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2019年03月10日放送 第36回「80年代伝説のライブ演奏を聴く!」

第36回「80年代伝説のライブ演奏を聴く!」

■佐野元春&サザンオールスターズ『夕方 Hold On Me』

作詞:桑田佳祐
作曲:桑田佳祐
編曲:サザンオールスターズ
管編曲:新田一郎
1984年7月7日
アルバム『人気者で行こう』収録

80年代伝説のライブ演奏の1つは、1985年6月15日に国立競技場で行われた大規模コンサート=「国際青年年記念 ALL TOGETHER NOW」から。何よりもこのコンサート、出演陣がすごかった。吉田拓郎、オフコース、松任谷由実、佐野元春、アルフィー、チェッカーズ、そして再結成のはっぴいえんど、などなど。

その中でのベストテイクは、佐野元春と、サプライズで登場したサザンオールスターズのコラボによる『夕方 Hold On Me』だと思う。今でも動画サイトなどに落ちていると思うので、探してみていただきたい。このときの桑田佳祐のボーカルは、申し分なくすごい。声がどこまでも突き抜け、佐野元春を完全に食ってしまっている。

佐野元春×サザンオールスターズのパフォーマンスは、吉田拓郎やユーミンを差し置いて、この大規模コンサートのトリだった。この件について、このコンサートの総合プロデューサーだった亀渕昭信氏に話を聞いたことがある。氏によれば「これからの音楽シーンを担う若い音楽家がトリを取るべきだと思った」とのこと。その判断は正しかった。佐野元春とサザンオールスターズは、それからの音楽シーンを支えるキーマンとなっていった。

■THE TIMERS『偽善者』

作詞:ZERRY
作曲:ZERRY
1989年11月8日
アルバム『TIMERS』収録

1989年10月13日の深夜、そのライブ演奏を、私は自室のテレビで見ていた。フジテレビの音楽番組『ヒットスタジオR&N』(どうでもいいことだが「R&N」の「N」はニューミュージックのこと)。ZERRYこと忌野清志郎率いるタイマーズが登場し、テロップには『偽善者』という彼らの曲名が出た。

しかし、曲は『偽善者』ではなく、ロックンロールの3コードに合わせて、忌野清志郎は、放送局・FM東京を批判する言葉を歌い出し、あげくの果てに、笑福亭鶴光風に言えば「関東4文字」の放送禁止用語をシャウトしたのである。その背景には、自身が作詞したティアドロップスの曲『谷間のうた』がFM東京で放送禁止になったことがあったのだが、それにしても、生で見ていたスージー鈴木少年は、たいそう驚いた(このときの映像も、動画サイトに落ちているはず)。

なお、個人的には、過剰に持ち上げられたり、けなされたりするRCサクセション『カバーズ』やタイマーズについては、好きでも嫌いでもないというスタンスだ。RCで言えば、何といっても『シングルマン』と後期の『Baby a Gogo』、忌野清志郎で言えば末期の『夢助』を好む者である。

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