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2018年11月11日放送 第28回「70年代後半の関西で暮れていく秋」

第28回「70年代後半の関西で暮れていく秋」

■紙ふうせん『冬が来る前に』

  • 作詞:後藤悦治郎
  • 作曲:浦野直
  • 編曲:梅垣達志
  • 1977年11月1日

今のこの時期に最高に合う曲。1977年の秋、まさに「冬が来る前に」のタイミングに発売された。

『翼をください』『竹田の子守唄』という名曲を立て続けに発表したフォーク/コーラスグループ「赤い鳥」が1974年に解散、メンバーで夫婦だった後藤悦治郎と平山泰代が組んだのが紙ふうせん(ちなみに赤い鳥には『紙風船』という曲がある)。

この曲は43万枚のヒット。当時大阪の小学生だった私は、毎日放送ラジオの人気番組『ヤングタウン』で何度も聴いた記憶がある。歌謡曲しか知らなかった小学校5年生の耳に飛び込んで来たニューミュージック。77年の関西の秋が暮れていく。

この曲に加えて、山口百恵『秋桜』、岩崎宏美『思秋期』、オフコース『秋の気配』は、すべて77年のリリース。異常に豊潤な実りを生んだ77年の秋は、音楽シーンにとって天下分け目の秋だったのかもしれない。

なおこの曲は、私にとって「コーラス部の歌で、音楽室から校庭に聴こえてくるのにピッタリな曲」ランキングの2位である。1位はもちろん『翼をください』だ。


 

■アリス『秋止符』

  • 作詞:谷村新司
  • 作曲:堀内孝雄
  • 編曲:石川鷹彦
  • 1979年12月20日

あと10日ほどで80年代、沢田研二が『TOKIO』を発売する元日を迎えるのにもかかわらず、70年代を引きずった、とても物悲しい曲調。アリスが下降線をたどり始める直前にリリースした1曲。

しかし、それでも50万枚を売り上げているのだから、人気は根強かったということだ。アリスにとって『チャンピオン』『冬の稲妻』に続くヒットとなった。

この曲と言えば、何といってもTBS『3年B組金八先生』第1シリーズの傑作「十五歳の母」だ。中3の浅井雪乃(杉田かおる)が同じクラスの宮沢保(鶴見辰吾)を身ごもるという鮮烈なストーリーの回に、この曲が流れた。「♪あの夏の日がなかったら」という歌詞が胸に染みる。

また、私にとっては、これもまさに毎日放送ラジオ『ヤングタウン』で聴いた曲だ。アリスのメンバー=谷村新司は当時、ばんばひろふみと『ヤングタウン』金曜日を担当していた。実は私と『ヤングタウン』金曜日には、とある因縁があるのだが、それは私の著書『1979年の歌謡曲』(彩流社)をご一読していただきたい。

HP限定ボーナス・トラック

第86回ボーナス・トラック:「Cのリズムセクション!」

第86回ボーナス・トラック:「Cのリズムセクション!」

2021年4月11日放送

第86回「バンドやろうよ2」のボーナス・トラックとして、バンドの背骨である「リズムセクション」のことを取り上げたい。「リズムセクション」、音楽に興味のない方には耳馴染みのない言葉だろう。「バンドの中のリズム担当」くらいの意味で、定義は曖昧なのだが、一般的にはドラムスとベースのことを指す場合が多い。

第84回ボーナス・トラック:「松本隆の「匂い」を嗅ぎまくる!」

第84回ボーナス・トラック:「松本隆の「匂い」を嗅ぎまくる!」

2021年3月14日放送

第84回の企画「スメル歌謡祭」で私は、はっぴいえんど『12月の雨の日』の「雨」が、いつ、どこで降ったものなのかという謎を、丹念に検証した(正解「1969年11月30日夜、六本木通り西麻布近辺の雨」)。というわけで、今回のボーナス・トラックは「松本隆の『匂い』を嗅ぎまくる!」と題して、松本隆系スメルを嗅いでいきたい。

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