骨髄検査の結果、慢性骨髄性白血病であることを知ったヨンスは、ミンチョルに会いに行く。そして、今日だけでいいから、前のようにつきあってくれと頼むのだった。途方に暮れるミンチョルを強引に誘い、屋台で酒を飲み、「一度だけ、愛してるって言ってください。」と、首に腕を回した。様子がいつもと違うと思ったミンチョルは、ヨンスに何が起きたのかとソンジェに尋ねた。ソンジェはミンチョルを突き放す。「忘れる気なら近づかないでくれ。」今、ヨンスを守れるのは僕しかいない。ヨンスはソンジェの好意がうれしかったが、苦痛でもあった。好意に甘えることは、かえってソンジェを苦しめることになる。
セナのデビュー曲は好調だった。テレビ局の評価もいい。そんなセナにあのスナック「ピカソ」のマスターが近づいてきた。ゆすりに応じないセナの態度を見ると、セナと同棲していたという情報をマスコミに流した。ソンジェに心の安らぎを求めようとするセナだったが、ヨンスに夢中なソンジェには、そんなセナを思いやる心の余裕がなかった。
ヨンスは自分を責めた。自分の存在が周りの人間を苦しめているのではないか。ミンチョルへの愛も、ソンジェの好意も、清算しなければならないのでは。
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