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2019年09月10日放送 第48回「ユーミンのポツンと一曲」

第48回「ユーミンのポツンと一曲」

■加橋かつみ『愛は突然に』

作詞:加橋かつみ
作曲:荒井由実
編曲:玉木宏樹
1971年5月1日

桑田佳祐や山下達郎のレア音源をお届けした第48回「ポツンと一曲」のボーナストラックとして、ここではユーミンの「ポツンと一曲」をお届けしたい。今回は荒井由実時代、つまりユーミンのキャリア最初期に、作家として他のシンガーに提供した曲をご紹介する。

まずは作曲家としてのデビュー作。元ザ・タイガースの加橋かつみに提供したこの曲である。ユーミンの作家デビューがこの曲だったと噂には聞いていたが、実際に音源を聴いたのは97年に発売されたコンピレーションCD『「いちご白書」をもう一度~荒井由実作品集』によって。

「和製プロコル・ハルム」とでもいうべきサウンドである。初期ユーミンはプロコル・ハルムの影響が強く、2012年は競演ツアーまで開催するのだが、この曲ではそんなプロコル・ハルムからの影響がモロに出ている。そしてこの曲の延長線上に生まれるのが、あの名曲『ひこうき雲』である。

 

■太田裕美『袋小路』

作詞:松本隆
作曲:荒井由実
編曲:林哲司
1975年12月5日
アルバム『心が風邪をひいた日』収録

同じくコンピレーションCD『「いちご白書」をもう一度~荒井由実作品集』から。太田裕美の名作アルバム『心が風邪をひいた日』に収録された名曲。何といってもスタッフがすごい。「作詞:松本隆、作曲:荒井由実、編曲:林哲司」だから、80年代を席巻するメンバーが、その5年前、太田裕美の周りに集結していたこととなる。

また「松本隆=荒井由実」ということは、後に松田聖子のヒット曲を量産したソングライターチーム=「松本隆=呉田軽穂」の初期作ということにもなる。このコンビの相性の良さは、75年の段階ですでに発揮されていたということだ。アルバム『心が風邪をひいた日』には、このコンビによるもう1つの名曲『ひぐらし』(サイモン&ガーファンクル『アメリカ』の日本版という趣き)も入っているので、ぜひ聴いてみてほしい。

こういう曲を聴いていると、つくづく「荒井由実時代のユーミンはいいなぁ」と思ってしまいがちだ。そんな流れで「荒井ユーミン・対・松任谷ユーミン」の二元論になってしまいがちなのだが、私の区分はもうちょっと複雑で「『NO SIDE』以前・対・『DA・DI・DA』以降」というものだ。無論私は前者を好む者である。

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