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2018年10月14日放送 第26回「80年代を代表する2大・大村雅朗イントロ!」

第26回「80年代を代表する2大・大村雅朗イントロ!」

私の新刊『イントロの法則80’s~沢田研二から大滝詠一まで』発売記念のイントロ特集。そのボーナス・トラックは、その新刊本の「影の主役」とも言える大村雅朗の代表作を2つ、ご紹介します。

 

■渡辺美里『My Revolution』

  • 作詞:川村真澄
  • 作曲:小室哲哉
  • 編曲:大村雅朗
  • 1986年1月22日発売

小室哲哉の出世作であり、大村雅朗の代表作。

ポイントは、大村雅朗による、デジタルなのに胸をキューンとさせるアレンジ。このイントロが蹴り出したのは、デジタルとアナログが混合していく時代であり、それ、つまりはJポップの時代である。

キューンとさせるのは、アレンジに加えて、コード進行の力も大きい。【Emaj7】→【F#onE】→【D#m7】→【G#m7】。このコード進行は、私が「後ろ髪コード進行」と呼んでいる、センチメンタルな進行で、他には、荒井由実『卒業写真』の「♪人ごみに流されて」「♪変わってゆく私を」や、オフコース『Yes-No』の「♪君を抱いていいの 好きになってもいいの」のところで使われているもの。「後ろ髪」を引かれるようなセンチメンタリズムが発生する進行である。

さらにキューンとさせるのは、12小節目から出てくる「♪フーウー」という超高音ファルセットのコーラスである。実はこれ、レコーディングの現場における、渡辺美里のアドリブから生まれたものだという――

と、これ以上の詳しいことは、私の新刊『イントロの法則80’s~沢田研二から大滝詠一まで』をご覧ください。もっと深い話を詳しく書いています。


 

■大沢誉志幸『そして僕は途方に暮れる』

  • 作詞:銀色夏生
  • 作曲:大沢誉志幸
  • 編曲:大村雅朗
  • 1984年9月21日発売

これも80年代大村雅朗ワークスの代表作の1つ。渡辺美里『My Revolution』(86年)と対比させてみると、この曲が、『My Revolution』の前哨戦(=イントロ)として位置づけられることが分かる。

「シンセサイザー」「カノン進行」「9th(ナインス)」がこのイントロの3要素。「シンセサイザー」を、テクノポップのように前面に押し出しながら、いかにポップでヒューマンな響きを作れるか。そのために「カノン進行」を有効活用して、日本人好みのテイストを振りまきながら、その上に「♪ッレ・レッ・レレ・レミ」という「9th(ナインス)」を乗せる。それで出来たのが、あのイントロである。

しかし、そんなイントロの後に来る本編、特にサビは、こちらはもう理屈抜きに素晴らしい。「♪もうすぐ雨のハイウェイ~」。この強力なサビが、イントロに含まれていた様々な実験性や緊張感を一気に洗い流し、シンプルに「ええ曲やなぁ」ということになる――

と、これ以上の詳しいことは、私の新刊『イントロの法則80’s~沢田研二から大滝詠一まで』をご覧ください。もっと深い話を詳しく書いています。


 

 

HP限定ボーナス・トラック

第86回ボーナス・トラック:「Cのリズムセクション!」

第86回ボーナス・トラック:「Cのリズムセクション!」

2021年4月11日放送

第86回「バンドやろうよ2」のボーナス・トラックとして、バンドの背骨である「リズムセクション」のことを取り上げたい。「リズムセクション」、音楽に興味のない方には耳馴染みのない言葉だろう。「バンドの中のリズム担当」くらいの意味で、定義は曖昧なのだが、一般的にはドラムスとベースのことを指す場合が多い。

第84回ボーナス・トラック:「松本隆の「匂い」を嗅ぎまくる!」

第84回ボーナス・トラック:「松本隆の「匂い」を嗅ぎまくる!」

2021年3月14日放送

第84回の企画「スメル歌謡祭」で私は、はっぴいえんど『12月の雨の日』の「雨」が、いつ、どこで降ったものなのかという謎を、丹念に検証した(正解「1969年11月30日夜、六本木通り西麻布近辺の雨」)。というわけで、今回のボーナス・トラックは「松本隆の『匂い』を嗅ぎまくる!」と題して、松本隆系スメルを嗅いでいきたい。

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