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2020年10月11日放送 第73回ボーナス・トラック:「『恋するラジオ』公式サウンドトラック!」

第73回ボーナス・トラック:「『恋するラジオ』公式サウンドトラック!」

■レベッカ『プライベイト・ヒロイン』
作詞:NOKKO・沢ちひろ
作曲:土橋安騎夫
編曲:レベッカ
アルバム『REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜』
1985年11月1日

第73回「4年目突入!元気になれる曲」のボーナス・トラックとして、番組内で使った私の新刊小説『恋するラジオ』の内容に関連する曲を、「公式サウンドトラック」としてご紹介したい。

まずは「#3 早稲田のレベッカ(1986kHz)」で重要な位置を占める、レベッカの『プライベイト・ヒロイン』である。1986年11月1日、早稲田大学「早稲田祭」でのシークレットライブで歌われ、鬼気迫るNOKKOの歌いっぷりが、今でも語り草となっている曲だ。

「歌の獣(けもの)」と化したNOKKOが、かなり強い雨に噛み付くようにシャウトを続けるさまを見て、上京し立ての所在無げな主人公=ラジヲ少年(つまり私)が、ロック狂いの人生の道を進んでいくことなる。歌の獣に焚き付けられただけあって、その道は「けもの道」だったのかもしれないが……。

なお、そのときの映像は、早稲田祭から31年が経った2017年に発売されたDVD『REBECCA LIVE’85-’86 -Maybe Tomorrow & Secret Gig Complete Edition-』に収録されている。

■小沢健二『強い気持ち・強い愛』
作詞:小沢健二
作曲:筒美京平
編曲:小沢健二・筒美京平
管弦編曲:服部隆之
1995年2月28日

名曲中の名曲だと思う。「#8 原宿の小沢健二(1994kHz)」のクライマックスで流れる曲主人公のラジヲ、つまり私にとっての「人生のサウンドトラック」のような曲となる。

面白いのは、この曲が作られた経緯だ。作曲と編曲にあの筒美京平が参画しているのだが、小沢健二から声をかけたのではなく、小沢の声に興味を持った筒美京平から、話を持ちかけたというから面白い。

イントロの冒頭は90年代的なリズムで、ここは小沢健二が手掛けたのではないか。続いてストリングスが駆け上がってからは、70年代的なゴージャスサウンドで、ここは筒美京平が手掛けたのではないか。とにかく、年齢も方向性も異なる2人の音楽家が、一丸となって、見事な音像を作り上げている。

映画監督マーティン・スコセッシは、ビートルズの映画『HELP』のDVDに次のような言葉を寄せている。これはまさに、私が『強い気持ち・強い愛』に寄せたい言葉そのものでもある――「映画のサウンドトラック。ぼくらの人生のサウンドトラック。ぼくらの思い出。ひとつの時代、なんでもできるという感覚の記憶は、決して消えることはないだろう」。

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