第1～3話

第 1 話

昭和 30 年 5 月。6 年生になったたけしは、書道塾をさぼって野球ばかりしていた。

ある日、たけしのクラスに伊藤弘子という色白の美少女が編入してくる。

弘子は近所の駄菓子屋の娘で、病気で 1 年ほど入院していたため、もう 1 度 6 年生をやることになったのだった。

たけしは、少し大人びた弘子に一目惚れしてしまう。

第 2 話

たけしの通っている書道塾に弘子が入ってきた。

これまでいやいや書道塾に通っていたたけしは、弘子を目当てに欠かさず通うようになる。

真利子は勉強が嫌いなたけしの将来を心配し、私立の中学に進学させたいと竹次郎に相談するが、竹次郎は、勉強できるだけが能じゃねぇと大反対する。

第 3 話

真利子と菊は、たけしが教室を抜け出したことを、担任の山口先生から聞く。

それを外からのぞいていたたけしは、なかなか家に帰ろうとしない。

偶然たけしを見かけた竹次郎は、たけしから学校を休んだ弘子が気になって様子を見に行ったことを聞き出す。

竹次郎は、女のことなら父ちゃんにまかせろと、たけしを励ますが･･･。