きしていた高校時代

――木村さんが学生だった頃は、まだアナリストという役割が今よりも珍しい存在だったと思います。いつごろからこのような仕事に興味を持たれていたんですか?
僕は元々プレーヤーでしたが、高校2年生の時にスタッフになりました。「主務」という役職につき選手とコーチをつなぐ役割を任されたのですが、その一環としてスタッツ(数字)をまとめる作業を行うようになりました。

――例えばどんなことを行っていましたか?
エクセルでコート図を印刷して、シュートチャート(どの選手がどの位置からシュートを打ち、確率がどれくらいだったかを示すデータ)を手書きでとっていました。あとは個人練習のシュート成否を数えて確率を出してまとめたり、ポゼッション(ディフェンス〜オフェンスの回数)を手で数えたりしていました。あまり覚えていなかったんですが、今振り返ってみるとアナリストっぽいことをやっていました(笑)。

――まだタブレットのない時代に、高校生でそこまでやっていたことに驚きです! シュートチャートもまだそれほど全国的に浸透していなかったと記憶しているんですが、どこから着想したんですか?
誰かから教えてもらったのではなく、自分で思いついたものです。スタッフはプレーができないわけで、直接的にチームを勝たせられないじゃないですか。じゃあ何をしたらいいのかなと考えたときに、こういうことを思いつきました。

――いやはや、すごい高校生ですね! 大学ではいかがでしたか?
タブレットが使えるようになったので、データ集めは簡単になりましたね。そのうえで、ボックススコアに掲載されるデータよりも複雑で細かいデータを、計算式を使って導き出すようになりました。ただスタッツだけでは見えないところが多くあると感じ、大学2年の終わりごろからは映像分析も始めています。

いい失敗を積み重ね、日本一を目指す!
――それだけのことを行っていたからには、在学中から「プロチームで分析をやりたい!」と思われていたんじゃないですか?
そうですね。ただ、プロのスタッフになるにはまだ専門性が足りない、プロフェッショナルにはなれないと思ったので、大学院に進んでさらにデータや統計に関する勉強や研究を続けました。

――ジェッツに加入することになったのはなぜだったんですか?
大学院でお世話になったコーチがこのチームに僕を紹介してくれて、その中でタイミングが合ったのがというのが正直なところです。実は……当時、九州にはB1のチームがなかったこともあり、ジェッツがどういうチームなのかは全然知らなかったです……(笑)。

大野さん(大野篤史ヘッドコーチ)についても、ヘッドコーチというよりすごい選手という印象のほうが強かったですね。僕、高校まで大阪に住んでいたので(大野HCが在籍していた)パナソニックの試合をよく見ていたんですよ。

――それでは最後に、これからチャンピオンシップに進む上での抱負をお聞かせください。
僕は入団時から「4年で日本一のアナリストになる」という目標を掲げ、そこから逆算した目標を毎年立てているんですが、今年はアナリストとして新たな価値を創造するために、トライ&エラーを恐れないということを掲げています。

特に、今年からは新しいソフトウェアを導入させていただくようになり、活用する映像の種類や映像配信の方法を昨シーズンと変えたことで、失敗することはありましたし、選手やコーチ陣に迷惑をかけてしまうこともありました。しかし、アナリストの分野はこれからさらにテクノロジーが発展していく分野です。失敗を恐れて新たなテクノロジーに挑戦しないのではなく、失敗を積み重ねてでも「挑戦することはやめてはいけない」と思っています。

選手やコーチに迷惑をかけないところで失敗しつつ、それを最後まで貫いて、最後にチームの結果が出れば最高です。

文・写真=青木美帆

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