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2018年09月14日放送 第24回「別れといえば卒業、卒業といえば金八先生!」

第24回「別れといえば卒業、卒業といえば金八先生!」

別れといえば、傑作ドラマTBS系『3年B組金八先生』だろうということで、今回は、『金八先生』の卒業式の回を思い出させる、あの曲とあの曲をご紹介。

 

■海援隊『贈る言葉』

  • 作詞:武田鉄矢
  • 作曲:千葉和臣
  • 編曲:惣領泰則
  • 1979年11月1日発売

79年10月から2クール放映された、TBS系『3年B組金八先生』第1シリーズの主題歌にして、今や「日本の卒業式の主題歌」となっている1曲。

このシリーズと言えば、何といっても「十五歳の母」。中3にして妊娠してしまった浅井雪乃(杉田かおる)を、クラス全員で支えていく姿が感動を呼んだ。

『贈る言葉』といえばイントロだと思う。美しく鳴り響くストリングスは、卒業式当日の夜明けのイメージだ。金八先生(武田鉄矢)自身による、やや暑苦しい歌詞よりも、この曲は、特にイントロにおけるサウンド作りだ。

この曲以外にも、挿入歌として、海援隊『母に捧げるバラード』や、オフコース『さよなら』、永井龍雲『道標ない旅』などが使われた『金八先生』第1シリーズは、ドラマ全体に「ニューミュージックの香り」がしていた。裏番組の『太陽にほえろ!』は、井上堯之バンドによる「ロックの香り」が強く、ニューミュージック対ロックのガチンコ対決となっていた。

余談だが、第1シリーズの3年B組の教室には、山田麗子(三原じゅん子)と沢村正次(田原俊彦)と星野清(近藤真彦)が、斜め一直線で座っていた。この3人が数年後、歌番組で共演することになるなど、本人たちも思っていなかったろう。


 

■海援隊『人として』

  • 作詞:武田鉄矢
  • 作曲:中牟田俊男・千葉和臣
  • 編曲:大村雅朗
  • 1980年11月5日発売

とはいえ、『金八先生』と言えば、80年の秋から始まった第2シリーズに尽きる。テレビドラマ史上に残る大傑作。個人的にも、同じくTBSで放映された山田太一ドラマ=『岸辺のアルバム』『ふぞろいの林檎たち(パートⅠ)』と並んで、史上3本の指に入る。

シリーズの核をなすのは「腐ったミカンの方程式」。荒谷二中から放り出される形で桜中学に来た不良学生=加藤優(直江喜一)が更生していくストーリー。加藤と松浦悟(沖田浩之)が逮捕されるシーンで流れた中島みゆき『世情』は、私世代の多くの人の心に刻まれた。

注目すべきは、アレンジを大村雅朗が手がけていること。松田聖子を手がけて以降「80年代ポップスの音を作った男」とでも言うべき大活躍を見せるが、79~80年ぐらいは、フォーク系ニューミュージックの音作りで手腕を発揮していた。この『人として』における、カントリーフレーバー溢れる音作りなど「ザ・ニューミュージック」という感じだ。

第2シリーズの再放送を録画した何度も見ている。そう言えば最近ドラマの再放送が減っている気がする。権利関係の問題も色々とあるのだろうが、過去を振り返らないことは、カルチャーシーンを必ず脆弱にしていく。何度も再放送してほしい。特に『金八先生』第2シリーズと、『岸辺のアルバム』、『ふぞろいの林檎たち(パートⅠ)』は。


 

 

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