ジャンル別番組一覧

BS12 水曜バスケ!(Bリーグ)メインビジュアルBS12 水曜バスケ!(Bリーグ)メインビジュアル

2019年01月15日公開 千葉ジェッツ天皇杯V3を支えた西村文男のベテラン力

千葉ジェッツ天皇杯V3を支えた西村文男のベテラン力

鋭いドライブからジェッツのペースを生み出した西村文男選手

千葉ジェッツとJX-ENEOSサンフラワーズ。天皇杯と皇后杯は、千葉をホームとするチームのアベックVで閉幕しました。元千葉県民として、とてもうれしいです(笑)。

特に千葉ジェッツの勝ち上がりは非常にドラマティックなものでした。準々決勝の川崎戦は3点差、準決勝のA東京戦は1点差、決勝の栃木戦も2点差と大接戦。準決勝と決勝に至っては試合時間残り3秒以内で決勝点を決めるという、バスケットの醍醐味を詰め込んだゲームになりました。オーバータイムまでもつれ込んだ決勝で逆転3ポイントシュートを沈めた富樫勇樹選手は、優勝記者会見で「こんな2日間は今後ないと思う」とコメント。会場に居合わせた方々も同じ思いでしょう。

決勝で富樫選手が決めたシュートは、決勝点を含めてわずか2本。「ほとんどの時間が栃木ペースだった」と振り返るこの試合で、千葉に流れを運んだのは西村文男選手だったように感じます。

終始主導権を栃木に握られ、突き抜けるきっかけをつかめずにいた千葉。第4クォーターの勝負どころで、大野篤史ヘッドコーチは富樫選手に変わって西村選手を投入しました。西村選手は「何か突破口を」との思いからゴールにアタックするプレーを選択し、速攻、ドライブ、3ポイントシュートと大活躍。西村選手の3連続得点によって、千葉はこの試合初めて栃木に対してアドバンテージを握りました。

西村選手は準々決勝の川崎戦でも第4クォーターに出場し、逆襲を狙う川崎の心を折るようなブザビ3ポイントシュートを沈めています。その勝負強さの源が気になり尋ねてみたところ、「もうベテランなので、勝負強さを出していかないと今後につながらないですから」とクールな受け答え。そもそも自身を「勝負強いとは思っていない」と自己評価した上で、ヒントになるようなコメントをくれました。

「ジェッツのポイントガードとしてのゲームメイクや点の取り方にはすごく自信を持っているので、それが今回の3ポイントにつながっているのかもしれません。自分が行くときと味方を生かすときの判断や、バスケットIQは出せているのかなと」

出場時間は決して長くありませんし、2ケタ得点を連発するわけでもありません。それでも「ここぞ」というところで仕事ができるのは、ベテランならではの試合勘と思考力の賜物なのでしょう。

ルックスやたたずまいから若々しい印象が強い西村選手ですが、実は今年33歳。「年を重ねるごとに僕は疲れていきます」「30を超えるとケガの治りがめっちゃ遅くて……」と自嘲的なコメントで記者たちを笑わせましたが、今大会の出来には大きな手ごたえを感じているようです。

「若いころは勇樹(富樫選手)ほどではないけれど、ガツガツ点を取りに行くタイプ。それがジェッツに来て変わったというか。大野さんは僕とコミュニケーションを取りながらゲームメイクを任せてくれているので、それに応えなきゃと日々勉強しています。今大会は実は風邪をひいていたんですが、それでもチームに結果をもたらすプレーができたことは、自分自身としても満足しています」

自分とチームをよく知るベテランが、千葉の3連覇の足がかりを作りました。

文・写真=青木美帆

バスケ情報

BS12 特選情報

あなたへのおすすめ番組

お知らせ

ページTOP

視聴方法