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2019年11月03日放送 第51回「ジョン・レノンは愛だろ、愛」

第51回「ジョン・レノンは愛だろ、愛」

■ジョン・レノン『ラヴ』

作詞:ジョン・レノン
作曲:ジョン・レノン
アルバム『ジョンの魂』(1970年)

第51回「世界の中心で、愛をさけぶおじさん」のボーナス・トラックとしては、やはり「愛と平和のジョン・レノン」のラブソングを紹介するしかないだろう。

「愛と平和のジョン・レノン」と言われると、「いやいや、ジョンはビートルズ初期のロックンロールでしょう?」と返したくなるが、みんながみんなそう返しているのを見ると「いやいやジョン・レノンは愛です」と言いたくなる私はあまのじゃくだ。ジョン・レノンほどではないが。

実質的ソロデビューアルバム『ジョンの魂』収録の『ラヴ』のメロディの優美さはどうだ。優美さを盛り上げるのはコード進行。キーはDなのだが、一瞬「F#m感」「F感」を感じさせる。このように、転調とまではいかない「転調感」を用いて、曲に奥行きを与えるのが、ジョン・レノンはとても上手い。

有名な曲だが、そのシンプルさと地味さで、ジョン・レノンの代表曲とは言えない感じ。でも私は、この卓抜したメロディをもって、代表曲の勲章を捧げたいと思う。少なくとも『イマジン』の程度は軽く超えると考えている。


■ジョン・レノン『オー・マイ・ラヴ』

作詞:オノ・ヨーコ
作曲:ジョン・レノン
アルバム『イマジン』(1971年)

さらなる傑作が、アルバム『イマジン』収録の『オー・マイ・ラヴ』。ここでは作詞がオノ・ヨーコ名義となっていて、当時のジョン&ヨーコの「蜜月感」がねっとりと注入されている。

この「蜜月感」が曲者で、どんなに曲が優美であっても、その向こう側に、ねちゃねちゃとキスするジョン&ヨーコが見え過ぎ、げんなりとして、その曲を減点する傾向があると思うのだ。少なくとも私はそう。

ただ、思い切って、そのねちゃねちゃ像を削除してみると、先の『ラヴ』を超えた傑作として浮かび上がってくる。ギターとピアノのみのシンプルアレンジも、フィル・スペクターの手によって、がぜん魅力的に響いてくる。これぞ、否、これもスペクターサウンドだ。

オノ・ヨーコの歌詞もいい。余談だが「この『オー・マイ・ラヴ』の『風や木、すべてがクリアに心に映る』という歌詞こそが、禁煙後の感覚だ」という話を聞いて、私は禁煙に成功した。

ボーナス・トラック

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