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2020年11月8日放送 第76回ボーナス・トラック:「いろんな「大サビ」を楽しもう!」 

第76回ボーナス・トラック:「いろんな「大サビ」を楽しもう!」

■THE BLUE HEARTS『情熱の薔薇』
作詞:甲本ヒロト
作曲:甲本ヒロト
編曲:THE BLUE HEARTS
1990年7月25日

第76回「サビサラダ特集」で私は、俗に言う「大サビ」を特集した。この言葉、意味は曖昧だが、要するに、曲の最後の「ここ一番!」というところで出て来るメロディ、ぐらいの意味で解釈してほしい。

まずはTHE BLUE HEARTSのヒット曲『情熱の薔薇』(90年)。TBSドラマ『はいすくーる落書2』の主題歌。あの有名なサビ「♪情熱の真っ赤な薔薇を 胸に咲かせよう」は、驚くなかれ、曲の終わりの方で、たった一回しか出て来ないのである。

何と贅沢なことかと思う。90年といえば「Jポップ」が幅を利かせはじめ、カラオケで映えるような長い尺で、大サビの次に特大サビが付いてくるような大仰な曲が増え始めた時代である。

対してBLUE HEARTSは、大サビというか、普通のサビを、まるで大サビのように、たった一回だけ歌って終わらせるという、実に粋な仕立てにしたのだ。だからこそ、「♪情熱の真っ赤な薔薇を 胸に咲かせよう」の歌詞とメロディが、強く印象に残るのかも知れない。

■田原俊彦『抱きしめてTONIGHT』
作詞:森浩美
作曲:筒美京平
編曲:船山基紀
1988年4月21日

典型的な「イントロヒット」だと思う。このイントロを聴くだけで、88年の風景がくっきりと浮かび上がってくる。もしかしたらコロッケの歌うシーンが浮かび上がってくる人も多いかも知れないが。

作曲・筒美京平×編曲・船山基紀による傑作である。様々に賑やかな楽曲を残したコンビだが、その中でもこの曲は、このコンビの最高傑作として、語り継がれると思う。「大サビ」になるのは、最後の「♪TELL ME 心なら TELL ME 動いてる~」である。先のイントロに乗る形で、このフレーズが歌われる部分の快感たるや。拙著『イントロの法則』(文藝春秋)で私はこう書いた。

――また、この曲の完成度をさらに高めているのは、この曲のエンディングに近いところで、イントロ(のコード進行)に歌詞が乗るところである。「♪TELL ME 心なら TELL ME 動いてる~」のくだり。ここはもう「ダメ押し」という感じがする。さらには、「♪TELL ME 心なら~」のメロディが、階名で「♪シー・ラー・シラッラ・シーラー~」となっていて(キーはDm)、イントロのアナログホーンの「♪ファー・ミー・ファミッミ・ファーミー」の4度上でハモっているあたりなど、もう完全すぎて、手も足も出ない。参りました。

やや筆が滑っている感じもするが、それほどに素晴らしいということである。筒美京平は、90年代以降も音楽活動するも、この曲が実質的に「筒美京平黄金時代」の終焉を飾る曲だと思う。

「筒美京平黄金時代」の終焉――突き放すような書き方に思われるかも知れないが、90年代以降の筒美作品を否定しているわけではない。逆に、それくらい70~80年代の筒美京平が凄すぎたのだ。黄金がキラキラ輝いて、90年代がくすんで見えるほどに。

HP限定ボーナス・トラック

第88回ボーナス・トラック:「浜田省吾をマジメに考える!」

第88回ボーナス・トラック:「浜田省吾をマジメに考える!」

2021年5月9日放送

第88回「マキタカラオケ教室2」では、大変お恥ずかしい、私が浜田省吾になりきるという、「そんなもの公共の電波で流していいのか」という代物、いや「色物」がオンエアされてしまった。失礼しました。そこで、今回のボーナス・トラックは、浜田省吾について、「色物」ではなく、まじめに考え直してみたいと思う。

第87回ボーナス・トラック:「リズム王:細野晴臣の軌跡!」

第87回ボーナス・トラック:「リズム王:細野晴臣の軌跡!」

2021年5月2日放送

第87回「開講!ダンス教室」のボーナス・トラックとして、ダンスと言えばリズムということで、日本の「リズム王」=細野晴臣のことを取り上げたい。先に断っておけば、細野晴臣のことを「リズム王」と呼んでいるのは私だけかもで、むしろ『音楽王 細野晴臣物語』(書名)という、より大きな呼称もあるのだが、私は細野のことを、やはり「リズム王」だと思っている

第86回ボーナス・トラック:「Cのリズムセクション!」

第86回ボーナス・トラック:「Cのリズムセクション!」

2021年4月11日放送

第86回「バンドやろうよ2」のボーナス・トラックとして、バンドの背骨である「リズムセクション」のことを取り上げたい。「リズムセクション」、音楽に興味のない方には耳馴染みのない言葉だろう。「バンドの中のリズム担当」くらいの意味で、定義は曖昧なのだが、一般的にはドラムスとベースのことを指す場合が多い。

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