星野伸之さんが開幕投手を務め、イチロー選手などの活躍でリーグ連覇を果たしたオリックスの栄光よ、再び……!?【9月4日(金)】

9月4日(金)のBS12プロ野球中継《東北楽天ゴールデンイーグルス×オリックス・バファローズ》戦では、オリックスOBの星野伸之さんを解説に迎え、田中大貴アナウンサーの実況でビジター応援放送が行われました。

開幕から苦しい戦いが続くオリックス・バファローズですが、楽天戦はここまで5勝4敗1分と勝ち越し。この日の先発はオリックス：山岡泰輔選手、楽天：則本昂大選手とエース対決だけに、負けられない戦いに！

副音声解説の星野伸之さんも「中嶋聡監督代行になってベンチの雰囲気も変わり、いいゲームが続いているので期待したいですね。相手の中軸に対して攻めの姿勢も目立つので、今日はバッテリーの攻め方にも注目です」とのこと。また、キーマンには好調で2番に起用された西野真弘選手、前日の9番から7番に打順を上げて復調気味なT-岡田選手、「中嶋監督代行がもっとも期待し、クリーンナップで育てようとしている」という3番・中川圭太選手を挙げて下さいました。

試合は、序盤から一進一退の展開に。両チームが1点ずつを積み重ね、5回を終えて楽天が3-2とリード。楽天の先発：則本投手がアクシデントで3回降板となったものの、オリックス打線は楽天リリーフ陣を捉えきれません。
星野さんも「1点取った後の2点目が取れないことも、低迷要因のひとつ。ひとりひとりの調子は悪くないので、“もう1本”が出れば打線も繋がるはず。きっかけさえあれば…」と歯がゆい様子。6回に大城滉二選手のタイムリーで同点に追いつき、4打席連続出塁の西野選手がチャンスを拡大した後も、期待の中川選手が倒れて好調な4番・吉田正尚に繋がらず、バファローズ党のため息が聞こえてきそうな展開に…。

その後は、楽天が浅村栄斗選手の通算200号・この日2本目のアーチで勝ち越し。4-3で楽天の勝利に終わりました。今季初勝利を目指した山岡投手は、7回4失点と試合を作ったものの、浅村選手のホームラン2本が悔やまれることに。
最後の打者となったT-岡田選手は、同点に追いつくチャンスの9回2死1･2塁から三振。「空振りを恐れず、持ち前のフルスイングをもっと見せて欲しい」と、星野さんから厳しい言葉が送られていました。星野さんと田中アナからは、星野さんが開幕投手を務め、リーグ連覇を果たした1996年の青波打線よ蘇れ！　とのエールも。当時のオーダーにはイチロー、田口壮、藤井康雄、小川博文、ニール、馬場敏史、大島公一さんらの名前が並び、星野さんも「本当にしぶとい打線で、我慢しながら投げていれば必ず点を取ってくれた」と懐かしみます。その資質や実力を考えれば、当時の打線にも見劣らないはずの現・オリックス打者陣。次回こそ、打線爆発で星野さんを笑顔にして欲しいものですね。