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2021年1月3日放送 第79回ボーナス・トラック:「1980年のファンキー・ドリフ!」

第79回ボーナス・トラック:「1980年のファンキー・ドリフ!」

■たかしまあきひこ&エレクトリック・シェーバーズ『「ヒゲ」のテーマ』
作曲:K.GAMBLE & L.HUFF
編曲:たかしまあきひこ
1980年2月25日

2021年新年早々の第一発目、第79回『ボクの音楽~杉山清貴編~』の中で、私(スージー鈴木)が、ショッキング・ブルー『ヴィーナス』と『ドリフのズンドコ節』(ともに69年)のリフが似ているという話をしたので、今回はその補論として、ザ・ドリフターズについて書きたいと思う。ただし時代をぐっと手前に寄せて、「1980年のドリフ」によるファンキーサウンドの話を。

クレージーキャッツがジャズなら、ドリフの守備範囲はロカビリーからビートルズあたりになろうか。実際ドリフは、ビートルズ来日公演の前座を務めている。そのビートルズ来日公演を客席から観ていたのが、若き志村けん。しかし志村加入以降のドリフ関連音源は、当時の志村けんが、スティービー・ワンダーなどのソウル・ミュージックに傾倒していたことからか、サウンドとしてソウル色を高めていく。

その代表作が、志村けんを一気にブレイクさせた『東村山音頭』(76年)の中の、ジェームス・ブラウンぽい「1丁目」なのだが、79年から80年にかけて大ブームとなった、あの「ヒゲダンス」のテーマ曲も、ソウル色が非常に濃い。何とテディ・ペンダーグラスの『Do Me』(79年)という曲をベースにしているのだ。

「テディペン」サウンドに乗って、チョッパーベースが弾けまくるサウンドに乗って、志村けんと加藤茶が、舞台の上で踊り続けている。そんな2人を、ブラウン管越しに見ながら、当時の14歳の私を含む当時の子供たちは、ソウル・ミュージックを身体に染み込ませていくのだ。

■ザ・ドリフターズ『ドリフの早口ことば』
補作詞:いかりや長介
作曲・編曲:たかしまあきひこ
1980年12月21日

テディ・ペンダーグラスを超えて、1980年のドリフは、ラップに向かっていく。とは言え、こちらのベースとなっているのは、ウィルソン・ピケットの『Don’t Knock My Love』(73年)であり、「1980年当時の最新トレンドとしてのラップ」に接近したというよりは、志村けんが好む70年代ソウルがベースで、その上に、ラップ的に「早口ことば」を乗せるという発想だったろう。

初の(成功した)ラップと言われるシュガー・ヒル・ギャング『ラッパーズ・ディライト』の発表が1979年で、そこからラップの歴史が始まるのだが、当時の日本においてラップは、まだまだ、ちゃんと知られていなかったと記憶する。むしろ、翌80年11月に、ブロンディのアルバム『オートアメリカン』の1曲として発表された、『ラプチュアー』のインパクトの方が大きかった。

驚くべきは、スネークマン・ショー『咲坂と桃内のごきげんいかが1・2・3』、山田邦子『邦子のかわい子ぶりっ子(バスガイド篇)』(ともに81年)などの「日本ラップ第1世代」よりも、『ドリフの早口ことば』の方が早いということである。ラップというカルチャーに直接的な影響を受けていないとしても、『ドリフの早口ことば』が、日本初の「ラップ」であることは、歴然たる事実だと言えよう(秋田音頭やオッペケペー節は、ひとまずおくとして)。

1980年の「ファンキー・ドリフ」がなければ、大沢誉志幸や久保田利伸、岡村靖幸のあり方も、もしかしたら少し形を変えていたのかもしれない。

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第93回ボーナス・トラック:金八ポップス(K-POP)の世界!

第93回ボーナス・トラック:金八ポップス(K-POP)の世界!

2021年8月1日放送

第93回「オトナのためのジャニーズソング講座」のボーナス・トラックとして、昭和・平成・令和、3元号にわたるジャニーズ帝国の礎(いしずえ)=「たのきんトリオ」を世に知らしめるキッカケとなった、TBSドラマ『3年B組金八先生』(第1シリーズ)に関する音楽、通称「金八ポップス」=略称「K-POP」を取り上げてみたい(なお、この通称・略称は、いま私が勝手に作った俗称である)。

第88回ボーナス・トラック:「浜田省吾をマジメに考える!」

第88回ボーナス・トラック:「浜田省吾をマジメに考える!」

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第88回「マキタカラオケ教室2」では、大変お恥ずかしい、私が浜田省吾になりきるという、「そんなもの公共の電波で流していいのか」という代物、いや「色物」がオンエアされてしまった。失礼しました。そこで、今回のボーナス・トラックは、浜田省吾について、「色物」ではなく、まじめに考え直してみたいと思う。

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