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2018年12月24日公開 【ウインターカップレポート01】離島からウインターカップにやって来た「力持ち」

【ウインターカップレポート01】離島からウインターカップにやって来た「力持ち」

沖縄から西に約100キロ。人口8000人に満たない島からウインターカップにやって来た選手がいます。県立西原高校の3年生、宮里雅(みやざと・みやび)選手です。

宮里選手は174センチ83キロのセンター。バスケと陸上の砲丸投げ(中学時代には沖縄県ナンバー1!)で鍛えた圧倒的なパワーを持つ一方で、その体格からは想像しづらい機敏さと俊敏さを兼ね備えています。複雑なステップを踏んでゴール下のディフェンスをかわしたり、鋭いスピンターンからシュートを決めたりと、アッというようなパスを出したりと、そのプレーは見ていて飽きません。

久米島は沖縄本島から飛行機で30分の場所に位置する離島。宮里選手いわく「本当に田舎で本当に何にもないところ」で、「沖縄本島に来たときは都会過ぎて、沖縄から東京に来たみたいにびっくりしました」と笑いました。現在は他の部員ら数人とともに崎浜秀勝コーチの自宅で下宿生活を送っています。

宮里選手は、持ち前の機敏さをプレーに定着できるようになったのは高校生になってからだと振り返ります。というのも中学時代、ボール運びを含むアウトサイドでのプレーを担うことが多かったんだそうです。そんな宮里選手に崎浜コーチはポストプレーを徹底的に教え込み、宮里選手も「テクニックが身についたのは先生のおかげです」と話します。

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現役部員たちにとって初のウインターカップとなった今大会。初戦の東海大学諏訪高校(長野)戦は堅さが目立ち、宮里選手もオフェンスの持ち味を発揮させてもらえずにいました。開始5分ほどでいったんベンチに下がって頭を冷やすと、その後は「仲間の声掛けがあっていっそう燃えた」という言葉通り、得点にリバウンドにアシストにと奮戦。18得点13リバウンドという素晴らしい活躍で初戦突破に貢献しました。

今大会西原が目指すのはベスト8入り。指揮官は「我々は雑草魂で1点でも勝つ。粘り強く、コツコツやるしかない」と話し、宮里選手も抱負を話しました。

「トーナメントを勝ち上がるにつれて相手の身長が大きくなります。だけどそれに負けず、ボックスアウトとか基本的なこと、今までやってきたものをすべてこのコートで発揮できるようにしていきたいです」

「チームで宮里さんは何キャラですか?」。ふと尋ねてみました。「リーダー」とか「つなぎ役」とか、そういった答えを想定して回答を待っていたら、出てきた言葉はまさかの「力持ちキャラ」(笑)。そのパワーで、勝利をたくさんぶんどれるよう、願っています!

ウインターカップ公式サイト
https://wintercup2018.japanbasketball.jp/

バスケットLIVE(全試合配信)
https://basketball.mb.softbank.jp/features/3126

文・写真=青木美帆

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CSに向け、非常にいい形でレギュラーシーズンを終えたチームの一つが、川崎ブレイブサンダースです。千葉、宇都宮、A東京、SR渋谷に7戦全勝してRSを締めくくり、ケガ人が全員カムバックした状態でCSに突入する予定の川崎。シーズン序盤こそ、外国籍選手のケガや新システムの定着に苦戦しましたが、終盤に見せたチームバスケットの完成度の高さは、対戦チームがこぞって賞賛するものでした。

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