
■レッド・ツェッペリン『リヴィング・ラヴィング・メイド』
作詞・作曲:ジミー・ペイジ&ロバート・プラント
アルバム『レッド・ツェッペリンⅡ』
1969年10月22日
第71回「ビートルズの次、コレ聴いてみたら!?」のボーナス・トラックとして、番組内で存分に語らせていただいたレッド・ツェッペリンの魅力を、さらに付け加えたい。まずは、セカンドアルバム『レッド・ツェッペリン II』に入っている『リヴィング・ラヴィング・メイド』という曲。
「ツェッペリンの中でいちばん敷居の低い曲」だと思う。ツェッペリン・ファン以外が(ファンも?)想像しがちな、ハードで不思議で変態的なリフとはまったく異なり、やたらとポップなリフが炸裂する、実に分かりやすい曲である。「ビートルズもいよいよ飽きてきて、そろそろツェッペリンの世界に入りたいなぁ」という人がいれば、まずはこの曲から聴き始めるといいと思う。
どうでもいい話だが、一時期、沢尻エリカがツェッペリン好きだという話が広まったことがあるのだが、彼女は、この『リヴィング・ラヴィング・メイド』が好きなのではないかと、勝手に私は読んでいる。
さらにどうでもいい話を続ければ、ジミー・ペイジへのインタビューを取材した08年1月28日のオリコンニュースにはこんなフレーズがあった――「なお、(ジミー・ペイジが)日本でレッド・ツェッペリンファンを公言する沢尻エリカについて質問されると、『別に…』と回答」
■レッド・ツェッペリン『トランプルド・アンダー・フット』
作詞・作曲:ジミー・ペイジ、ロバート・プラント&ジョン・ポール・ジョーンズ
アルバム『フィジカル・グラフィティ』
1975年2月24日
ツェッペリンの6枚目のオリジナルアルバム『フィジカル・グラフィティ』に収録された、この『トランプルド・アンダー・フット』も、ツェッペリン・ファンの中で、あまり語られない曲である。少なくとも、高く評価されているということは無いと思う。その理由として大きいのが、リズムパターンがディスコビートだという事実だ。
「ツェッペリンとディスコ」――これはかなりの違和感のある組み合わせである。ジョン・ボーナムが叩きつけるディスコビートは、ちょっとドタドタした感じで、踊りにくそうだ。
同様に違和感のある組み合わせに「ローリング・ストーンズとディスコ」というのがあり、曲で言えば『ミス・ユー』(78年)あたりがディスコなのだが、チャーリー・ワッツ(ストーンズのドラマー)のディスコビートが、案外こなれているのに対して、「ツェッペリンとディスコ」は、交じりきらずに曲が終わってしまう感じだ。
逆に言えば、当時のディスコブームは、ツェッペリンやストーンズを飲み込むほどの、大きなトレンドだったということである。パンクやテクノ、ニューウェーブよりも、ディスコの波というのは大きかったのではないかと思う。なお、この曲のリフは、B’zの『BAD COMMUNICATION』(89年)のメロディとどことなく似ている。いやかなり。
2021年1月10日放送
第80回『よくわかるペンタトニック講習会』で少し触れた「70年代前半の吉田拓郎によるペンタトニックのメロディが、いかに衝撃的だったか」という話について、このコラムで補足しておきたい。
2021年1月3日放送
2021年新年早々の第一発目、第79回『ボクの音楽~杉山清貴編~』の中で、私(スージー鈴木)が、ショッキング・ブルー『ヴィーナス』と『ドリフのズンドコ節』(ともに69年)のリフが似ているという話をしたので、今回はその補論として、ザ・ドリフターズについて書きたいと思う。
2020年12月13日放送
第78回『第4回 輝く!日本カセットテープ大賞』の中で私は、「1995年のツツミ♭京平」という話をした。
2020年12月6日放送
第77回『KOTOSHI NO OWARI 2020』のボーナス・トラックとして、今回は、番組内で触れられなかった「今年の名曲」をご紹介する。
2020年11月8日放送
第76回「サビサラダ特集」で私は、俗に言う「大サビ」を特集した。この言葉、意味は曖昧だが、要するに、曲の最後の「ここ一番!」というところで出て来るメロディ、ぐらいの意味で解釈してほしい。
2020年11月1日放送
第75回の特集は「ア・テンション・プリーズ」。テンション・ノート、つまり9th や11th、13thの音を効果的に使っている曲を、聴きながら、弾きながら、さらには歌いながらご説明した。今回はその9th(ナインス)史上に残る傑作中の傑作をご紹介する。
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