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2019年06月19日公開 逆襲を狙う背番号51 ソフトバンク・上林

 6月14日、ヤフオクドームのソフトバンクベンチ裏に、明るい声が響いた。「あれ、韓国のりは? キムチは? お土産ないんか」。声の主は、ベテランの高谷裕亮捕手。この日、右手薬指の骨折から復帰した上林誠知外野手への〝歓迎〟だった。少しでも早く1軍に戻るため、3軍の韓国遠征にも帯同して実戦調整をこなした背番号51。同日のDeNA戦は、さっそく先発出場で4打数1安打。翌15日も安打を放った。

 「もう少しですね。まだ7、8割だと思うけど、徐々にでも上げていければ。そんなに緊張はなかったです。ドームは雰囲気も違うし、まず慣れること。その中で(復帰初戦に)1本出たし、スムーズに入っていけるかなと思います」

 冷静な自己分析と前向きな言葉が周囲を安心させた。思えば、今季は踏んだり蹴ったり。開幕前に背中を痛め、なんとか出場した開幕カードで本塁打を放ったが、直後に発熱もあった。痛恨だったのは4月17日のロッテ戦(ZOZOマリン)の右手への死球。当初は「打撲」と診断されて出場を続けたが、痛みが引かず打撃に影響。再検査で骨折が判明し、5月10日に出場選手登録を抹消された。

 2017年にレギュラーをつかみ、昨季は全試合に出場した。今季も「毎年前進できるように」と、オフに「トリプルスリーに近い数字を」と大きな目標も立てた。来年の東京五輪の出場も夢だ。「外野はすごいメンバーだけど、そこにいられたら。そのためにも今季は大事ですね」。高い志を持ったシーズンのスタートでのつまずき。珍しく、落ち込んだことを認めた。

 「正直言って苦しかったです。いろいろ重なって」
 離脱後は釜元や周東が外野で活躍。周囲に「戻っても出るところがないのでは」とこぼした。それでも1軍復帰時には、地に足が着いていた。

 「周りをみて焦るよりも自分。目先のことよりも長い目で。『いま打たないと』ではなく、100打席で30本とか、それくらい余裕を持ってやろうと思います。こうなったのは全部自分のせい。無理をしているとこうなることも分かったし、これも経験です」

 気持ちの整理に至るまで、家族の激励もあったという。「もともとそういう(割り切った)考え方ではありましたけど、家族とも話して。兄ちゃんにも、そんなことを言われました」。野球経験のある兄の泰源さんは何かあれば、すぐに連絡をくれる存在。とくに精神的な支えは大きいという。目先の結果よりも何よりも、堂々とした上林らしい姿で戻ってきたことが印象的。まだシーズンは折り返し前だ。大逆襲を期待したい。

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