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2020年9月6日放送 第71回ボーナス・トラック:「ツェッペリンの傍流ソング!」

第71回ボーナス・トラック:「ツェッペリンの傍流ソング!」

■レッド・ツェッペリン『リヴィング・ラヴィング・メイド』
作詞・作曲:ジミー・ペイジ&ロバート・プラント
アルバム『レッド・ツェッペリンⅡ』
1969年10月22日

第71回「ビートルズの次、コレ聴いてみたら!?」のボーナス・トラックとして、番組内で存分に語らせていただいたレッド・ツェッペリンの魅力を、さらに付け加えたい。まずは、セカンドアルバム『レッド・ツェッペリン II』に入っている『リヴィング・ラヴィング・メイド』という曲。

「ツェッペリンの中でいちばん敷居の低い曲」だと思う。ツェッペリン・ファン以外が(ファンも?)想像しがちな、ハードで不思議で変態的なリフとはまったく異なり、やたらとポップなリフが炸裂する、実に分かりやすい曲である。「ビートルズもいよいよ飽きてきて、そろそろツェッペリンの世界に入りたいなぁ」という人がいれば、まずはこの曲から聴き始めるといいと思う。

どうでもいい話だが、一時期、沢尻エリカがツェッペリン好きだという話が広まったことがあるのだが、彼女は、この『リヴィング・ラヴィング・メイド』が好きなのではないかと、勝手に私は読んでいる。

さらにどうでもいい話を続ければ、ジミー・ペイジへのインタビューを取材した08年1月28日のオリコンニュースにはこんなフレーズがあった――「なお、(ジミー・ペイジが)日本でレッド・ツェッペリンファンを公言する沢尻エリカについて質問されると、『別に…』と回答」

■レッド・ツェッペリン『トランプルド・アンダー・フット』
作詞・作曲:ジミー・ペイジ、ロバート・プラント&ジョン・ポール・ジョーンズ
アルバム『フィジカル・グラフィティ』
1975年2月24日

ツェッペリンの6枚目のオリジナルアルバム『フィジカル・グラフィティ』に収録された、この『トランプルド・アンダー・フット』も、ツェッペリン・ファンの中で、あまり語られない曲である。少なくとも、高く評価されているということは無いと思う。その理由として大きいのが、リズムパターンがディスコビートだという事実だ。

「ツェッペリンとディスコ」――これはかなりの違和感のある組み合わせである。ジョン・ボーナムが叩きつけるディスコビートは、ちょっとドタドタした感じで、踊りにくそうだ。

同様に違和感のある組み合わせに「ローリング・ストーンズとディスコ」というのがあり、曲で言えば『ミス・ユー』(78年)あたりがディスコなのだが、チャーリー・ワッツ(ストーンズのドラマー)のディスコビートが、案外こなれているのに対して、「ツェッペリンとディスコ」は、交じりきらずに曲が終わってしまう感じだ。

逆に言えば、当時のディスコブームは、ツェッペリンやストーンズを飲み込むほどの、大きなトレンドだったということである。パンクやテクノ、ニューウェーブよりも、ディスコの波というのは大きかったのではないかと思う。なお、この曲のリフは、B’zの『BAD COMMUNICATION』(89年)のメロディとどことなく似ている。いやかなり。

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