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2020年3月1日放送 第59回:まだまだある日本ミ♭史名曲選!

第59回「まだまだある日本ミ♭史名曲選!」

■世良公則&ツイスト『宿無し』

作詞:世良公則
作曲:世良公則
編曲:世良公則&ツイスト
発表:1978年4月10日

第59回「マキタノート&スージーファイル大公開SP2」で私は、「日本ミ♭の歴史」と題して、メジャー、マイナーともに、ある独特の感覚をもたらす音「ミ♭」の魅力を語った。

今回のボーナス・トラックにおいても、それを補足するかたちで、さらなる「ミ♭」楽曲を紹介する。まずは「ミ♭は『東京ブキウギ』の1948年から10年周期で浸透していく論」に沿って、1978年のこの曲。サビの最後「♪おま『え』はうわのそら」の「え」がミ♭。

番組内で説明したように、私の世代は、アニメ系では『ゲゲゲの鬼太郎』、歌謡曲ではピンク・レディーの一連の楽曲で「ミ♭デビュー」をしたわけだが、ロック系の「ミ♭」はこの曲でデビューしたことになる。それから何千何万回と聴く「ロック・ミ♭」の記念すべき一発目!

■松田聖子『SWEET MEMORIES』

作詞:松本隆
作・編曲:大村雅朗
発表:1983年8月1日

「ミ♭は1948年から10年周期で浸透していく論」をちょっと刻んで5年周期とすると、私世代は『宿無し』の5年後に、この曲に埋め込まれた「大人のミ♭」、つまりブルージーでジャジーな「ミ♭」と出会う。

歌い出しすぐの「♪ずっとまえに 『わ』すれていた」の「わ」がその「大人のミ♭」。歌っているのが人気絶頂の「聖子ちゃん」なのだから、そのギャップもあいまって、抜群のインパクトだった。

7年後、1990年12月1日、NHK『JUST POP UP』という番組に岡村靖幸が出演。弾き語りでこの『SWEET MEMORIES』を「ミ♭」たっぷりに歌った。おそらく岡村靖幸は、リアルタイムでこの曲を聴き込んだのではないか。『イケナイコトカイ』に詰め込まれた「ミ♭」の背景には、この曲があると憶測する。

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