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2020年12月13日放送 第78回ボーナス・トラック:「70年代後半のツツミ♭京平!」

第78回ボーナス・トラック:「70年代後半のツツミ♭京平!」

■郷ひろみ『恋の弱味』
作詞:橋本淳
作曲:筒美京平
編曲:筒美京平
1976年2月1日

第78回『第4回 輝く!日本カセットテープ大賞』の中で私は、「1995年のツツミ♭京平」という話をした。小沢健二『強い気持ち・強い愛』と鈴木蘭々『泣かないぞェ』に、効果的な形でブルーノート「ミ♭」が使われているという話である。

この2曲の背景には、「渋谷系」ムーブメントの中で、筒美京平のソウルフルな作風がリスペクトされていたことがあると思う。では筒美京平が、ロックやソウルを、歌謡曲と大胆に融合していたのは、いつ頃なのかというと、それは70年代後半である。

1976年の郷ひろみ『恋の弱味』は、「筒美京平ソウル」の最高峰だと思うし、個人的に最も好きな筒美京平作品だと思う。実はこの曲にも「ミ♭」が使われていて、最後に繰り返される下降音形の「♪あせってしまう」の「あせ」が「ミ♭」。

この曲とか、次の桑名正博『哀愁トゥナイト』なんかを聴いてみると、「何十年にわたってヒット曲を量産した職人」みたいな話もいいが、キレッキレのソウルフル作曲家だった70年代後半が彼のピークで、80年代以降は余生という気さえしてくるのだ。

■桑名正博『哀愁トゥナイト』
作詞:松本隆
作曲:筒美京平
編曲:萩田光雄
1977年6月5日

ほとんどネタのような売上結果に驚く。99位に1週間だけ頭を出して、すぐに引っ込んでいる。そして売上枚数はたったの2,000枚。それなのに、私世代はこの曲をみんな知っている。名曲だと実感している。何のビジネスでもそうだろうが、とりわけ音楽ビジネスにおいて、短期的な売上など、いかにアテにならないかを示している。

作曲:筒美京平に作詞:松本隆。「東のキャロル、西のファニカン」と言われた、伝説のロックンロール・バンド=ファニー・カンパニー出身の桑名正博のことだから、歌謡曲畑の2人を敬遠しそうなものだが、筒美京平の作品を集めたCD『筒美京平 Hitstory Ultimate Collection 1967~1997』のブックレットには、こう書かれている。

「筒美のプロフェッショナリズムに啓発された桑名は“耳栓が抜けた”と語り、筒美は桑名のことを“カッコいい人、スターになるだろう”と評価。たちまち意気投合したという」

「ミ♭」は意外なところ、「♪醒めた顔 醒めた顔 ウォオウォウォウォ」の「ウォオウォウォウォ」で出て来る。この曲、本編もいいが、このようなフェイク部分における桑名正博の声が異様にセクシーだ。この曲のディレクターだった音楽業界の顔役=小杉理宇造のコメントを、先のブックレットより。

「歌入れには筒美京平が立ち会い、小杉とともにディレクションを行ったという。サビ前に聞かれる“ウォウウォウ”という桑名のシャウト部分は、曲が書かれた当初から譜面に書いてあったもので、実際に桑名が歌うのを聞いた小杉は、“背筋が震えるほどスリリングだった”と語っている」

HP限定ボーナス・トラック

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第93回ボーナス・トラック:金八ポップス(K-POP)の世界!

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