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2018年12月09日放送 第30回「21世紀版・個人的レコード大賞!」

第30回「21世紀版・個人的レコード大賞!」

1992年から毎年、私は「個人的レコード大賞」を決めている。今回は「カセットテープ大賞」のボーナストラックとして、そのラインナップを紹介させていただく。

■YUKI『長い夢』

  • 作詞:YUKI
  • 作・編曲:蔦谷好位置
  • 2005年4月27日

まずは「ゼロ年代」から。ちなみにこの賞は、シングル、アルバムいずれでもOKというルール。

2000年:慎吾ママ『慎吾ママのおはロック』
2001年:ピチカート・ファイヴ『さえらジャポン』(アルバム)
2002年:RIP SLYME『TOKYO CLASSIC』(アルバム)
2003年:クレイジーケンバンド『777』(アルバム)
2004年:大塚愛『さくらんぼ』
2005年:YUKI『長い夢』
2006年:Def tech 『Power in da Musiq ~Understanding』
2007年:くるり『ワルツを踊れ~Tanz Walzer』(アルバム)
2008年:木村カエラ『Jasper』
2009年:木村カエラ『Butterfly』

この中でのベスト=「ゼロ年代版・個人的レコード大賞」を決めるなら、2回ノミネートされた木村カエラを退け、05年のYUKI『長い夢』としたい。一説には亡くなった息子さんに捧げた曲とのこと。切実な歌詞と、YUKIの高音ボーカルも素晴らしいが、何といっても、蔦谷好位置による作・編曲が素晴らしすぎる。

長引く景気低迷、同時多発テロ、リーマンショックなど、もやっとした雲がこの国を覆ったディケイドの中で、そのもやっと厚ぼったい雲を突き破るかのように響いた1曲でもある。


 

■木村カエラ『Sun shower』

  • 作詞:kaela
  • 作曲:ミト(クラムボン)
  • 2012年10月24日

続いて「イチゼロ年代」。昨年までのリスト。なお、今年=2018年の大賞は、近く、東京スポーツ・木曜日の連載「オジサンのためのヒット曲講座」で発表予定。

2010年:ベッキー♪#『好きだから』
2011年:桑田佳祐『月光の聖者達~ミスター・ムーンライト』
2012年:木村カエラ『Sun shower』
2013年:大友良英『あまちゃんオープニングテーマ』
2014年:赤い公園『NOW ON AIR』
2015年:星野源『YELLOW DANCER』(アルバム)
2016年:宇多田ヒカル『道』
2017年:小沢健二『流動体について』

この中でのベストとしては、木村カエラ『Sun shower』を推す。個人的には、東日本大震災を経た、新しい日本への想いが込められた曲。また、この曲の真価はミュージックビデオ(MV)にある。おそらく「イチゼロ年代・個人的MV大賞」の選考においても、上位に入ってくるだろう。

当時、この曲に感動した私が、自分のサイトに書き付けたフレーズ―― 「木村カエラがこれからもずっと歌いつづけるならば、いつか世界から戦争はなくなるのではないか」。


 

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第93回「オトナのためのジャニーズソング講座」のボーナス・トラックとして、昭和・平成・令和、3元号にわたるジャニーズ帝国の礎(いしずえ)=「たのきんトリオ」を世に知らしめるキッカケとなった、TBSドラマ『3年B組金八先生』(第1シリーズ)に関する音楽、通称「金八ポップス」=略称「K-POP」を取り上げてみたい(なお、この通称・略称は、いま私が勝手に作った俗称である)。

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