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2020年7月5日放送 第67回ボーナス・トラック:「BEGINによるドシソ変奏曲!」

第67回ボーナス・トラック:「BEGINによるドシソ変奏曲!」

■夏川りみ『涙そうそう』

作詞:森山良子、作曲:BEGIN、編曲:京田誠一
2001年3月23日

第67回「ふたりの夏物語特集」のボーナス・トラックは、番組内で紹介した夏っぽい音列=「ドシソ」、またはその変化型を用いた曲を紹介したい。この2つの曲の作曲者は、沖縄音楽界の雄であるBEGINだ。

まずは有名な夏川りみの『涙そうそう』。使われているのは「♪シドソ」。沖縄音楽を象徴する弦楽器=三線(さんしん)によって、イントロで「♪シドソ・シドソ」と奏でられる。この「♪シドソ」は、番組内でも紹介したように、杉山清貴&オメガトライブ『ふたりの夏物語』のサビ頭=「♪オンリー・ユー」と同じ音列である。

いわゆる「沖縄音階」は「ド・ミ・ファ・ソ・シ」の5音階。「♪シドソ」はこの音階にすっぽり当てはまる。その上、奏でられる楽器が三線で、作曲者がBEGIN、そして歌手が沖縄の歌姫=夏川りみなのだから、最強の「琉球フォーメーション」だ。

歌詞の内容は、沖縄や夏とは無縁で、作詞の森山良子が早世した兄を想った内容なのだが、三線の「♪シドソ」によって、一気に「沖縄感」「夏感」が高まる。こぼれる涙は、沖縄・美ら海の波だ。

■浦島太郎(桐谷健太)『海の声』

作詞:篠原誠、作曲:島袋優(BEGIN)、編曲:山下宏明
2015年12月2日

こちらはぐっと新しく、2015年リリースの曲。携帯電話のCMソングとして使われたもの。俳優の桐谷健太が「浦島太郎」名義で歌っていて、歌い出しの「♪空の声が」が見事に「♪ドシソ、ドシソ」の音列になっている。

この「ドシソ」は井上陽水・安全地帯『夏の終りのハーモニー』や杉山清貴&オメガトライブ『君のハートはマリンブルー』のイントロで使われている音列で、先の「沖縄音階」とも符合するものである。

「ド・ミ・ファ・ソ・シ(・ド)」という「沖縄音階」は「ミ・ファ」「シ・ド」という半音が2つも入っているところに音楽的特異性がある。対して、いわゆる五音音階(ペンタトニック)の「ド・レ・ミ・ソ・ラ」には半音が無い。仮に五音音階を「大陸的」と表現するのなら、「沖縄音階」の2つの半音こそが「島的」「海洋的」となるのだろう。

制作段階から、『涙そうそう』をベースにするという合意がおそらくあったはずだ。曲としては『涙そうそう』に酷似している。しかし印象度で言えば、こちらの曲がやはり数段落ちる。しょうがないだろう。向こうは夏川りみが歌っているのだから。日本を代表する女性シンガー。島津亜矢が「歌怪獣」なら、夏川りみは「歌海獣」だ。

HP限定ボーナス・トラック

第88回ボーナス・トラック:「浜田省吾をマジメに考える!」

第88回ボーナス・トラック:「浜田省吾をマジメに考える!」

2021年5月9日放送

第88回「マキタカラオケ教室2」では、大変お恥ずかしい、私が浜田省吾になりきるという、「そんなもの公共の電波で流していいのか」という代物、いや「色物」がオンエアされてしまった。失礼しました。そこで、今回のボーナス・トラックは、浜田省吾について、「色物」ではなく、まじめに考え直してみたいと思う。

第87回ボーナス・トラック:「リズム王:細野晴臣の軌跡!」

第87回ボーナス・トラック:「リズム王:細野晴臣の軌跡!」

2021年5月2日放送

第87回「開講!ダンス教室」のボーナス・トラックとして、ダンスと言えばリズムということで、日本の「リズム王」=細野晴臣のことを取り上げたい。先に断っておけば、細野晴臣のことを「リズム王」と呼んでいるのは私だけかもで、むしろ『音楽王 細野晴臣物語』(書名)という、より大きな呼称もあるのだが、私は細野のことを、やはり「リズム王」だと思っている

第86回ボーナス・トラック:「Cのリズムセクション!」

第86回ボーナス・トラック:「Cのリズムセクション!」

2021年4月11日放送

第86回「バンドやろうよ2」のボーナス・トラックとして、バンドの背骨である「リズムセクション」のことを取り上げたい。「リズムセクション」、音楽に興味のない方には耳馴染みのない言葉だろう。「バンドの中のリズム担当」くらいの意味で、定義は曖昧なのだが、一般的にはドラムスとベースのことを指す場合が多い。

第84回ボーナス・トラック:「松本隆の「匂い」を嗅ぎまくる!」

第84回ボーナス・トラック:「松本隆の「匂い」を嗅ぎまくる!」

2021年3月14日放送

第84回の企画「スメル歌謡祭」で私は、はっぴいえんど『12月の雨の日』の「雨」が、いつ、どこで降ったものなのかという謎を、丹念に検証した(正解「1969年11月30日夜、六本木通り西麻布近辺の雨」)。というわけで、今回のボーナス・トラックは「松本隆の『匂い』を嗅ぎまくる!」と題して、松本隆系スメルを嗅いでいきたい。

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