第7～9話

第 7 話
竹次郎は、信濃屋で隣に座っていた男がペンキ屋だと聞き、一緒に飲んで家に連れて帰る。翌朝、その立川という男は、迷惑がかかるからと出て行こうとするが、竹次郎が引き留め、小遣いまで渡す。たけしはこっそり書いた弘子へのラブレターを教室で落とし、弘子をはじめ、クラスメートの前で読み上げられてしまう。

第 8 話
真利子が胆のう炎で倒れ、英一郎の通う東大病院に入院した。家族の心配をよそに、竹次郎は、病気ぐらいでガタガタ騒ぐなと意地を張り、病院に行こうとしない。しかし、手術の当日は、酒の力を借りて病院へ見舞いに現れた竹次郎は、真利子を助けて下さいお願いしますと、医者たちにすがりつく。

第 9 話
たけしは、真利子を見舞いに東大病院まで歩いて行く。菊が真利子に何か食べたいものがあるか聞くと、ハマグリの吸い物が食べたいと言う。真利子が退院する日、たけしは自転車に乗って飛び出して行く。夜になって、たけしがクタクタになって帰って来た。たけしは、真利子のために千葉の幕張までハマグリを採りに行っていたのだっ
た。

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