2019年09月24日公開 礒部公一氏、楽天ドラ1予想は大船渡・佐々木「育成をどうしていくか、楽天ならできる」

9月19日に放送された「BS12プロ野球中継2019」千葉ロッテマリーンズVS東北楽天ゴールデンイーグルス戦（●ロッテ0-2楽天○）では、副音声の解説に楽天OBの礒部公一さんを招いてビジター応援放送を行った。

クライマックスシリーズ進出を争うロッテと楽天。礒部さんは試合のキーマンに則本昂大投手をあげ、「難しいシーズンになっているのは間違いないが、こういう大事な試合でやってくれるのがエース。気持ちが前面に出る投手なので、落ち着いて一人ずつアウトを取っていくという形でやって欲しい。こんな緊張感のある試合で平常心を保つということは非常に難しいけれど、頑張って欲しい」と期待。

楽天は初回に銀次選手のタイムリーで1点を先制すると、「さすが。勝負強い。長打はあまりないとしても、得点圏で回ってくるとバットに当たる確率が高い選手。上手く打っている」と称賛。礒部さんは今シーズンの楽天MVPに「移籍してきた浅村栄斗選手、ブラッシュ選手も頑張りましたけど、やはり銀次選手。銀次選手はここ2年くらい3割に届かず悔しい思いをしていましたが、今年は3割をキープしている。休まず、よくやっていると思う。キャッチャーもやりましたしね。島内宏明選手も良かったけど、島内選手には『頑張ったで賞』をあげたい」と語ると、9回表にその島内選手がタイムリースリーベースを打ち、貴重な追加点をあげる。

また、番組視聴者から今年のドラフト戦略予想を質問されると、「大学、社会人もいい選手がいるでしょうけれど、今年の話題はやはり大船渡高の佐々木朗希くん。いろいろな意見は皆さんから出ているけど、プロに入ってどれくらい結果を出せるかだと思う。楽天は地元東北なので、いって欲しいですね。でも、ジャパンの試合を見ていると、星稜高の奥川恭伸くんもいいボールを投げている。昨年のルーキーは辰巳涼介選手、渡邊佳明選手、太田光捕手、小郷裕哉選手と豊作。野手はしっかり取れたので、ピッチャーを取ったら方がいいと思う。やはり、佐々木くんという東北のスターがいるから、いった方がいいと思いますね。日本ハムさんが指名を公言しているけど、楽天もいって欲しいですね。どういう育成をしていくか、そこだと思います。日本ハムはダルビッシュ有投手、大谷翔平選手などうまく育成ができたけど、それを他球団も見ているから、上手くやれると思う。楽天も田中将大投手とかを一年目から投げさせたりして、うまく成長させることができたので」と、今秋のドラフトの目玉に言及した。

楽天は礒部さんが今シーズンのMVPにあげた銀次選手、島内選手の活躍とエース則本選手の好投で3連勝。CS争い直接対決を制し、3位に浮上した。

「BS12プロ野球中継2019」の次回は、9月21日の東北楽天ゴールデンイーグルスVS埼玉西武ライオンズ戦を放送。主音声の実況を中田浩光さん、解説を川崎憲次郎さんが、副音声の実況を上野智広さん、副音声の解説に鈴木健さん、髙木大成さん（出演者情報は変更になる可能性あり）を招いて放送する。