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2019年05月28日公開 「野球の神様」は存在する。そう思わせる日本ハム・大田の姿

「野球の神様」は存在する。そう思わせる日本ハム・大田の姿

 まだ照明も薄暗い、正午を過ぎたばかりの日本ハムの本拠地・札幌ドーム。トレードマークとなりつつある長い前髪にヘアバンドをした大田泰示外野手は、バットを持ってグラウンドに姿を現す。ナイターの試合開始までは6時間もあるが、連日のことだ。

 ランニングなどで軽く体を動かした後、練習パートナーである打撃投手の上條優太氏ともに、ティー打撃やロングティーで打ち込む。若手選手が参加する早出練習とは別に、1時間ほど汗を流す。試合開始時間が早くなるデーゲームでも同じ。午前9時前から「一日一本、最低限の仕事をしたい」との思いを胸に、黙々とルーティンをこなしている。

 2008年に神奈川・東海大相模高からドラフト1位で巨人に入団。巨人のスラッガーの先輩、松井秀喜氏の背番号「55」を受け継ぎ、〝ゴジラの後継者〟として注目されてきたが、巨人時代は8年間で9本塁打と苦しんだ。2016年オフにトレードで日本ハムに移籍。新天地で才能が開花した。いまでは強打の2番打者として、日本ハムに欠かせない存在となっている。

 移籍3年目の今シーズンは、オリックスとの開幕カードこそ無安打に終わったが、打率は3割前後をキープ。4月24日の楽天戦(札幌ドーム)では、自身初の1試合5安打をマークした。「訳が分からないくらいヒットが打てちゃう。不思議な感じです」と本人も困惑する笑顔を浮かべたほどだった。それでも「一日一日が大事」と、日課である早出練習は絶対に欠かさない。

 昨季限りで現役を引退し、日本ハムのチーム統括本部特命コーチとして米大リーグ、レンジャーズでコーチ留学中の矢野謙次氏は、そんな大田の姿について「偉いのではない。これが当たり前だから」と話す。矢野氏は大田と同じく、巨人から日本ハムにトレードで移籍。よき兄貴分として行動をともにし、ときには的確な助言を送ってきた。立場は変わっても、師弟関係は変わらない。矢野氏の米国滞在中も、頻繁に連絡を取り合い、打撃について語り合う。厳しくも温かい先輩の存在は大きい。

 栗山英樹監督も、大田の才能を信じている。「能力のあるバッター。もっともっと打てる。泰示らしくやってくれればいい」とさらなる期待をかける。指揮官がよく口にする『野球の神様』という言葉。大田の活躍を見ていると、『野球の神様』は、確かに存在する。そう思わずにはいられない。

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