イーグルスと仙台への愛！長谷部康平さん＆枡田慎太郎さんの熱き想いに満ちた、副音声解説らしいビジター応援放送【10月15日(木)】

10月15日（木）のBS12プロ野球中継《千葉ロッテマリーンズ×東北楽天ゴールデンイーグルス》戦は、副音声解説にイーグルスOBの長谷部康平さんと枡田慎太郎さんを迎え、上野智広アナウンサーの実況でビジター応援放送を行ないました。

この日のBS12プロ野球中継・副音声ビジター応援放送は、長谷部康平さん＆枡田慎太郎さんというフレッシュコンビでのオンエア。久々の実況席となる桝田さんが「副音声らしい裏解説を楽しみたい」と意味深な発言をすれば、副音声初登場の長谷部さんは「僕はクセもないフツーの人間なので、持ち味をうまく引き出して下さい（笑）」と切り返し。試合前から、何やら波乱含みな雲行きも……!?

お二人は現役時代から交遊が深く、今も食事などをする機会が多いそう。長谷部さんは1回の食事で5〜6軒を巡る“いろいろなものを食べたい”派で、桝田さんも「長谷部さんとの食事は楽しい」と語ります。ちなみに長谷部さんは、現役時代から仙台で“次はここで食べたい”店リストを作り続けてきたとか。かつてのチームメイト・美馬学投手（現・マリーンズ）も、飲食店の下調べ・ピックアップ仲間だったそうです。

試合のほうは、イーグルス先発の岸孝之投手が好投。長谷部さんが「風の影響を受けて変化球の曲がりが大きく変わる、ZOZOマリンスタジアムでの投球術を熟知しているのでは」と語るように、5回まで10奪三振とマリーンズ打線を封じます。

2回にはイーグルス打線が繋がり、小深田大翔選手と鈴木大地選手の1・2番コンビが連続2点タイムリー。6回には銀次選手の2ランスクイズも決まり、6-0とイーグルスの完勝ムードへ。

こうした試合巧者ぶりには、桝田さんも「春のキャンプでバントコーチを設定するぐらい、今年のテーマはバントでしたからね。三木肇監督らしい、きめ細かい野球が実を結びつつあるのでは」と絶賛。長谷部さんもキャンプを見学した際、ヒットを打つとやり直しになる“進塁打練習”に仰天したと語ります。明確な変化を見せつつあるイーグルス野球に、お二人とも満足げな様子でした。

試合がイーグルスのペースとなったため、中盤以降は余談にも花が咲きます。

長谷部さんは仙台市内で高級生食パン専門店《LA・PAN》を運営されているだけに、番組連動ツイッターには視聴者からパンの話題も。「各種のジャムも豊富に用意されているので、いろいろな食べ方を試してほしいですね」と話されていました。ちなみに桝田さんも同店のファンで、食パンに目玉焼きを乗せて食べると最高だそうです。

宮城県仙台第一高等学校・硬式野球部でコーチを務める桝田さんは、プロ野球選手の全力疾走を子どもたちも見習うべきだとトーク。長谷部さんとともに仙台のポニーリーグ（中学生向け硬式野球リーグ）でも指導されているため、「野球を好きでいてくれることが一番」「将来、イーグルスに入団するような選手を育てたい」と理想を語って下さいました。

また、YouTubeに開設したばかりのチャンネル『枡田慎太郎のなんでやねん東北!?』の紹介も。長谷部さんをゲストに迎える予定もあるそうなので、イーグルス党の方はお楽しみに。

桝田「岸さん、完投に興味あるんかな」

長谷部「いや、ないと思う（笑）」

試合終盤に“完投はあるのか？”を予想していたお二人ですが、岸投手は9回のマウンドにも上がり、普段のポーカーフェイスぶりからは想像できないほど鬼気迫る投球を見せます。投球数115、被安打2、13奪三振の快投＆完投・完封劇となったゲームは、6-0でイーグルスが勝利。CS進出に向け、桝田さんいわく「120％負けられない」戦いを制しました。

2位・マリーンズに4ゲーム差と迫ったイーグルスは、ヒーローインタビューで岸投手が「最後まで諦めない」と語ったように、負けられない戦いが続きます。

長谷部さん・桝田さんが発せられた「今日は本当に楽しかったです！」という言葉の裏にも、大逆転でのCS進出を願う気持ちが込められていたのかもしれません。お二人の熱いイーグルス愛、トークの端々に溢れる仙台への想いが、とても印象に残る中継となりました。