
契丹族、部族長の娘チョリンを人質にして逃げたケドン。
逃亡の途中、チョリンが毒蛇にかまれる。ケドンは噛まれたチョリンの脚に口をあて毒を吸い出した。
その毒が全身に回りケドンは意識を失った。
とっさに、チョリンはケドンの剣に手をかけるが、自分の為に毒が回ったことに気づき必死に介抱した。
夜が明け、チョリンがケドンの顔に触れたとき、泣きながらケドンは寝言を言った。
「母上、私はケドンではありません。父上の息子、テ・ジョヨンです」。ケドンが持っていた首飾りが亡くなった母の形見と知ったチョリンは、奪ったそれをケドンに返す。しかし、洞窟を出るや否や、イヘゴが仕掛けた罠にかかり、兵士に囲まれてしまった。
異変に気づいたチョリンはケドンのもとへ駆け寄り、殺そうとするイヘゴからケドンを助けた。
ケドンは、首飾りをチョリンに渡し「俺にとっては、命より大事なものだ」と言って去っていく。
恋が始まる予感を感じた瞬間であった。
ケドンは馬に乗って高麗城に向かう途中、唐のスパイと間違われ、高句麗の兵士に捕まってしまった。
進軍前の景気づけに、唐のスパイを殺して勢いをつけようとする高句麗軍。
スパイと間違われたケドンは?
第134話【終】
テ・ジョヨンは遠征計画を実行し、そこで得た戦利品を配下に分け与え、戦勝した地域の王の地位も与えた。
第133話
突厥に到着したイムンに突厥のムクチョルは、渤海のコムと意見を戦わせるよう要求した。
第132話
テ・ジョヨンとイヘゴの一騎打ちは、テ・ジョヨンが勝利をおさめた。チョリンは、イヘゴの妻として毒を飲んで後を追った。
第131話
イヘゴを追い詰めるテ・ジョヨン軍に、シン・ホンは自ら囮になって敵をおびきよせ、その間にイヘゴたちを遼河城へ隠した。
第130話
捕虜交換の時、チョリンは川を渡ったがテ・ジュンサンは唐の兵の刀を奪い唐の軍勢に切り込んでいった。
第129話
チョリンはコムに自分が時間を稼ぐから、援軍を断ってきた靺鞨族を説得してくるよう命じた。